Welcome
古本屋日誌
11日から糺の森で2年ぶりの古本市が開催となる。
チラシで今年のラインアップを見ると神戸の古本屋がない。
これまでは確か六甲道の口笛文庫が参加していたよなあ。
京都の古本屋でも井上書店や梁山泊の名前がない。
糺の森は屋外で毎年決まったように突然の大雨に見舞われるし、その対策やら今年はコロナ流行中で感染対策にもややこしい手間がかかるために及び腰になっているのかもしれない。
iPhoneから送信
NHKのBSで放送していたそうだが、「風雲❗️大歴史実験」が本になって宝島から出た。
実験歴史学はこのところの流行だが確かに面白そうだ。
壇ノ浦の戦では、従来午前中は潮流が平家方から源氏の方へ流れていたので平家が有利だったが、午後になって反対の流れになったので平家は破れたとされていた。
これを同じような潮流のある海峡で、実際に平家と源氏に分かれて戦闘を行い(実験では玉入れなんだが)その勝敗を午前と午後に分けて検証したら、両方とも平家の勝利となった。
なんでも潮流が入れ替わってもそれは両者が電車に乗って戦っているのとおんなじで、有利不利など生じないのだそうだ。
解説では東大の本郷和人が「潮の流れで勝敗が決まったというのは大正時代に提唱された説で、平家物語や吾妻鏡には載ってません」と述べているから驚くばかりだ。
iPhoneから送信
井上章一と磯田道史の対談本「歴史のミカタ」に京都人のこだわりの分析がある。
京都の老舗の跡取りで勉強のよくできる子がいても京大には進学させない。
そんなことをしたら商社に就職したり、学者になってしまったりして、代々続く店が潰れてしまう。それで同志社とかにいかせて店を継がせる。
本人にしたら友人が京大を出て外の世界で活躍しているのを目の当たりにするからどうしても「俺もああなりたかったのに〜」という僻みが生まれてしまう。
そのために「なんたらかたら言うたかて、祇園さんのお膝元が一番なんや、宇治やら醍醐やら京都と違います」てな差別的言動をものすことになるとのことだ。
また鳥羽伏見の戦いに関して大政奉還した慶喜には新たに政府内にポジションが与えられる事になっていて、戦争に打って出る必要はなかった。
ただ、家臣が「進撃するお許しをいただきたい‼️」と訴えたとき「好きにせい‼️」と言ってしまったのが運の尽きだった。
敗戦後慶喜は大阪城で立て直しを図ろうとしたがイギリスが
「局外中立を放棄する用意がある」と薩長に肩入れして慶喜を脅してきたためもあって、ぶるって江戸に逃げ帰ってしまったとのことだ。
イギリスの関与も考えないといけないわけだ。
iPhoneから送信
以前からブックオフは古本業界の雄であったが、このところますます勢いを増している。
店舗では「あるじゃん」と大書したポスターを本棚の各所に掲示して、「ブックオフなのにあるじゃん」とアピールしている。
この煽り文句は普通に考えたら「ベストセラーに毛が生えたような本しか置いてないとお思いでしょうが、ところがどっこいブックオフの方が普通の古本屋よりいい本があるんだよ」と解釈できる。
ところが店内でのアナウンスによれば
「これまで買いたいのに迷っていた本で今さら新刊で買うのもなあという本や気にはなっていたけどそのままになって、検索してもわからない本があるじゃん‼️あるじゃん‼️」なんだそうだ。
既存の古本屋に喧嘩を売るような姿勢ではないわけだ。
ただすでにだいぶ前からほとんどどの古本屋より圧倒的にブックオフの品揃えの方がいいことは言うまでもないよなあ。
今回のブックオフキャンペーンで見ておくべきことは彼らが店舗に客を滞留させたがっていることだ。
「読みたかったけど書名がうろ覚えで、検索にかけてもわからなかった本」が見つかるためにはそれなりの時間店舗に滞在してしっかり棚を見続けないとならない。
そうなれば「アーこんな本もある‼️」てな感じで衝動買いを誘発することは間違いない。
iPhoneから送信
善本喜一郎の「東京タイムスリップ」が河出書房から出た。
1984年と2021年の新宿、渋谷の定点風景を左右対称にした写真集だ。84年のはモノクロ、現在のはカラーというのも興趣をそそられる。
さて、予想通りその変貌ぶりは凄まじく、新宿はとりわけその程度が強烈で、とても同じ場所とは思えない箇所がいくつもある。
わたしは東京にはほとんど行ったこともないが、間違い探しゲームのように左右の写真を見比べて飽きることがなかった。
というよりは同じところを探すのが難しいくらいだよ。
地価が上がる、平屋ではとうてい税金を払えない、仕方なく高層ビル化する、周りも右に倣えとなるてな感じのメカニズムで次から次へとビルは高層建築化を遂げてきたのだ。
iPhoneから送信