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古本屋日誌

2018-04-18 10:20:00

今朝も少し肌寒い感じです。昨日は仕事の帰りはかなり遅くなったんですが、天気予報通り雨になっていて、あらかじめビニール傘を持って行っていたのは良かったんですが、例によって南海電車の車内に忘れてきてしまいました。おかげで萱島駅から家まで濡れ鼠となりました。電車の中では傘を手に持っておくのがめんどくさいのでついつい地べたに平置きにしてしまい、ために下車する際に忘れがちになります。

先日お客さんから谷岡ヤスジの「天才の証明」を始めとするほぼ全ての谷岡の本をお譲りいただきました。「天才の証明」は1999年に早逝した後で実業之日本社が追悼出版したもので呉智英の解説、いがらしみきおとの対談、相原コージや江口寿史らのトリビュート作品を集めたものです。谷岡は愛媛の宇和島の出身ですが既に高校生の時から地元の新聞に連載を持っていました。このへんが同じ天才でもいしいひさいちとは違うところでいしいは初期の作品は同人誌の形でしか出せなかったわけだが、谷岡は初めから檜舞台に立っていた。

あらためて驚くばかりの作品に触れて構図もそうだし、中身も、魅力的な怪獣もそうだが発想の原点が知りたくなるばかりです。私は「メッタメタガキ道講座」の幻獣「ガリ勉ガリラー」が子供の時から好きでした。ガキ夫が夕方なぜか震えていて窓に鍵をかけているところへ待ってました「ガリラー」の登場です。このガリラーというのは頭が禿げていて下駄を履いて腹が巨大な怪獣みたいなもんなんですが、お母様のリクエストで出来の悪い子供のところに出現して無理やり勉強さすわけです。ガキ夫の母親も横に控えていて「お願いします」の声を合図に、ガリラーの大きな腹がぱかっと開いて中にガキ夫は吸い込まれます。さらに算数の教科書も吸い込まれて、まるでコンクリートミキサーのようにガキ夫と算数の教科書がぐるぐる回り、お母様のリクエストに従って国語、理科、社会のテキストが次々に投じられてややこしいミキサーカー状態となりました。最後は怒ったガキ夫がお母様をミキサーに投入するんですが、まあなんともどうやったらこんなことを思い付けるのか驚くほかはない。