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古本屋日誌
2019-03-29 11:45:00
今朝は花曇りで近所の北巣本小学校のサクラはすでに満開となっています、ただ旧寝屋川沿いの桜並木は三分咲き、おはかのは蕾膨らむといったところです。
このところお客さんから著名な文庫本の1刷を探してくれたいうご依頼を続けて受けました。1刷は帯が付いていたり、特別なカバー絵があったり、カバーの裏にもスペシャルな仕掛けがある本もたまにはありますが、基本的には古びて保存状態がよろしくはなく、また誤植がそのままになっていたりしますから読むぶんにはイライラさせられます。ただ保存状態が素晴らしく良かったり、帯に面白い推薦文があったりすると楽しくはなりますね。
また自分の思い入れの強い作品であると手にしてみたくなることは理解できます。ソルジェニーツィンの「収容所群島」の新潮文庫1刷はあまりみたことがありません、冒頭の「あなたは逮捕されました」の一文は刺激的で確かに初版を手にとってみたくなります。また講談社文芸文庫の吉田満「戦艦大和の最期」の帯付きの1刷はぜひとも手に入れたい感じもします。中身は大量虐殺の血腥い話ですが、戦闘直前に厨房から全艦アナウンスで「今日の夕食のメニュー」が楽しそうに流れるホッとするシーンもあって、これがブルーと白を基調にした文庫の装丁と妙にマッチして心惹かれます。