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古本屋日誌
今日で下鴨の古本市が終わった。
雨にたたられて売る方も買う方も面倒な会期だった。
下鴨の古本市は5月の都メッセのと比べると、本のレベルはもちろん下がる。
文庫本でも人気のある高額商品ではなく、ちょっと落ちるやつとか高額なんだがコンディションがよろしくなくて値引きしているやつが出品されている。
その点11月の百万遍のと同じタイプの古本市だ。
これは下鴨に来る客が「いい本を安く買いたい」という感じの人が多いためだ。
だから岩波文庫の「古事記伝」の揃を6000円で、講談社学術文庫の「大和物語」揃を8000円で持っていっても売れない。
そんなんではなくて、岩波文庫の「ギリシア哲学者列伝」の小口にかなり焼けやシミのある本を持っていって500円にしておけば売れるわけだ。
でも、コンディションの下がる本でも古本屋はなかなか入手できない。
そういう本は大量の買取をしている中から何パーセントという形で現れるものだからだ。
その点で今回の下鴨の古本市を見てみたらいい本の量や質が低下しているのは明らかだ。
全体的な古本の量は増えこそすれ、減ってはいないのだから京都や大阪の既存の古本屋が入手できていないのだろう。
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今日は朝方も雨だったが10時には上がるとの予報だったので、また下鴨の古本市にでかけた。
下鴨の夏ってとにかく暑いよね。私も20年くらいこの古本市に通ってるけど涼しかったことなんか記憶にない。
しかし11日は終日曇り、翌日から3日連続の激しい滝のような雨でいくらなんでも大地の熱気は跡形もなかろう。さすれば史上初の涼しい下鴨古本市に参加できるかもしれない。
10時ちょうどくらいに着いたがまだ小糠雨とはいえない小粒の雨が落ちていて、お客さんはほとんどいない。
しかしまもなく雨も上がり客もどんどん増えてようやく古本市らしくなった。
さて、最大の注目点だが、次第に日差しが地表を照らし始めたが、全然暑くない‼️
普段は確かに突然の雷雨が襲ってきて1時間くらい大雨のこともあったが、そのあとはすぐに日差しが戻り、以前にも増して蒸し暑くなった。
ところが今日に限っては日差しがあるのに全く暑くない‼️
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今日も断続的に激しい雨で当然ながら気温は上がらず真夏とは思えない過ごしやすさだ。
河原町の丸善ジュンク堂で古本市が開催中で、早速行ってみた。
鴨川はチョコレート色の濁流が河幅いっぱいに流れて、普段の大人しい清流とは打って変わって荒々しい大河だ。
三条河原にはたくさんの鳩が濁流の方を向いて集まっている。雨も激しいのに何をしているのか不思議だ。
さて古本市だが、丸善の地下二階にある20坪ほどのスペースに文学書や画集を中心に本が並んでいる。
安野光雅文集(岩波書店)とかバタイユ著作集、きだみのる、そしてお決まりの梶井の「檸檬」もちろん本物のレモンが横に置いてある。
このところ巨大な新刊書店が古本屋とコラボする企画を立てることがある。
春先にはジュンク堂大阪本店がしばらく古本市の会場となっていた。またジュンク堂の西宮北口店には常設の古本コーナーがあって、今津や元町に店舗がある古本屋が本を並べている。
また大阪の北部に新刊書店を展開する田村書店は古本屋もやっていて店の前にワゴンを並べたり、店内の一角に古本スペースを設けて販売している。
ただ田村書店は例えば千里中央の店など広大なスペースをもち、固い哲学書やいい文庫もたくさん揃えているのに、古本スペースにあるのは大半が時代小説や金儲けのノウハウ本、実用書だ。
客から買い取った本を並べるとこうなるわけだ。
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今日から盆休みのところが多い。
例年ならうだるような暑さなんだが今年はうってかわって、梅雨を思わせる長雨で気温も上がらず過ごしやすい。
下鴨の古本市は3日目なんだが強い雨が予想されるために今日は中止された。
そこで今日は古本市あるあるを書いてみる。
さて意気込んで買おうと本棚を探るのだが、自分が持っている本がかなり安い値段で売られているのを見つけてがっかりすることがよくある。
買おうかどないしょか迷っている本があるのだご、(やめとくか)とその場を離れてしばらくしてから「やっぱり買おう‼️」と戻ってみたら売れてしまっていたというのは実によくある。
平台をザーッとみて「とくに欲しい本はないなあ」とがっかりして、(それでもせっかく来たんだから)と未練がましく今度はゆっくり棚を見てみたら思わぬ拾い物をしたというのもよく聞く。
会計してもらうときこっちの計算していた金額と違うことがしばしは起こる、それも決まって高いのだ。この原因は均一台の本なんかで、店の方では以前つけていた値札を取り忘れていて、おまけにレジにいるのはバイトの融通の効かない人だったりするためだ。
均一台で一冊100円だが、10冊まとめると500円となっていると(なんでこんな本こうたんやろ)というのが混じっていることはしばしばある。
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昨日から始まった下鴨の古本市は実に不思議だ。
そもそも真夏に屋外で古本市をすることそのものが奇怪だよなあ。
とにかく暑い‼️暑い‼️
倉庫から本を引き出して値付けして、梱包する作業が地獄だ。意識が飛びそうになるだろう。
さらに本を詰め込んだ段ボールをトラックに積み込む作業がこれまた腰に響く。
糺の森は北側からトラックを入れられるのでその点は結構だが、現地で酷暑の中、本棚や平台を組み立て本を入れていく作業が実にめんどくさい。
会期が始まったら始まったで、連日38°やら39°やらが続き頭がおかしくなりそうだよなあ。
しかも下鴨は昼下がりには突然の雷雨がやってくることがしばしばある。
大急ぎでブルーシートをかけたり、テントに収納してある雨除けシートを垂らしたりと大忙しだ。
今の話は主催者の古本屋のことだが、客にしてもクソ暑いこの時期に屋外で古本漁りをさせられるのは相当な重労働だ。
各店のテントの内部はその間隔も狭く、天井も低く、思いもしないところにテントの支柱が張り出ていて足や背中をしたたかに打ち付けることがしょっちゅうだ。
本の配列はグチャグチャでどこに何をおいてあるのか当の古本屋も知らない。
おまけに蚊が待ち構えていて襲ってくるからたまらない。ふと気がついたら聞き手の親指の先が赤く膨れて猛烈に痒い。
それに比べてブックオフなら、冷房も効いているし、蚊も襲ってこない、本は著者別、ジャンル別にきれいに仕分けしてあって見つけやすい。
それにもかかわらず相当な数の人が下鴨に集う。確かに安い本もある。
しかし電車賃もかかるし、探す時間や手間もかかる。おまけに酷暑に蚊の襲来に雷雨も来る。
総合的に計算してネット通販で買う方がずっと安いこともしばしばあろう。
これを人々は合理的な計算ができないと考えるべきではなかろう。
もちろん計算はできない。
しかしそれ以上に暇つぶしできるスポットを求めているのだと考えるべきだろう。
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