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せいゆう丸釣行記
昨日の朝、目が覚めて内海に向かったけど、何となく気分が乗らなくて仕事せんで帰ってもうた。
堀切峠から見た日向灘はうねりに風波が加わって、もうグシャグシャ状態でありました。
当然お船の姿は1隻もありませんで、漁船もプレジャーボートも全部避難港に退避しております。
帰りに365つり具えさ店に立ち寄り店主とおしゃべりしてたが、話題がサビキのことになりまして、釣具メーカーのサビキには廃盤になってしまうのも結構多いそうで、特にウーリー系のサビキは最近ほとんどラインナップから外れているみたいです。
数社の釣具メーカーのカタログで探したものの、宮崎で盛んに使われているウーリーミックス系は見当たりませんでしたわ。
市内の一部にはオリジナルのサビキを釣具メーカーに作らせているお店もあるようだが、大型量販店にはもう置いてなかったですね。
ケイムラ(蛍光ムラサキの略)や蓄光など新しい素材のサビキが主流になってしまったようで、単色に近いものばかりでは自分的にはあまり面白くないのであります。
このお写真のサビキは、自分の標準にしているウーリーを中心にしたミックスものでありまして、ウーリーの他に魚皮やラメ魚皮やワームも付いております。
自分の場合客観的に、釣れる・釣れないの傾向が見て取れるものですから、その日のお魚が好むサビキの種類は何投目かでだいたい判断できますね。
経験上分かっていることは、ウーリーを中心にしたミックス系が一番安定していることなんですが、釣りをしながらもお魚がどの色やどんな素材を好んで喰っているかを注意深く観察して、傾向を察知するようにしております。
アジの場合、白のウーリーが好みの時が多いようですが、濁りがあったり潮が速い時などは、赤が良かったり青が良かったりと予想つかない上に、短時間にガラリと好みが変わることはしょっちゅうですね。
釣れている時にわざわざサビキをチェンジする必要はありませんが、ある程度釣れて余裕ある時にはミックスの中で一番釣れていると思われる色や素材の単色物に変えてみると、思わぬ好結果を生むことがあるかも知れません。
「ああ、今日はこの色を好んだむんだな。」 と自分で納得する程度のお話なんですが、ただ闇雲にバンバン釣るだけでなく、船の下のお魚のことを色々想像しながら釣るのも一興だと思いますがね。
ところで普段自分が好んで使っているサビキを写真で紹介しますわ。
これはガツン・ミジュンという沖縄方面のサビキで、2色のスキンの蓄光タイプで、曇り空の時に良く釣れるサビキです。
ハリスが5号までありますが、針が小さいので喰いが渋い時に効果的ですね。
これは同じガツン・ミジュンのウイリーのラメ入りで、3色の6本針であります。
蓄光タイプと同じく針が小さいので、喰い渋りの時に良いですよ。
針が小さいとアジの喰いが良くない時でも、食い気はないけど思わず口にしてしまう感じで釣れることがあります。
晴れた日でも釣れるサビキです。
これは潮が極端に濁っていたり、暗い時に効果的な蓄光タイプのサビキです。
針が大きめだから一旦喰ったら外れにくいのが特徴ですが、明るい時にはまるでアジが相手にしてくれない危うさがあるサビキでもあります。
このサビキを最初から決して使ってはいけないと思っております。
日が暮れる前には良いかもね。
最近ファンがたいへん多いと聞くケイムラのサビキでありますが、自分は何度か使用しただけであまり好んで使用してないけど、良く売れているとのことで写真を掲載しました。
ツボにハマるとよく釣れるサビキなのかもしれませんね。
話は変わりますが、昨日市内のある釣具店に立ち寄った時にお店の方に 「台風がウロウロしてて嫌ですね。」 と声かけたら、 「船は出てますよ。良く釣れてますよ。」 と驚愕のお答えをなさってた。
どこのどんな人間が、こんな台風の影響をもろに受けてる真っ最中に、遊びで沖へ出るんじゃい。
プロだから海の状況を知らぬはずはないが、お客を確保するためそう答えてるのか、何も考えずいつもそう答えているのか知りませんが、世間はこんなものかなあと思いましたね。
知らないお方が聞いたら 「ああ、大丈夫なんだ、釣れてるんだ。」 と思ってしまうわな。
それを信じて船に乗り込んだらどんなことになるんやろうかね?
もし出られたとしても、多分港を出たところで全員ゲロッポになって、まともな釣りが出来ずそのうちスゴスゴ帰ってくることになるでしょうなあ。
まっこと恐ろしいお話を聞かせていただきました。
昨日も書いたけど、台風10号が関東か東北に上陸したあと、別の台風が九州に向かって来るみたいだね。
そろそろ、今捕れの新鮮なアジの刺身が食べたくなったよお。