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古本屋日誌

2021-03-18 16:33:00

主要な大学は文学部紀要、経済学部論叢みたいなうちわ向けに研究成果を載せた雑誌を発行している。

また特に文学部の教員は発行部数が250とか300部なんだが、定価19000円プラス消費税みたいな値段で専門書を出している場合がある。

版元は京都なら臨川書店、東京なら勉誠出版などだ。

この手の本は以前は極めて扱いにくく古本屋泣かせだったが、ネット社会となり、Amazonや日本の古本屋サイトを通じてかなり売りやすくはなった。

それにしても

「真福寺善本叢書」28000円などがどんどん売れていくことはない。

文学部はつまりはその専攻のサークルなので先輩が出した高価な本の買取を命じられたり、売ってくるように言われたりするのだが、全国向けに250部とかでは資源の無駄である。

本来はネットで必要な人、おそらく全国で15人くらいだろうが見られるようにアップしておけばいいだけで、大枚はたいて箱入り上製本にする必要などない。

それはさておき出版元の臨川書店や勉誠出版は文学部の教員との深いつながりができるので、用済みの本の買取がいくらでもできる。

これを相場で売ることもできるし、そうしている古本屋もある。(例えば阪大の近くの太田書店)

しかし売ってもらった先生方から「お前んとこえらい安うでこうたのにものすごい値段付けて売っとるそうやな」などと嫌味を言われるのも健康によくない。

それで文庫やその他を含め安く売り払うケースが多々あるのだ。

 

文学部の教員は例の高額な単行本には憧れの気持ちを持っていて、自分も早く書いてみたい‼️とおもっているものの、一般書の出版にプライドを持っていない人も多い。

それで文庫本や新書が安売りされていても「あんなもんはあんなもんや」で納得してしまう。

そう考えると差別もいいものだよなあ。

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2021-03-17 16:34:00

4月からAmazonの出荷分で、2000円以上の値段のものには追跡番号をつけなければならない。

この1ヶ月のデータを取ってみたら1割程度が該当することがわかった。

あれこれ考えてみたがクリックポストが3センチまで送れるので一番手軽だと分かったのだが、料金は198円。

高いとは思わないけど年間それなりの個数を出すのだから少し負けてくれるかもしれない、よしそれが出来なくても何か新しいサービスを提案してくれるかもしれないてな期待を抱いて郵便局に問い合わせをしてみた。

「クリックポストには特約はないです。ゆうパケットなら年間500以上から特約をご提案できます」という。

確かゆうパケットの3センチは360円でクリックポストの198円に比べるとかなり高い。

「クリックポストより安くしてもらえるのかな❓」

「それはちょっと無理です」

とのことでこれでは全くなんの意味もない。

今日から阪神百貨店の8階催物会場で古本市がある。

初日から早速出かけてみた。

阪神百貨店のエレベーターは定員が5人になっていて、床に5人分の立ち位置が示されているのだが、朝一番でも混雑することもない。

以前大丸の心斎橋店や梅田店で古本市があった時はエレベーターは混み合っていたし、走っている人もいたほどだからずいぶん様変わりした。


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2021-03-16 16:49:00

職業によって人格に影響が出る。

農業や牧畜を生業にしてる人は陰鬱だ。いくら頑張っても天候の異変でせっかく丹精した作物がパーになってしまうことがしばしばあるのだから厭世的にもなろう。

旋盤工は手に職があるからどことなく自信にあふれていて「めんどくさなったら辞めたらええ」てな楽天的なところがあるよなあ。

塾の先生はかつてはやる気のない人がしばしばいた。何回も逮捕されてやさぐれてる元活動家とか受かりもしない司法試験を受け続けているバカとか、ちょっと有名大を出ているけどドロップアウトして放心している生活不適合者とかだ。

古本屋はどうだろうか。何代目かの古くからの主人はのんびりしてる人が多いなあ。同じやり方で商売をして生活していけるわけだから当たり前だ。

自分で古本屋を始めた店主は一攫千金を願ってる人が多いな。何かお宝めいたものがないかとチャンスをうかがってる。

でも流通している本にお宝はない。なかなか果たせぬ欲望に身を焦がして欝々として楽しまないとなる。

ただ初代でもマニア上がりの人は別ですね。かなり、楽しそうだ。

「古本屋になったら自分の好きな本人出会えるチャンスが増えるやろ思たわ」

これは確かに叶えられる願望です。


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2021-03-15 16:10:00

4月からAmazonの出荷では本代に送料を加えた値段が2000円を超えるものには出荷の通知番号がある手段にすることが求められる。

うちは郵便局を専ら使っているので、198円で3センチまで可能なクリックポスト、370円でやはり3センチまでのレターパックライト、520円で制限のないレターパックプラスやゆうパックということになる。

現実的な問題としてゆうメールなどの手段で未着があるかというとまったくないです。

だから郵便を追跡できるシステムなどというものは意味はありませんな。

その分送料が高くなるわけで、(うちも当然値上げをします)お客さんにとっていいことなどはない。

ただコロナ騒動で客層が拡大していて、これまで通販など見向きもしなかった人が大挙して利用するようになった。これらの方々は対面販売に慣れているので、どこの誰とも知らない通販業者と取引するのに不安を覚えるというのはよくわかる。

だから実質的な意味は全くないものの、サービスとして求められているということだ。

大衆社会の通弊として意味のないことでもブレーキがかからず行き着くところまでいってしまうということがしばしばある。

だからそのうち今は2000円以上の本が通知の対象だか、そのうち1000円以上と範囲が拡大し最終的には全ての本が対象となるだろう。

そうなれば通販業者の大半は利益を確保できないから撤退してしまい、結果的に客も自分で自分の首輪締めることになるだろう。

というのは論理的な帰結だが、もちろん行動経済学の教える通りそうはいかない。通販業者はなぜか、利益も出ないのに本を売り続けるだろう。
なにせ、今でも本代が1円で、送料が257円という商売としては崩壊している値付けの本がAmazonにはたくさん並んでいる。

かくいううちもそういう本が何点かあるのだ。

これなど手数料、ゆうメール代金を引くと40円くらいしか残らない。「とりあえず40円は儲けが出たなあ‼️」と思うのがバカだ。

仕入れの金や封筒代なども引かないといけない上にそもそも郵送手続きをする労働時間が計上されていない。つまり完全に赤字だ。


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2021-03-14 18:22:00

講談社から出た「福島第一原発事故の真実」は700ページを超える大冊でなかなか興味深い。

3月11日からの事故の連鎖を時系列に辿ってその危機の深まりを感じ取れる。

白眉は米軍が4号機と3号機に蓄えられている使用済み燃料プールの冷却ができていないことに危機感を抱いて、原発から80キロ圏内のアメリカ人に退避を命じた話だ。

日本政府は20キロ圏内にしか退避を命じていなかったのにそれを大幅に上回る広域を指定したわけだ。

全電源の喪失によって本来なら満々と水をたたえて冷却が行われるはずなのにそれがもう5日にもわたってかなわず、米軍は燃料プールの水が蒸発して燃料がむき出しになっているのではないかと危惧したわけだ。

その辺はこれまでも語られてきたから新しい発見はない。

しかし驚くべきはここからだ。

米軍は政府に「なぜ国家的な危機に自衛隊が出動しないのか⁉️」と尋ねてきたとのことだ。

そのため政府は急遽自衛隊のヘリコプターに海水を積み込ませて3号機の上空から投下して燃料プールを冷やそうとしたというのだ。

しかし1回目の試みは上空の線量があまりにも高くて近づくこともできずに果たせず、翌朝の2度目のチャレンジも相当高い所から投下せざるを得ずほとんど水をプールに投入できず失敗に終わったのは周知のところだ。

軍隊は国を守るためにあるわけだから国家の危機に際して兵士が命を賭して戦うのは民主主義国家の根幹であることは歴史的な事実だ。

しかし戦後の日本は国防を全面的に米軍に委ねて、その恩恵を受けてきた長い伝統がある故に、もはや危機に直面しても機動的な対処できる体制がない。

それよりも何よりも、命をかけて国を守る思想的なバックボーンを全国民が喪失している。
したがって日本に戦争は無理で、ある意味では結構なことだ。

ただ緊急事態が発生した際に機敏に必要なアクションに出られないことも確かだ。

天下の碩学、スティーブンピンカーは人類が戦争を駆逐しつつあり、今後大規模な戦争はないと予言している。

そうであるなら軍隊を日本が保持する必要もないし、むしろ戦争などできない自衛隊は歴史を先取りした存在だと誇ることもできよう。

ただ原発事故や地震、大規模な風水害は今後ともいくらでも発生する。そんな時に身を挺してでも他人を助けるバックボーンてなんなんだろうか❓

惻隠の情なのか見るに忍びないという感情なのかよくわからない。

今日でさえ自衛隊員は風水害や地震、火災の際にかなり危険な業務を担わされているが、彼らにどの程度の給料が支払われているのかわからないが、縁もゆかりもない単なる他人のために命をはるいわれなどあるわけない。



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