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古本屋日誌

2018-04-20 13:56:00

今朝は少し寒い感じでしたが急速に暑くなり汗ばむ陽気です。オス猫が左前足を引きずるようなしぐさをするのでどっか怪我でもしたんかいなとよく観察してみたら爪が伸びすぎていてうちら側に巻き込んでいました、早速抑え込んで爪切りで切ってやりました、今回はいつもほどは嫌がらず。

先日お客さんから大阪城天守閣や穎川美術館で開催となっていた浪花百景や長谷川貞信の展覧会の図録をお譲り頂きました。浪花百景の錦絵は以前東洋陶磁美術館の照明を落とした展示ケースで拝見したことがあり、奥行きもあってなかなか素晴らしくできたら全部手に入れたいとは思いました。その後京都の古書会館で古本市があり、赤尾照文堂が500万くらいで出しているのを見ましたが、まあ見ただけに終わりました。その後お客さんから昭和51年に立風書房が復刻したやつがあるんやけど買わへんか?元値は10万以上したんやとおっしゃいますので、早速ご自宅に伺う約束をしました。値付けをするための予習で中之島図書館に出向いて立風書房の復刻を出してもらい見て見たんですが、まあ昭和50年代ならこの程度かと思うしかないデタラメな印刷で、きめも荒くて到底鑑賞にたえられる代物ではない。立風も10万も取るんだったら木版でちゃんとやるとかしたらよかったのにバカな出版社だとしか思えない。

問題は拝見して図書館の窓口に返却した際に起こりまして、つまり司書の方がそのきめのあらい値打ちもない絵を抜き取られてはしまいかと一枚一枚目の前で確認していきはるんですわ。まあそういう不届きな輩もいるんでしょうね。司書も大変だなあ。でもまあこの中之島図書館も真面目に仕事をしているとは到底思えないからな。大阪で出ていた雑誌をきちんと集めていない。というかほとんど集めていない。一体どういうつもりで仕事をしているのか極めて不思議だ。

今回の大阪城天守閣のや穎川美術館のはオフセットですが、非常にきれいだしキャプションも充実していて素晴らしい作品です、ぜひお手元において見られてはいかがでしょうか?

 

 


2018-04-19 12:15:00

今日はよく晴れていてしかも暑い⁉️お客さんの注文を出荷してコーヒを飲むにしてももはやレイコーの方がいい状態、この先が思いやられます。

先日お客さんから出たばかりの真田信治の「関西弁事典」をお譲りいただきました。真田は阪大の先生で長らく大阪弁の変化を研究していた人です。この手の本は前田勇や牧村史陽以来のものなんだがもはや大阪弁や大阪ことばではなく非常に広範囲になって関西弁ですからね。関西弁という表現は関東の人が大阪や京都、神戸などのことばの違いに当たり前だが無頓着で十把一からげにした表現のようで馴染めないという批判は昔からありました。まあそれはそうなんですが、批判している本人もじゃあ大阪弁と京都弁、神戸弁の区別ができるかというと怪しいものでせいぜいおおきにーとおおきにぃとかしとーとしとるとかけーへんとこーへん、きゃへんくらいしか分かっていない。元々は神戸弁、大阪弁、京都弁はかなり違っていて普通に聞いていてもすぐ分かったんですがね。それに大阪弁とひとくくりにしているが、河内、和泉、摂津では相当に違うし、階層によっても違う。船場ことばもあるが例えば部落解放同盟がまとめて出している部落の大阪弁は語彙からして異なっているものがある。

だいたいがこのネット社会でいつまでも変わらないものはなく、言葉などどんどん均一化されていて、実際我々はそのおかげで商売もできるし、生活もできてます。

ということでどんどん標準語化していくのは必然で止めようもなく、まあこういう本もノスタルジーの産物でいわば農本主義みたいなものですね。他にも増井金典が「関西ことば辞典」なるものを出しました。これはいかにも大学の先生の書きそうなおかしな本でなんでもわれーれが今使っているいろんな漢語などは元々は関西由来のものだとして文献から取ったのであろうたくさんの日常語が収めてある。ということでこの本は普通の国語辞典と変わらない内容になってます。

大学生とか教授とか相手の論文や本ならこんなものでも通用するだろうが、世間的にこれが認められるとは到底思えないな。


2018-04-18 10:20:00

今朝も少し肌寒い感じです。昨日は仕事の帰りはかなり遅くなったんですが、天気予報通り雨になっていて、あらかじめビニール傘を持って行っていたのは良かったんですが、例によって南海電車の車内に忘れてきてしまいました。おかげで萱島駅から家まで濡れ鼠となりました。電車の中では傘を手に持っておくのがめんどくさいのでついつい地べたに平置きにしてしまい、ために下車する際に忘れがちになります。

先日お客さんから谷岡ヤスジの「天才の証明」を始めとするほぼ全ての谷岡の本をお譲りいただきました。「天才の証明」は1999年に早逝した後で実業之日本社が追悼出版したもので呉智英の解説、いがらしみきおとの対談、相原コージや江口寿史らのトリビュート作品を集めたものです。谷岡は愛媛の宇和島の出身ですが既に高校生の時から地元の新聞に連載を持っていました。このへんが同じ天才でもいしいひさいちとは違うところでいしいは初期の作品は同人誌の形でしか出せなかったわけだが、谷岡は初めから檜舞台に立っていた。

あらためて驚くばかりの作品に触れて構図もそうだし、中身も、魅力的な怪獣もそうだが発想の原点が知りたくなるばかりです。私は「メッタメタガキ道講座」の幻獣「ガリ勉ガリラー」が子供の時から好きでした。ガキ夫が夕方なぜか震えていて窓に鍵をかけているところへ待ってました「ガリラー」の登場です。このガリラーというのは頭が禿げていて下駄を履いて腹が巨大な怪獣みたいなもんなんですが、お母様のリクエストで出来の悪い子供のところに出現して無理やり勉強さすわけです。ガキ夫の母親も横に控えていて「お願いします」の声を合図に、ガリラーの大きな腹がぱかっと開いて中にガキ夫は吸い込まれます。さらに算数の教科書も吸い込まれて、まるでコンクリートミキサーのようにガキ夫と算数の教科書がぐるぐる回り、お母様のリクエストに従って国語、理科、社会のテキストが次々に投じられてややこしいミキサーカー状態となりました。最後は怒ったガキ夫がお母様をミキサーに投入するんですが、まあなんともどうやったらこんなことを思い付けるのか驚くほかはない。


2018-04-17 12:51:00

今朝は適温でまあ春らしい陽気です。お客さんの注文を郵便局にお願いにしに行き、家の近所では二棟続いた旧家が取り壊されかなり大きな更地になりつつあります、視界がひらけて第2名神が通る車の姿までよく見えるようになりました。

かなり前に結核となり入院したんですが、病名が確定するのに8ヶ月以上要しました。最初は年末に39℃を越す高熱が出てびっくりして知り合いの医者に相談したら「それはインフルだから水分をきちんととり安静にすること、薬局で売ってる水分補給薬がええよ」というので、それをこうてのんで、まあしばらくして熱は下がりました。3月下旬に右手の掌や手首が腫れてきて何か塊があるのでびっくりして千林の整形外科を受診してレントゲンなどを撮り「何かできてるけどようわからへんから紹介状書くよって都島の医療センターで診てもうてや」とのことで、4月に入って医療センターに出向いて整形外科を受診したらMRIを撮って欲しいから予約してくれというので予約となり、5月の半ばに撮った。その間左耳が聞こえづらくなり天王寺の耳鼻科や千林の耳鼻科を受診したが「中耳炎だから、点耳薬を出すわ」で終わりとなる。さて都島の医療センターの整形外科の医者はMRI画像を見て「これは腫瘍やのうて、細菌性のもんやわ、でもどんな菌なんかは切って調べやんとわからへんわ。いつ切るのか決めてな」という。「家族に結核の人はおらんかな?」というので私もネットで症状を調べていて薄々そうちゃうかなと内心うたごうてたこともありまあそやろなと思い「先生、家族には結核の人はありませんわ。そしたら肺のレントゲンなどを撮った方がええんですかな?」と尋ねた。「いや、それは必要ない。結核はな洗面所とかからも感染するんやわ」という。仕方なく「先生、夏は仕事が忙しいので手首を切るのは9月以降でよろしいか?」と聞いたら先生が言うには「それでええわ、実は夏休み中は子供の患者がおおなって大変なんやわ」と言う。

この一連の発言は問題ですね、結核の可能性をある程度持ってるようなのにレントゲンなどは撮らない、菌の検査も3ヶ月くらい後ですると言う、不思議な診断です。


2018-04-16 12:41:00

今日はまだ少々肌寒さが残っています。しかしこれ以上暑なるとそれはそれで困りますね。

食の雑誌「あまカラ」には巻頭にいつも小島政二郎の「食いしん坊」が載ってますが、道頓堀の大野屋旅館を彼は定宿にしていたんだが、ある時番頭に宿泊を断られてしまった。理由は書いてないがまあご予約様でいっぱいとかそういうことなんだろうが、腹を立てて以後一切大野屋は使わないことにし、合わせて久米正雄とか腹心の者たちにも同じようにさしたとある。このへんが小島の面白いところでもあり、またその周辺で喧嘩が絶えないもとになっているのだろう。それはそれで非常に魅力的で楽しい。

しかし小島の個人的な魅力はさておき、旅館にとって高名な作家はありがたいようでもあるが、面倒な連中でもある。いろいろ便宜を図れといってくるし、そもそも夜型生活の人が多いから他の客からのクレームのもとにもなる。道頓堀にあるそれなりの宿なんだからそういう連中を相手に商売するメリットもないと考えても何ら不思議ではない。時代は変わるが千林商店街でもお店紹介のテレビがよく来ているんだが「お食事処 北田」は全部断っていて笑福亭鶴瓶が来たこともあったが「一切立ち入らないでくれ、迷惑だ」と対応していた。まあ当然だろう、そんなものに取り上げてもらう必要もないからだ。上方贅六という感じでそれはそれで清々しいと思う。でもまあ北田はわりと空いてたからなあ、店主がへんこなだけかもしれないなあ。なんせドラッグストアが道に商品を並べてるのは邪魔だと自転車で引いて通ってそれを店でみんなに自慢してたからなあ。

前に親しかった女の父親は古いタイプの角ばったベンツに乗ってたが、走ると周りが気を回して避けてくれるのを自慢していたなあ。ややこしそうな輩と関わり合いになりたくないのはこれも当たり前だな。

 


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