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せいゆう丸釣行記

2016-10-28 04:41:00

昨日は北東からの風が強いため、一昨日から沖の中止決定してましたが、相変わらず暗いうちに内海港に到着して暫らくキャビンの中で仮眠をとっておりました。

 

うっすらと明るくなってきたので隣のジュニアくんに乗り込み、早速キリキリパーでサゴシを狙うべく出港。

 

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赤灯台と白灯台の間を何度かクルクル回ってみたが、サゴシの反応はないしピョンピョン跳ねる姿が見られない。

 

結局3回ガツンがあって獲れたのは3本指のタチウオ1匹だけでして、多分獲れなかった2回のガツンもタチウオだったのでしょう。

 

タチウオのお顔は何か平面的で、口に幅がないので角ツノの針が口の中に刺さって釣れることは珍しく、たいがい顔の側面に刺さって釣れてきます。

 

ですからガツンと来ても針掛かりしなかった場合、タチウオだった可能性は高いと思もちょります。

 

 

 

さてさて、今日は昨日仕入れたおもろい話と、ためになる話を紹介しますわ。

 

 

 

まずおもろい話ですが、友達の漁師で出漁率・漁獲量ともにナンバーワンのお方なのだが、昨日結構長い時間最近の海あれこれについて電話してきてくれたのですが、最近お魚の映りが悪くなったため魚探が壊れた気がして感度をかなり上げてるそうな。

 

確か普段レベル50にしてるのをレベル80まで上げてると言ってたな。

 

S00005.png

 

とにかくどこに行ってもお魚が瀬のどちら側にも付いていないし、出てもほんのちょっとだし、移動する間の海底は砂漠のようだしで魚探の故障を疑い感度を上げたそうだが、結果はやはり同じだったげな。

 

 感度を上げると逆にノイズが増えて見づらくなると思いますが、映るお魚が気持ち増えた感じもするとは言ってたっけ。

 

「それってお魚が居ないから映らなくなっただけじゃないの?」 と自分が突っ込むと 「うん、魚が居らんなったという結論に達したわ。」 とのことでした。

 

職業漁師が思わず魚探の感度を上げてしまうほど、最近の内海界隈の潟付近のお魚の姿が忽然と消えてしまったのであります。

 

底引き網の漁船が引っ張って回ってるからだとか、いや水温の関係だ、いや潮の流れだとか様々なご意見聞きますが、とにかく理由はお魚にしか分からないのでして、比較的魚影が確認できる沖の深場に行って餌を撒いて辛抱強く待つしかありませんね。

 

よって沖が激流の時は、その日はもう諦めるしかありませんなあ。

 

潟への流浪の旅は長くて疲れるばかりだから、沖が激流の時は黄金の瀬の浅い場所に行き、駄目元でやってみるのも良いかもね。

 

本当に今は潟にお魚居ないよ。

 

 

 

次にためになるお話ですが、懇意にさせてもらってる漁友のMA氏のお話であります。

 

アジ釣りの時に喰ったと思ったらすぐ外れるってことが良くありますけど、そんな時は針の返しが鈍くなったことを疑うと良いそうだ。

 

MA氏はサビキを手作りされるそうだが、タイの口は硬いのでタイが喰ったあとには針の返し部分が鈍くなってないか必ず確認するそうな。

 

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喰いが悪い時には針掛かりしてすぐに外れることがままありますが、喰いが浅いから外れやすいだけじゃなく、針の返しが鈍くなってて、むざむざ逃してることが結構多いのだとおっしゃるのであります。

 

自分はあまり考えたことのない話なのでつい聞き入ってしまいましたが、こうやって突き詰めてこだわって考えることも大事なんだろうねえ。

 

キャビンでゴロリとなって昼寝することばかり考えとらんで、もっと繊細な奥の部分を探求する姿勢が自分には必要かもしれませんなあ。

 

多分、相当大雑把な性格の自分には無理な話と思いますが・・・。

 

 

 

そんなこんなでお喋りばかりしていた昨日は、結局キス釣りに行く時間がなくなってしまったので、今日の午後に雨が止めば行ってみることにしますわ。