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古本屋日誌
今朝は少し冷え込んだが次第に日差しが戻り気温も上がって陽気となりました。
春先は宿替えや人事異動で古本屋の仕事が立て込んでくるために、在庫がたくさんあったり、倉庫に溜め込むバルクが不足していて、「まあいいや、とりあえず安うして処分してしまお」と各地で格安の古本市が開催されています。
また古本屋によっては専門が古典籍だったり洋書やら中世以降の図鑑だったり、浮世絵だったりする専門店もあります。そういうお店の場合、お客さんから「ちょっと見んにきてや」と依頼を受けて参上したらおまけでたくさんの岩波文庫やらちくま学芸文庫やら講談社学術文庫やらを下さるので持って帰ったが「うちはこういうものは扱わないから」という理由で相場も関係なく一冊50円とかで売って行くこともしばしばあります。
私も以前はよう出かけて初日の開幕時に駆けつけていたのですが、安いとついつい買い過ぎてしまいます。予定では「面白そうな本があったら買おう」とか「かなり安なってたら買お」と思っているんですが、他のお客さんがどんどんこうていくのを間近に見てしまうとなぜか負けてなるものか‼️といらん本までこうてしまいます。まあ人のこうてる本なんか興味も関心も違うわけだからどうでもいいのについつい横目で見てしまい「あー、あの本は欲しかったなあー負けてしもたわ」とか思うわけです。そのために負けてなるものか‼️とさらに必要ないものにまで手を伸ばすことになりますね。
岩波文庫の「曽根崎心中」とか角川文庫の一色次郎の本とかソフトバンク文庫の「大聖堂」とかなんですが、家に帰ってさて読みましょうとなってこうた本を取り出したらさっき書いたような本が入っていて「こうた覚えがないんやけどなあ」と不思議です。
まあバーゲンはどんなものでもおんなじですね、うちの母親もタイガースご優勝した時の阪神百貨店のバーゲンに出向いて赤いビラビラのスカートやらピンヒールの靴をこうてきてました、もう古希だというのに。
今朝は5時過ぎに雷鳴が轟き激しい通り雨がありましたが、そのあとは晴れてきて風が強いが、気温はさほど下がってはおらず過ごしやすい。
ゴルゴ13の総集版203が小学館から出て「ビッグデータ」が収録してあり、様々な手段を弄してかき集めたデータを基に大手の広告代理店が金儲けを狙って地元のスーパを潰そうとする話です。その中にポイントを500集めたら無料でアイドルのコンサートに招待する企画の話があり、ポイントの集め方が面白かった。
そのアイドルが出ているCMを50回視聴するというのが最低限のノルマになっていてスマホでそのCMを撮影しているシーンが描いてあって「これだけ見せたら一種の洗脳でコンサート会場では無意識のうちにタレントグッズを買いよるやろ」とある。まあそうだろうな、しかしCMを見た証拠をネットに登録するとは少々くどいのではなかろうか。主催者の広告代理店はさらにあくどいことを企んでいて、コンサート会場に入場する際に、客のスマホに蓄積されたポイント数をチェックするのだがその際に無断でスマホに蓄えてある全てのデータもコピーして盗み取ってしまうのだ。そのデータを商売に活用したり、さらには人には言えない隠れた面を見つけて恐喝まで働こうというのだから気合い入ってますね。
それはそうとコンサート会場に入ろうとしてスマホを読み取り機にかけたところポイントが不足していて入場を断られた客が大阪弁で「金ならいくらでも出すで、たのむから入れてくれや‼️」と係員につかみかからんばかりの勢いで迫るのですが、なんかこういう下品な大衆は必ず大阪弁でまくしたてるというステレオタイプで不快ですな。
さいとうたかおは今里の散髪屋のせがれだと思うんですが、反省してもらいたいものだ。
女子供に対しては男が「気ぃつけや」とか「気ぃつけてな」ということはありましたが、客にとかおっさんにいうことは記憶にありません。おっさんが気をつけることといえばうまそうな飲み屋にふらふら入って長尻になることくらいしか思いつきませんからね。
ずっと使ってきたのにとんと聞かない大阪弁は多い。「もういぬさかいな、本かってくるけどええな。さしがおったで、気ぃつけや。いにしなになそーごとまっさかや行てくるよっててんごしゃんと待っときや。さいぜん、地震ゆったな、あんたなくわいゆうて女の腐ったみたいなやつやな、あわてる乞食はもらいが少ないゆうからせいてたらあかんで。あー草履片ちんばなってもうた、めばちこでけたし、青タンもあるし、あくちも切れたしえらいこっちゃわ」
今朝はまだ雨が残っていましたが、昼前くらいからあがり、日差しが時折さしてきました。
企業の経営者の遺産を展示する博物館は「藤田美術館」や「東洋陶磁美術館」「香雪美術館」などが有名で藤田美術館は例の世界に3器しかない曜変天目茶碗や源氏物語絵巻を所蔵しているし、先日もオークションで300億円からの売り上げを記録し新美術館建設の足がかりを築いた。
翻って松下幸之助のはこれといった美術品も骨董品もなく単に松下電器がこれまで作ってきた家電の歴史を「世界の家電の未来を切り開きましたでござーい」と夜郎自大に見せびらかすだけのものだ。
松下電器は藤田に対抗してか門真市駅近くの本社横にたくさんの桜を植えて、春にはソメイヨシノの春爛漫を楽しむことができて無料で開放しているのだが、大したスペースでもなく、周りは工場や道路に取り囲まれていて雰囲気を楽しむ余裕など持てない。藤田の庭園は大川に面している上に面積も広大だし、横には蛍の群生まで見られる「太閤園」があるし、松下電器のチャチな公園はまことに恥ずかしい。
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今朝は曇り空で昼前からポツポツ雨が降り始めています。3月10日は東京大空襲の日で、卑劣なアメリカによる無差別大量虐殺が行われたわけで、アメリカの加害責任を問う声があまりないのは理解に苦しむ。無辜の大衆を皆殺しにしようという考えはナチスドイツのユダヤ人虐殺と何も変わらない。
「週刊ポスト」の井沢元彦の「逆説の日本史」は呉座勇一への公開質問状と称して、呉座が朝日新聞などで井沢の名前を挙げて「勉強不足」とか「作家の思いつき」と批判したことへの怒りが述べてある。
井沢によると「安土宗論八百長説」は東大閥の学者が唱えたものだが自分がそれを否定する正しい論文を見つけた、今や八百長説を否定するのが学会の定説となっているわけだから、自分の言論活動はそれなりに意味があるはずだ。また現在の「飛鳥時代」という時代区分は都がずっと飛鳥にあったわけではないので不合理で、自分は「首都移転時代」とすべきだと思うという。
井沢の「猿丸幻視考」は殺し方のトリックがデタラメではあるがまあまあおもしろいし、「逆説の日本史」は八切止夫みたいで私は大好きです。今回の反論は安土宗論を取り上げているが、通説に異を唱える考えを自分が思いついたというのではなく他人のふんどしで相撲を取ろうといういうところがゆるいな。また時代区分の話は相手にもされんだろうな。井沢にはできたら足利義満暗殺説で呉座勇一に挑んでもらいたいものだ、これは正しい考えだと正面切って主張をぶつけてもらいたい。
井上章一が「古墳時代」や「安土桃山時代」に異を唱えた時ももちろん誰も相手にしなかったからね。白川静の漢字の語源説も基本的にはスルーされてました。高島俊男は「漢字には形声文字があって読み方と意味が分離しているものが多いわけだから全部象形文字のように解釈しようとするのはおかしい」と書いていたけどね。