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せいゆう丸釣行記

2016-09-21 02:44:00

台風の夜は田野の親宅にお泊りしてました。

 

そのため毎日欠かさず何かを書いてた記事を、昨日久々にアップ出来なかったのですが、 「船長!ブログがアップしてなかったけど、まさか船が沈んだのと違いますよね?」 と猛烈な内容のお電話やメールを数件頂いた。

 

はい、お船は全隻大丈夫でしたよ。(笑)

 

 

 

親宅で腹一杯焼酎飲んでお寝んねしてたら、午前2時過ぎに風と雨の凄まじい音で目が覚めてもうた。

 

南風が北風に変わったので台風の中心が宮崎を通過したと判断して、カローラで内海にいざ出陣と相成りました。

 

 

 

傘が役に立たないくらい大雨の中、車に乗り込んだ時は服がビッショリと濡れまして、車のガラスの内側が曇ってしようがない。

 

エアコンどころかファンも回らないので、どうにもこうにもガラスが曇って前が見えない。

 

道路はどこも川の状態だし、そろりそろりと走らせてもオルタネーターがエンジン下部に位置しているので、「水が掛かったぞー」 と、ピーピー警告音を出すものだから、うるさくて仕方がない。

 

「こりゃ暫く様子を見るか」 とファミリーマートの駐車場で待機するも、だんだん雨が激しくなってますますガラスは曇ってくる。

 

ティッシュで拭いても拭いてもすぐ曇るから、ヒーターの代わりにライターでガラスを炙ってみたが、ごく一部分しかスッキリしないのでライター作戦も断念。

 

そうしているうちに何となくティッシュの効果で曇りが取れて来たので、内海に向けて再出発することにしました。

 

 

 

オルタネーターのピーピー音に悩まされながら木花への道を進んで行くと、熊野川の手前でヤバそうな道路の冠水状態だったので、止まってバックして様子を見てたら水位があっという間に上昇してきて、車の床に波が当たる音がし始めた。

 

「ヤバイ!」 ってんでさらにバックすること100m、ようやく冠水してない場所にたどり着いたが、その間バックしている自分を追い越して勇猛果敢に突進して行った2台の中型トラックが、ずっと先で止まってしもた。

 

後で分かったのですが、その付近に喫茶店のビーンズってのがありまして、2度目の内海パトロールで通過した時店の人が椅子やテーブルを外に出して干していたので、やはりあの時トラックは完全に立ち往生したのでしょうなあ。

 

自分はUターンして沖電気方面の道路に向かい、やっとこさ内海港に到着したのは親宅を出て2時間後の午前4時でありました。

 

内海全体が停電してて、信号や橋のあかりも全て消えてて真っ暗な中、カローラから見た港の中には全てのお船が浮かんでいたので一安心。

 

停電の関係か携帯電話の電波が 「圏外」 になってて、台風情報も聞けないので再び田野の親宅に戻りましたが、これまた付近全体が停電してたので、カローラにいつも積んでいる発電機を準備して、とりあえずテレビと冷蔵庫2台と照明を動かすことにしました。

 

停電の時の発電機は便利だね。

 

特に照明はありがたい。

 

嬉しそうに2人並んでテレビを見ている老夫婦を眺めていると、親も年を取ると何もできなくなるから、随分可哀想になりますがね。

 

 

 

昼前に2度目のパトロールに出かけたら、こんな光景に出くわした。

 

P9201023.JPG

 

胸が痛みますなあ。

 

大事な大事なお船が、理不尽にも海に沈した姿を見た時は、とてもむごいものがありますね。

 

 

 

陸上保管している2隻のお船も、事前にロープで縛ってたので微動だにしてなかったが、よそのお船の中はひっくり返る寸前だったり、鼻先があっち向いてしまったりと、こんな時に普段の管理不足が露呈してしまいます。

 

おかげさまで自分のお船を係留している場所では、何事もなかったようにお船がプカプカと佇んでいたので、とりあえず一安心でありました。

 

P9201024.JPG

 

今日は予報によると北風が午前中強めに吹くそうで沖に行けないし、シケ明けに潟で釣れた試しがないので、休漁にしました。

 

ヨーロッパ中期予報では、月末に再び同じコースを辿る台風がやって来るみたいだから、今月の打率は今年最低になるのは必至だね。

 

こりゃ、どげんかせんといかんですなあ。