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せいゆう丸釣行記
甚だ残念でありますが、今月の出漁は諦めることにいたしました。
台風のうねりも然ることながら、北東からの風と波が昨日からえげつなく激しくなったので、暫くはお休み状態でありましょう。
暇なものでそんな時に出来ることはただ一つ、この釣行記のネタを探して直球・変化球を交えながら書き込むことなのですが、ネタが最近尽きてきた感がありまして、何かないかあれこれ探しております。
そんでもって唐突にオートバイの話題を。
自分がまだ若かりし頃、オートバイにのめり込んでいた時期がありまして、今もそうですが家や車には全く無関心でありまして、オートバイとお船のライフにはどっぷり浸かっておりました。
しかし結婚して子が生まれ家族が増えてくると、オートバイは危ないんだってことに気がつくこととなり、30代前半に初代のガンマ250を最後に、バイクライフに別れを告げることにしました。
で、そこから10数年遡り、初めて手にしたバイクが、このスズキのバンバン50でありました。
確か自動車の免許を取った頃だから19歳だったと思う。
それまでアルバイトで市場の仲卸しに行く時もどんな時でも自転車だったから、ペダルをこがずに進む事に物凄く感動したことを今でもはっきりと覚えております。
え、今からもう40年も近く前の事なんだ。
そう考えると、自分って結構長く生きているんだなあ。
で、何故バンバンだったかと言いますと、その当時大淀川の河口の北テトラポットでルアーでのエバ釣りにのめり込んでおりまして、エバ釣りのオジさん達がバンバンで颯爽と砂浜を走っているのがものすごく羨ましかったからであります。
その当時、北テトラポットに行くには砂浜を何キロも歩かにゃならんかったもんで、とにかくしんどかった。
それでもエバが釣りたくて釣りたくて、オジさん達がぶっといタイヤで柔い砂浜をもろともせず走り抜ける姿を、てくてく歩きながら羨望の眼差しで見ていたものです。
でも、もう40年前のことだから、そのオジさん達はこの世にもういないかもね?
それでアルバイトのお金が貯まりめでたくバンバンが買えて、早速一ツ葉の砂浜で試験走行。
あのオジさん達と同じように、砂をもろともせずズンズン走るはずだった・・・。
が、オジさん達のバンバンは90ccか125ccの排気量があり、自分のは50cc。
タイヤは太くて問題なかったが何せパワーが無さ過ぎて、砂浜では全く前に進まなかったのであります。
愕然とし、呆然としたのは当然でありますが、そんなショックな出来事が後々の自分がエンジンに深く関わるきっかけになるとは、勿論その当時知る由もなかったんですね。
「何でやろう?何で力が無いんやろか?」
せっかくお金貯めて購入できたのに目的を果たすことができなかった悔しさが、自然にそんな「何故」 の考えに向かわせたのでしょうかね?
その後キャブレターの空気量を調整するスクリューのセッティングの不具合で、スロットルを全開にするとストールする症状が出て、「何でやろか?」 と、いじくっているうちに何となくその理屈を会得して、バイク屋へ修理に出すことなく直してしまった出来事も、現在の何が何でも自分で修理しちゃうスピリットを築く契機になったのかも。
そのバンバンで福岡まで10時間以上かけてツーリングする途中、加久藤峠でオーバーヒートして湧水をぶっかけて冷やされながら走らされたり、ガソリン代がもったいないので灯油をどの位混入したら不具合が出るか試されたり、とにかく過酷な使われ方をされた後、10数年後哀れにも廃車とあいなりました。
次に手に入れたのはいきなり中型バイクのカワサキZ400B1でありました。
次回に続く。
カレンダーについて、明後日30日に変更が出ました。
良かったらチェックして下さいな。
出漁できるかできんか微妙だけどね。