Welcome

古本屋日誌

2021-10-12 21:58:00

今日まで天王寺さんの古本市。

最終日はどんなものかと行ってみた。

100均コーナーでは500円で大きなレジ袋に詰め放題をやっていた。

また岡山の不死鳥ブックスは当初300均一だったが最終日は100均になっていた。

初日はすごい人出だし、土日も同じだから、平日で最終日の今日はかなり人も少なくゆっくり本を選べた。

初日は焦っていたり、たくさんの本をチェックするのが面倒だと思ったり、近くに人がたくさんいて落ち着かなかったりして集中できない。

だから人出の少ない今日の方が、落ち着いて本を選べるのでいい本と出会えるようになるものだ。

iPhoneから送信


2021-10-11 23:32:00

10月10日にNHKの日曜美術館で谷内六郎の特集が放送された。

テレビの影響は大したものでうちの谷内の在庫はその日のうちに全部売り切れた。

日本の古本屋サイトやメルカリのも売り切れになっている。

谷内六郎はなかなか繊細な画家で、日本の四季を独特の細やかな視点で切り取る。

こういうマニアックな日本の原風景がいいのなら、秋田の版画家の勝平得之も素晴らしいんだけどな。

また藤田嗣治の秋田の巨大な絵画もいいじゃないですか。





iPhoneから送信


2021-10-10 22:32:00

今日は天王寺さんの古本市の3日目だ。

古本市は初日は色んな面白い本が見られるが、お客さんも多いのでゆっくり立ち読みしながら本を漁る楽しみには馴染まない。

その点3日目ともなるとひとの流れも落ち着きゆっくり古本屋廻りを楽しめる。

ただこのところはものすごい暑さで、とても10月半ばとは思えない。

汗だくになるうえに、強烈な日差しもあって、下鴨の古本市のような状態だ。ただ下鴨はそれに加えて藪蚊の襲来もあるけどね。

下鴨も天王寺さんもそうなんだけど、暑いし、雨も降ってくるし、屋外だから風で砂が舞い上がって本の表紙や小口に張り付いてザラザラになるし、強烈な日差しで本も焼けてしまう。

どう考えても屋内会場の方がいいのだが、何故かそうならない。

5月の岡崎公園、勧業館だけは屋内だがやはり会館の使用料が問題なんだろう。

でも京都の人はおかしいから金の問題だけではないのかもしれない。

「むかしからな、商売人は楽しよ思たらあかんねん。額に汗してお客さんに楽しんでもらうそれが古本屋ゆうもんや。だいたい古本屋ゆうたら露店やったんや‼️外で商売すんのは当たり前やで」てなことを言いかねないからな。



iPhoneから送信


2021-10-09 21:08:00

文藝春秋から出たルドガープレグマンの「希望の歴史」には興味深い話がある。

第一次大戦での戦死者の原因を調べたら前線での戦闘ではなく後方での爆撃や長距離砲によるものが極めて多い。

これは前線の将兵は敵兵を目の前にしてもなかなか発砲できず躊躇してしまうからだという。

なんでも発砲できたのは全体の一割くらいしかないのだそうだ。

これは人はそもそも善人でいくら戦争とはいえそう簡単に殺人を犯すことはできないからなんだそうだ。

ルドガーは1914年のクリスマスに塹壕戦を戦っていたドイツとフランスの将兵が期せずして賛美歌を歌い合い、挙句サッカーの試合をしたり、宴会まで催した語り合ったりしたことも挙げている。

これも人の性がもともと善なるものであることを印象付けるという。

なるほどね。

これまでも戦争では様々な飛び道具が使われた。重火器もそうだし、飛行機、弓矢や投石などもそうだ。

その目的は接近戦で敵に対してしまったら、こっちもやられる危険性が高くなる、つまり我が身かわいさからと理解されていた。

ところがルドガーはこの理屈を覆して他人や敵兵への思いやりから接近戦では矛先が鈍ってしまうからだというのだ。

iPhoneから送信


2021-10-08 17:55:00

今日から天王寺さんで古本市。

早速行ってみた。

例によって大阪、岡山、奈良、滋賀、京都、兵庫、静岡、鳥取の古本屋が集っている。

岡山の「不死鳥ブックス」は大型のテントを4つも設営して300円均一で本の他にレコードを大量に販売している。

おそらく10トントラックで岡山から運び込んだものだろうが、10月とは思えない猛暑の中その労力を想像すると神々しくさえ思える。

新しい単行本や文庫本はない。かなり昔の本、例えば広辞苑の初版や筑摩書房や角川書店から出ていた日本文学全集の端本、古典文庫が目についた。


古本屋の交換会や客から買い取った本で通販にはなじまないものを出品しているのだろう。

通販で本を売るときに避けて通れないのが客が持ってくる通販向きでない本のことだ。

店舗なら50円とか100円で売れる本でも通販では売れない商材はたくさんある。

古本屋によっては無人店舗を設置して販売してさばこうとする店もあるんだが、聞いてみたら「せやなあ、日に千円とか二千円とかやな、でも盗まれることはないな。うちも盗まれたらやめとこおもてたんやけどな」

このあたりは悩むところだろう。

以前は神戸の口笛文庫や昼猫堂、広島の古本屋も参加していたが今回は参加していない。


初日なのでレジに行列ができている店もある。

ある古本屋のレジのすぐ横に写真を売っているコーナーがあって「これはすぐに勘定してください」とある。

写真を持って本を探したら写真が傷んだり、本のあわいさに紛れ込んだりするから、買うと決めたらすぐ勘定してくれということだろう。

見ていると写真を何枚か持った爺さんが、それを逆手にとってたくさんのレジ待ちの人たちを尻目にレジに割り込んで「写真やからすぐ勘定してくれ‼️」と言っている。

店の方は「ほんまは並ばんとあかんねんで、ようさん並んではるやろ。しゃーないから今回だけ特別にやったるけどな」と応対している。

爺さん、婆さんが傍若無人で恥知らずなのはどこでも見られることだよなあ。

無駄に馬齢を重ねて見苦しい。




iPhoneから送信