Welcome
Information
せいゆう丸釣行記
灼熱地獄の毎日でありますが、昨日はシイラのでかいやつが出没して、暑い上にさらにヒートアップしちょりました。
何故か自分は前世でシイラの餌となるトビウオだったのか知らないが、シイラに対してムキになると言うか、あやつを見かけると闘争心に火が着いてしまうのであります。
釣り師はシイラに対して釣り対象のお魚のイメージをあまり持たれないようで、 「ああ、シイラね。それって食べられるの?」 ってな感じなんですが、シイラの白身は絶品でして、有名な北浦の揚げ身はこのシイラを原料にしてあります。
昨日はあまり潮が動かず、潟の方で釣っておられたお船の情報ではアジがまるで釣れないとのことで、直接沖の深場へ行くことにしました。
一昨日ウメイロが釣れた場所からスタートしましたが、高級魚のウメイロが目論見通り釣れ始めた頃、お若いお方が船首でポッパーをひょいと投げられた。
するとすぐにでかいシイラがヒットしたがバレてしまったものの、直後に別のさらにでかいシイラがルアーを咥えて逃走始めた。
PEの1.2号のラインだそうで無理が出来なくてかなり難儀していたものの、20分くらいかけてようやくギャフを打たれることとなりました。
久々の10kgクラスのどでかいシイラでありました。
釣り上げた後は足と手がプルプルしとったし、燃え尽き症候群みたいに放心状態で、しばらく竿を握らんかったなあ。
で、当然クーラーに入らないので包丁で解体しておられましたわ。
身は癖がない白身だから、ホワイトソース系やバターのソテーの材料にするととても美味しいよね。
鶏肉の代わりにグラタンの具にしても美味しいよ。
潮がお昼頃に止まってしまって釣れなくなったし、暑くてたまらんかったので早上がりしましたが、アジには恵まれなかったけどイサキやチダイや高級魚のアカヤガラなどが、まあそこそこ釣れておりました。
でも相変わらずあんまり釣れてないですね。
いつかは市場に出すくらいの勢いで釣ってみたいが、でも多分ある程度釣れたら飽きちゃって帰るだろうね。
自分は必要以上に釣るのがあんまり好きじゃないんだよな。
ところで来週は台風が南海上をウロチョロするみたいで、ほとんどダメみたいだね。
依頼されている修理や自船の整備もわんさかあるので、波が高い時は諦めて橋の下の天然ドックで作業しますわ。
お楽しみはお昼ご飯食べたあとのお昼寝でして、あるお方から頂いたエアベッドが実に心地よくて、涼しい橋の下の陰でセミの鳴き声や潮騒を聞きながらおねんねするのが、最近の自分のお気に入りでございます。
こんな毎日がなんか幸せですがね。