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古本屋日誌
2021-04-03 17:21:00
山田稔の「影とささやき」(編集工房ノア)には「それでもネコは」という一文がある。
子どもが三毛ネコのメスもらってきて飼うことになった。
一日の半分は外に出て出ていてヤンチャを尽くして夕方家族で食事している時分にネズミを咥えて帰ってくる。
家族は特に珍しいものを見たような反応はなく「あネズミだ」とゆうぐらいで悠然と食事を続ける。
この後ネコは部屋の真ん中ににネズミを離して散々にいたぶるのだ。
やれ解放された‼️と逃げるとさっと追いかけて捕まえてまた部屋の真ん中に連れ戻すことを繰り返す。
ネズミが弱って動きが鈍くなると急に関心を失ったようによそ見をして、これ幸いとネズミが走り出したらはっしと捕まえたりする。
時には油断が過ぎて冷蔵庫の下などに潜り込まれて、さすがに真剣になる時もあるのだが、山田に言わせれば「これも芝居のうちだろうか」となる。
いよいよネズミが弱ってくるとネコはサッカーボールよろしくネズミをたかく放り上げて楽しむ。山田はひょっと蹴りどころが悪くて、高く上がったネズミが晩酌のテーブル上に落下してくるのではないかと危惧する。
それくらい猫のキックはすごいのだ。
しかしヒヤヒヤドキドキしながら楽しむ晩酌の味は格別だ‼️と書くのだから山田稔の猫中毒も病膏肓に入るだよなあ〜
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