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古本屋日誌

2021-08-12 19:11:00

昨日から始まった下鴨の古本市は実に不思議だ。

そもそも真夏に屋外で古本市をすることそのものが奇怪だよなあ。

とにかく暑い‼️暑い‼️

倉庫から本を引き出して値付けして、梱包する作業が地獄だ。意識が飛びそうになるだろう。

さらに本を詰め込んだ段ボールをトラックに積み込む作業がこれまた腰に響く。

糺の森は北側からトラックを入れられるのでその点は結構だが、現地で酷暑の中、本棚や平台を組み立て本を入れていく作業が実にめんどくさい。

会期が始まったら始まったで、連日38°やら39°やらが続き頭がおかしくなりそうだよなあ。

しかも下鴨は昼下がりには突然の雷雨がやってくることがしばしばある。
大急ぎでブルーシートをかけたり、テントに収納してある雨除けシートを垂らしたりと大忙しだ。

今の話は主催者の古本屋のことだが、客にしてもクソ暑いこの時期に屋外で古本漁りをさせられるのは相当な重労働だ。

各店のテントの内部はその間隔も狭く、天井も低く、思いもしないところにテントの支柱が張り出ていて足や背中をしたたかに打ち付けることがしょっちゅうだ。

本の配列はグチャグチャでどこに何をおいてあるのか当の古本屋も知らない。

おまけに蚊が待ち構えていて襲ってくるからたまらない。ふと気がついたら聞き手の親指の先が赤く膨れて猛烈に痒い。

それに比べてブックオフなら、冷房も効いているし、蚊も襲ってこない、本は著者別、ジャンル別にきれいに仕分けしてあって見つけやすい。

それにもかかわらず相当な数の人が下鴨に集う。確かに安い本もある。

しかし電車賃もかかるし、探す時間や手間もかかる。おまけに酷暑に蚊の襲来に雷雨も来る。

総合的に計算してネット通販で買う方がずっと安いこともしばしばあろう。

これを人々は合理的な計算ができないと考えるべきではなかろう。

もちろん計算はできない。

しかしそれ以上に暇つぶしできるスポットを求めているのだと考えるべきだろう。

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