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古本屋日誌

2021-03-23 16:06:00

去年宝島社から関正生といとうみつるの「カタカナ英語キャラクター図鑑」が出た。

関はスタディサプリのCMで「聞こえないんじゃないんだ‼️言ってないんだ‼️」と切々と説いてる先生だ。

この本は日常でよく使う英語の発音をカタカナと面白いイラストで示したものだ。

hamburgerはもちろん「ハンバーガー」とはネイティブは発音しないよなあ。

関によればそれは「ヘアンバガァ」だそうで添えられているイラストはハンバーガーの妖怪が鞍馬の上でゆらゆらしているもので「体操の鞍馬が得意なハンバーガーのコトバケ、オリンピックを目指している」(原文はひらがな)とのキャプションがある。

犬はdogだが関によれば「ドッグ」などとネイティブは発音しないという。

それは「ドアーグ」でイラストは犬が自分のお腹にあるドアを開けて指差しているものだ。
「お腹にドアがついていて、いろんなものが取り出せる不思議な犬のコトバケ」とのキャプション。

今もロングセラーの「指差しタイ語会話」(タイ語だけでなくいろんな言語のバージョンがあることは言うまでもない)という本がある。

これも極めて実用的で日常よく使うタイ語の表現にイラストが載せてあってその下にカタカナで発音が書いてある。とにかく恥ずかしいなどと言わずに大声でその絵を指差しながら相手に話しかければ大抵通じる。

それをさらにバージョンアップさせたもので、イラストが何せ面白い。よくこういうことを思いつくものだよなあ。

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2021-03-22 22:06:00

数年前に城東区役所が発行した「大阪大国技館と大相撲」を入手しました。

昭和10年代に関目に突如出現した25000人収容の国技館の盛衰を詳細につづった本です。

ここは69連勝の双葉山が横綱となった地でもあるし、東京の国技館を遥かに凌ぐ収容人員の巨大な施設でもあって興味深い。

私がかねてから不思議に思ってきたのは円形のドーム状の鉄骨四階建ての国技館を建てる金がどこから出たのかということです。

この本によるとそれは阪急方式なんだという。

つまり小林一三が特に需要もないところに鉄道を敷設して、終点の宝塚に温泉やら歌劇やらの集客施設を作り需要を作り出していくやり方だ。

関目の国技館も同時に周辺を開拓して新興住宅地として売り出して儲けていこうとするものだった。

ただ関目は城北運河近くで工場群が誘致されていて千日前のような享楽の巷ではない。いくら相撲が人気だとはいえ、生の力士を売り物にして客が呼べたのだろうかと疑問を感じずにはおれない。

また大阪国技館は他にも尼崎に建築が予定されていて当時の新聞には起工式を行ったとの記事もあるのだが、資材の高騰が原因で尼崎は中止となったともある。

考えたら尼崎は大阪市内で禁止されていたダンスホールが櫛比していたアミューズメントエリアだから、何もない関目なんかよりは客を呼べたのではないかとも思える。


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2021-03-21 16:51:00

きのうから谷町四丁目の大阪古書会館で古本市がある。

古本市は実際に本を手に取って内容や装丁を確認できる貴重な機会であるし、また暇つぶしには絶対必要なアイテムであろう。

ただ業者は会場に本を運び込み、開催期間中はレジに詰めて、さらに終了後はまた段ボールに梱包して本を運ばなければならない。

こういう想像するだに血の気が失せる作業を少しでも省力化するには無人の販売所を作ることだろう。

本は並べておくがレジには木箱を設置して現金を客が釣り銭なく入れていくというシステムだ。もちろんICカードなどでの決済でも何ら問題はない。

実際JR六甲道駅北側には餃子の24時間無人販売所ができている。餃子でできるんなら古本でもできるに決まっている。

そもそも本を並べる作業をわれわれ古本屋がするのも実はさかしらでしかないのだろう。

「無人の古本市は皆さんの創意と工夫で成り立ちます‼️お車、自転車、単車、おみ足でうちの店の倉庫まで古本の段ボールを取りに来てくださいね‼️そして会場に運んでいただいて本棚も組み立てていただき、並べてもらいます‼️」てな感じでお客さんを参加させるべきだろう。

参加してくれた人はその労務に応じて金券を渡してやればやりがいもでようというものだ。




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2021-03-20 12:42:00

お客さんから買取の依頼を受けてご自宅に伺います。

予めお電話でどんなジャンルの本ですか❓冊数はどうですか❓とお尋ねしている。

「社会科学関連の本ですな、500冊くらいかなあ」てな漠然としたものお話ではよくわからないのですが「お手数ですけど写メを撮ってお送り願えませんかね❓」とお頼みしている。

というのも本に関しての知識は圧倒的にお客さんの方があるからなのだ。

以前漠然と社会科学の本と聞いて伺うと大塚のハードカバーの経済書や様々なバージョンのプラトン全集、ハイネやヘルダーリンの本など私が見たこともない本が山積みになっている。

値打ちがよくわからないので「すみませんが、値段がどの程度になるか私はよくわからないので、いったん持ち帰らせていただいて、後日査定の金額をお知らせしてお振込みさせて頂きたいんですが❓」

「あーそれなもう、宿替するし今日中に片付けたいんや、済まんことなんやけど今ちゃっちゃとやってくれへんか〜」とのことです。

こういう時に「日本の古本屋」のサイトとかAmazonでの値段を見てみたいところなんですが、お客さんが目の前にいるし、恥ずかしいのでよくわからないながらその欲望は抑え込んで査定させて戴きました。

うちでは売れない本はブックオフの出張買取にお願いして毎回売り払っているのですが、その買い取りの担当者はスマホより少し大きめの電子機器を使って一冊一冊査定しています。

「あーこれはですね、ブックオフでつけた買い取りの値段データが入ってるんです、一部載ってないのは私が値を付けますけど、ほとんどないですね」とのことで威風堂々本のバーコードを読み取って5円、15円、5円とやってました。

そうなんですね、お客さんの前でも
「うちの値段データにアクセスして査定しますからね‼️」てなことを言って気後れせずにやってもよかったかなあ。

でも手元を覗き込んでくるお客さんもいるから小心者の私には荷が重い。

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2021-03-19 18:29:00

例の講談社から出た「福島第一原発事故の真実」は読めば読むほど驚かされる本だ。

一連の重大事案の中でも最大の危機は2号機のベントが出来ず、そのため格納容器内の気圧が高まるとともに温度も上昇してしまったことだ。

その最中地響きを伴った爆発が起こり、すわ2号機の格納容器が爆発したのではないかと免震棟に詰めかけた職員に動揺が走ったことは有名だ。

ところが事故後吉田所長への聞き取りで吉田は「2号機が爆発するとは考えていなかったと答えている。

というのも2号機は圧力が高まったらそれに耐えられなくなって配管の隙間などから漏れるようになっていることは知っていた」というのだ。

そうなのか‼️

じゃあ1986年に爆発して放射線を広範囲に撒き散らしたチェルノブイリ原子力発電所の格納容器の方が頑丈に出来ていたということになるよなあ。

もちろん頑丈にできていなかった方が圧力をこまめに抜くことができてまだマシであったことは確かではあるけどね。

しかしあのデタラメな社会主義国家のソ連の原子炉より弱い設計になっていたのは何故なんだろうか❓

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