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古本屋日誌
2021-08-16 19:34:00
今日で下鴨の古本市が終わった。
雨にたたられて売る方も買う方も面倒な会期だった。
下鴨の古本市は5月の都メッセのと比べると、本のレベルはもちろん下がる。
文庫本でも人気のある高額商品ではなく、ちょっと落ちるやつとか高額なんだがコンディションがよろしくなくて値引きしているやつが出品されている。
その点11月の百万遍のと同じタイプの古本市だ。
これは下鴨に来る客が「いい本を安く買いたい」という感じの人が多いためだ。
だから岩波文庫の「古事記伝」の揃を6000円で、講談社学術文庫の「大和物語」揃を8000円で持っていっても売れない。
そんなんではなくて、岩波文庫の「ギリシア哲学者列伝」の小口にかなり焼けやシミのある本を持っていって500円にしておけば売れるわけだ。
でも、コンディションの下がる本でも古本屋はなかなか入手できない。
そういう本は大量の買取をしている中から何パーセントという形で現れるものだからだ。
その点で今回の下鴨の古本市を見てみたらいい本の量や質が低下しているのは明らかだ。
全体的な古本の量は増えこそすれ、減ってはいないのだから京都や大阪の既存の古本屋が入手できていないのだろう。
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