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古本屋日誌

2018-04-19 12:15:00

今日はよく晴れていてしかも暑い⁉️お客さんの注文を出荷してコーヒを飲むにしてももはやレイコーの方がいい状態、この先が思いやられます。

先日お客さんから出たばかりの真田信治の「関西弁事典」をお譲りいただきました。真田は阪大の先生で長らく大阪弁の変化を研究していた人です。この手の本は前田勇や牧村史陽以来のものなんだがもはや大阪弁や大阪ことばではなく非常に広範囲になって関西弁ですからね。関西弁という表現は関東の人が大阪や京都、神戸などのことばの違いに当たり前だが無頓着で十把一からげにした表現のようで馴染めないという批判は昔からありました。まあそれはそうなんですが、批判している本人もじゃあ大阪弁と京都弁、神戸弁の区別ができるかというと怪しいものでせいぜいおおきにーとおおきにぃとかしとーとしとるとかけーへんとこーへん、きゃへんくらいしか分かっていない。元々は神戸弁、大阪弁、京都弁はかなり違っていて普通に聞いていてもすぐ分かったんですがね。それに大阪弁とひとくくりにしているが、河内、和泉、摂津では相当に違うし、階層によっても違う。船場ことばもあるが例えば部落解放同盟がまとめて出している部落の大阪弁は語彙からして異なっているものがある。

だいたいがこのネット社会でいつまでも変わらないものはなく、言葉などどんどん均一化されていて、実際我々はそのおかげで商売もできるし、生活もできてます。

ということでどんどん標準語化していくのは必然で止めようもなく、まあこういう本もノスタルジーの産物でいわば農本主義みたいなものですね。他にも増井金典が「関西ことば辞典」なるものを出しました。これはいかにも大学の先生の書きそうなおかしな本でなんでもわれーれが今使っているいろんな漢語などは元々は関西由来のものだとして文献から取ったのであろうたくさんの日常語が収めてある。ということでこの本は普通の国語辞典と変わらない内容になってます。

大学生とか教授とか相手の論文や本ならこんなものでも通用するだろうが、世間的にこれが認められるとは到底思えないな。