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古本屋日誌
昨日は10時くらいに起きて、食パンとヨーグルト、コーヒーで朝ごはん。洗濯物を取り入れた。
萱島から北浜、堺筋線に乗り換えて堺筋本町。船場センタービル3号館の地下2階にはいる。
ここは食堂街で、焼売で有名な一芳亭、カレー蕎麦のかなん、牛すじカレーのマウンテンカレーなんかがある。(以前はまむしのいずも屋もあった)
傾斜のきつい、またスピードのあるエスカレーターで地下1階、ここには業者向けの様々な什器、文房具、封筒、レジ袋、コピー用紙などを扱うシモジマがある。さらに上がって1階には槇尾古書店があるのだ。
ここは元、天牛堺書店、船場店があったところで、例の倒産の後しばらくシャッターが下りていたが、勤めていた方が再び古本屋としてオープンさせた。
この店の販売方法は、天牛堺以来の均一販売が主流で、見てみると文庫や新書は180円均一で4台の平台にたくさん並んでいて壮観だ。
このお店の特徴だが、セットになっている文庫も一応大きな輪ゴムでゆわえてあるが、お客さんが欲しい巻だけ抜き取って買うことができるのだ。これは他の古本屋では見られない販売方法で、お客さんは嬉しいだろう。
また、単行本は550円均一が始まったばかりで平台は3で、1番奥の台には大型本、あとの2台はいろんな単行本となっていて、杉本秀太郎の『大田垣蓮月』、初版、帯なんかも見られた。
他には洋画のDVDを集めた平台がひとつ、そしてCDの台は3つもある。
文庫はちくま文庫、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫、平凡社ライブラリー、講談社文芸文庫、岩波文庫、中公文庫、保育社のカラーブックスなんかがレーベル順に整然と並んでいる。
ちくま文庫の『妖精の女王』揃、「我らが共通の友』揃、講談社学術文庫の『トロイ戦争全史』、講談社文芸文庫の『木山捷平全詩集』なんかは珍しい。
他にも目立つのは『別冊太陽』と『芸術新潮』で、とくに『太陽』の方は目立つ棚にズラリと並んでいる。
また占い、オカルト本、様々な図録、大阪本、詩集、岩波現代新書、音楽本、図鑑、マンガ、鉄道本、フランス書院文庫、落語や歌舞伎の本、洋書、児童書、人文系の専門書、数は少ないが錦絵などもあって素晴らしい。
昨日、9日は宵えびすで、昼から寝屋川市駅近くの住吉神社に嫁と参拝した。
金曜日なので人も少ない。2年前の福笹を返してから、参道を進んで本殿近くで、3000円支払い新しい福笹を買う。
笹のやつとプラスチックのがあるがもちろん本物の笹のにする。その横でガラガラ抽選をしたがる、残念賞でマリナがチョコボールを貰う。
本殿に詣でて、折から巫女さんのお祓いが始まって、涼やかな鈴の音が響く。
さらに本殿の裏手に回ってお参りする。えべっさんはつんぼだとの伝承があって、木槌ですいたを叩くなどして、お願いを確実に伝える工夫なんだが、ここではすずを鳴らすようになっていた。
境内には焼きそば、ベビーカステラ、占いなんかの露店が出ている。
本殿脇の露店には様々な縁起物が売られている。2000円の3点セット(富をかき集める唐箕、金色の米俵、金千両の表書のある千両箱)とえべっさんのお顔のついた熊手(800円)を買う。
巫女さんが手づから福笹に取り付けようとしていたが、そばにいた中年のベテランさんから「付け方ちゃうで、笹の上に熊手付けて富をかき集め、その下にやはり集まる唐箕や、1番下の方に集めた富の米俵や」と指導されて、正しく取り付けてくれた。
そのあと寝屋川のお客さんのところに伺って新年のご挨拶を致して、2020年に河出書房から出た大型本『ツタンカーメン』をお譲り頂いた。
これは1922年のカーターとそのパトロンのカーナーヴォンによる発掘を順を追って追体験するしつらえになっているフルカラーの本だ。
当時とエジプト政府の方針では盗掘されている墓は出土品を発掘当事者がある程度持ち帰ってもよいことになっていたが、未盗掘だった場合はそれができないことになっていた。
ツタンカーメン墓は、古代に盗掘されて、少し副葬品が持ち去られていることが分かったのだが、エジプト政府は「未盗掘である」と決定したため、カーターはそのまま引き渡さなければならなくなった。
彼はこれに不満で、どうも何点かの出土品を持ち帰り自宅に隠していたようなのだ。(死後、それが発見されてこの本にも掲載してある)
また例のツタンカーメンのミイラが黄金のマスクと癒着していたため、カーターは遺体に傷をつけて引き剥がしたことも記されている。
昨日は9時くらいに起きて、食パン、ヨーグルト、コーヒーで朝ごはん。
このところ放射冷却で朝方は1℃近くまで下がり、気管支が収縮して息苦しくなるようなので、きちんと薬も服用し、枕の下に分厚い本を敷いて高くし、エアコンも22℃に設定して寝た。
これらは喘息の悪化を防ぐマニュアルに書いてある対策で、遅ればせながらやってみたのだ。
京橋、大阪から新快速で三ノ宮、正月明けで電車も空いている。
駅の西口を出て、赤御影石の階段をセンター街の本にトボトボ降りて、JR高架下の「三宮古書店」。
ここのお店は南向きだが、国道と歩道に向かって開けっぱなしで、普通なら寒風吹き荒ぶところなのだが、入り口のところに透明なビニールシートを垂らしてあってこれがうまい具合に風を遮蔽してくれていて、その内側は暖房がきいてぬくい。
店主の好みなんだろうが、紙ものや黒っぽい、昭和初め、大正時代の本もある。
聞いてみると、「六甲道のお店の方は、まだ開いてません、今週末くらいから開けようかな、という感じです」
国道をわたり、センター街に入るとすぐ右手に「あかつき書房」。ここは老舗の古本屋で1、2階でいろんなジャンルの本を扱っている。
1階は左手の壁にまず文庫本、次に文学書、さらに郷土史となる。
右手は昔の風景写真集、次に『別冊 太陽』となっているのだが、真ん中にも本棚があって、ミリタリー関係の本が並んでいるほか、手が届く高さの本棚の上の部分には江戸や明治時代の和本、古地図、紙もの、神戸の史料なども並んでいる。
さらにセンター街をてくてく歩いて、1階に弁当の淡路屋があるビルに入り、エスカレーターで5階。「ブックオフ 三宮センター街店」だ。
2割引きのセールも終わり、平日ということもあって、少しお客さんは控えめ。
本のコーナーの南側の壁面はズラリと児童書が並んでいて、学研が出している図鑑なんかもある。乳母車を押した母親や父親がゆったりと本を手に取って品定めしている。
通路の幅がゆったりしているので、可能となる本選びで、見ている方ものんびりした気分になる。
昨日は未明から息苦しく、慌てて喘息の薬を服用。このところ症状も出ていなかったので、薬をのむのも油断してやめていた。寒い朝は気をつけないといけない。
今日から上新庄の「小町書店」では店内のすべての本、CDなどが袋に詰め放題で1000円のセールを始まるという。
この古本屋は通常時も文庫本や新書を1冊300円、5冊800円で販売していた。これは商売としてもうまい。
お客さんは欲しい本が2冊あったとして、それで終わると600円で済むのだが、あと3冊こうても200円しか払わなくていいな、と思って本を探すものだ。
店は売り上げが上がるし、長い時間客が店に滞在することになって宣伝効果も期待できる、
それが、今回は1000円でふくろに詰め放題だというのだ。なんでも開店3周年の記念で、素晴らしい。
SNSにアップされている画像を見るとたくさんの岩波文庫(ただし、カバーなしが多い)や講談社学術文庫もいっぱい並んでいる。
文庫本なら20冊以上は余裕で詰められそうだし、お客さんは嬉しいと思うね。
お店にとっても、1番面倒な本の補充がスムーズにできるのでwin-winだ。
普通、店の本は少しずつしか売れない。だから客には「この店はいつもおんなじ本しかないな」というマイナスの印象を与えてしまいがちだ。
それを避けようとすれば、マンパワーを発揮して棚から本を引き抜いて、別の本と差し替えないといけない。
しかし中小の古本屋にそんな人件費を負担できる余裕などあるはずもない。
ところが、詰め放題セールなら、たくさんの本が一挙に売れていって、つまりお客さんの手を借りて本の入れ替えができるわけだし、お金までもお店に入ってくるのだからありがたいわけだ。
昨日、久しぶりに「ブックオフ 心斎橋店」に出向いた。
御堂筋線の心斎橋駅で降りて、北側の出口からクリスタ長堀の地下街に入り、エスカレーターで心斎橋北詰に出て、心斎橋筋を北にしばらく歩いて右手に店舗が見えてくる。
例によって2階直通のエスカレーターに乗って、文庫や新書、新刊の単行本なんかが並んでいるフロアーに到着したのがお昼前だ。
2割引きセールは2日前に終わっていて、今日はお客さんも少なめに見える。
心斎橋店は地下がDVDやCDなどの映像媒体コーナー、1階は大型本、カード、児童書、フィギュア、2階は文庫など、3階はいろんなジャンルの単行本とマンガとなっていて、フロアが4つに別れてしまっている。
客は思い思いのフロアに行って本を探せる利便性はあるだろうが、店にとっては店員の配置が難しくなる。
レジは1階と2階に集約しているが、それでも商品の補充に必要な人員を各階で用意する必要があるから、その分人件費もかさむ。
これが「三宮センター街店」みたいな広いワンフロアなら、少ない人員で走り回って商品が補充できる。
「心斎橋店」はそれはかなわないから、これは俺の想像だが、慢性的に人手不足であり、商品の補充や、棚の合理的な模様替えができない。
日本文学と世界文学の名作を集めた棚は仕方ないにしても、あとは文庫のレーベルごとに本を並べたら楽だと思う。
しかし「心斎橋店」はレーベルごとに並べている棚以外に、「政治」「事件」「歴史」「山」など様々なジャンルごとに文庫本を集めた棚、さらにそれらの廉価本をジャンルごとに並べた棚の他、レーベルごとに廉価文庫本を並べた棚、エッセイを並べた棚、エッセイの廉価本を並べた棚といろんな簡単で分類した本棚があちこちに分散して配置されていて、どう見ても非効率的だ。
これではお客さんも本を探しづらいし、店員も、特に新しく入った人は面食らうだろう。