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古本屋日誌

2021-01-06 20:09:00

Amazonのサイトで本を1円、送料を257円に設定して販売していることがある。

Amazonは手数料が本の値段の15%で、さらに一冊売れたそれぞれに60円払わなければならないし、サイトの使用料金が毎月5000円くらいかかる。

当然本の仕入れ代金もあるし、ゆうメールの送料も、110円くらいはかかり、封筒代その他の備品代も一冊について5円は必要だ。

そうするとたとえただで本を仕入れたとしてもここまでで残る金は32円しかない。


また注文のあった本を探す時間と手間に加えて本を梱包して郵便局まで持参する労力と時間も必要だ。

こうなると完全に赤字になってしまう。

私の知り合いの古本屋にもAmazonに1円、送料257円で出品している人がいて

「なんであんな値段にしてるん?どう考えても赤字やん」と聞いてみたら

「あのなあ、本は一冊一冊仕入れてない。一山なんぼて買い取ってるから、トータルで黒字になったらええのや」という。

「それは問題が違うやろ。ただやったとしても客に本を送るだけで完全に赤字やん。商売として成り立ってへんやん」

とごく当たり前のことを言ってみたが、彼は言われたことがわからないようだった。

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2021-01-05 20:14:00

高槻に仕事で行って専門店化が進んでいるのに驚いた。

阪急高槻とJR高槻を南北につなぐ中通りにお茶漬けの専門店がある。鮭茶漬けや鯛茶漬けからうなぎの茶漬けなどメニューも豊富だ。

はしごして最後の締めに茶漬けとなった酔漢御用達の店だよなあ。

中通りから東へ入る東西の道にはフレンチトースト専門店があったが、これは無くなってしまった。
残念に思っていたところその店の斜向かいに今年の2月からカレーうどん専門店ができる。
カレーうどんは確かに魅力的だし、これをそばにしたカレーそばもうまいのだが、まさか専門店ができるとは驚きだ。

アーケード商店街から西に入ったところにはコッペパンの専門店がある。これはかなり大きなコッペパンの真ん中にツナやらフルーツやらピーナッツクリームやらを挟み込むものだが人気がある。

アーケード商店街のカレー屋の跡地にお餅の専門店ができた。つきたてのふわふわのお餅を扱う。

かつて市場があって店先でうなぎを焼いていた店のあった本通りには岡山県から毎日食材を運んでくる、岡山物産の専門店がある。

その他プリンばかりを扱う店もあるし、ニッカのウィスキーだけを専門に扱うバーもある。
大阪はあまり専門店化せず、なんでも扱う店が多かったが、このところ神戸の影響なのか、社会が成熟してきたからか風向きが変わってきた。
専門店にできるということは、こだわりを持った人が層としているということだ。

店をやる側にとってはやりやすい。

何せ店主のわがままな趣味についてきてくれるお客さんがたくさんいるということだから、失敗するリスクも減っているということになる。

神田には万葉集に関する本だけを集めた古本屋もあるし、ビートルズのアルバム、海賊盤だけを取り扱うレコード屋もある。

大阪でもその方向に向かうだろう。

角川文庫の昔の海外小説だけを扱う古本屋とか、河出文庫の澁澤龍彦の旧装丁専門の店とかどの辺までわがままが通るのか興味深い。

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2021-01-04 19:15:00

百田尚樹が初めてだというミステリーが「野良犬の値段」だ。幻冬社から先頃出た。

ネットに6人の男を誘拐したとするサイトが現れ、どうもホームレスらしいのだが、大手の新聞社や放送局に身代金を支払うよう要求してきた。

人質は脅迫されている企業とは何ら関係はないのだが、期日までに要求された数億円を支払わないと人質は殺していくというのだ。

ある新聞社が支払いを拒絶したところ人質の1人の生首が見つかる。

てな感じで話は進んでいく。

ミステリーとしての謎解きは早くも第二部冒頭でなされて、説得力はあった。横溝正史のような意味不明な農村の因習などというものに逃げ込むこともない。

読者に謎解きのヒントは隠すことなく与えられているのは当然だが、答えが容易に推測できる作りになっているのはどうかと思うところではある。

百田尚樹の意図は精緻なミステリーを構築することにはなく、マスコミの偽善をあらわにすることにあるようだ。

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2021-01-03 16:37:00

京阪電車は今年から回数券を廃止してしまった。

昼間や土日の閑散期は安く乗れるシステムだったが、改悪して大幅値上げをたくらんだわけだ。

またゴミ箱も経費がかかるから廃止するというし、磁気の定期券も廃止するとアナウンスしている。

全くでたらめな会社であきれるしかない。

経営陣はよほど無能でバカばかりなんだろう。

今後の京阪電車はおそらく自販機の廃止、エスカレーター、エレベーターの廃止に進むことは間違いなかろう。

何せ電気代やメンテ費用がかかるからな。現に萱島駅ではエスカレータ一1機が廃止されている。

続いてトイレの廃止にも進むだろう。トイレは家で済ましてくるべきだと考えられるし、掃除のための人件費や水道代その他もバカにならないからだ。

さらに運転手や車掌の廃止も当然だろう。すでに神戸のモノレールはそうなっている。とにかく人件費ほど無駄なものはないからな。

続いて線路も廃止するだろう。歩いた方が電気代もかからないからな。

萱島から大和田は廃止。その間は撤去した線路を歩いてくださいとなるに違いない。

線路なんか維持するのに金がかかるからな。



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2021-01-02 14:44:00

新潮新書から小坪遊の「池の水を抜くのは誰のため」が出た。

タイトルはテレビでイベントとしてもてはやされることもある池のかいぼりの問題点を指摘したものだ。

外来のアメリカザリガニやカメ、コイを駆除するというが、都会の池にはそういう生き物しかいないので、子どもが自然に触れられる場を奪うことになりかねないそうだ。

それはさておき、この本の白眉は、行き過ぎたマニアの行為が野鳥の子育てに悪影響を及ぼしている話から始まる奄美大島の話だ。

猛禽類の営巣や子育てをいいアングルでカメラに収めようと、何人ものカメラマンが異様な風態で巣の周りを取り囲んで鳥に緊張感を与えてしまう。

これは確かに完全なストーカー行為だな。

また奄美大島に生息する希少種のカエルをペットショップの店長と動物図鑑の著者が持ち出そうとして空港で発見されて逮捕される事件があった。

この本の著者小坪は逮捕された2人にインタビューを申し込んだが店長からは拒否され、もう1人からはあれこれ話は聞けた。

何でも逮捕、釈放後仕事で別の動物の写真を撮りに出たところ警察に職質されて「前科があったため」長時間取り調べを受けて、挙句家族にも警察が事情聴取に訪れてようやく釈放されたそうだ。

著者は「この期の及んでやめておいた方がいいのではと思うのですが」などとコメントしている。

その上で、つまり十分社会的制裁も受けたことを確認した上でさらにインタビューしょうと断したがメールに返事はなかった。普通はそれで断念するだろうところが、この著者はわざわざ逮捕された2人の自宅を調べ上げて訪れてインターホンを鳴らすが応えはない。

「家の窓のカーテンは全て閉められていました。玄関には魚やカメのオブジェが飾られており、庭には水槽や飼育設備がたくさん並んでいました。生き物が好きなら「こんな家にしてみたいな」と思うような家でもありました。」
と書いていてよくわからない。

バカは何にせよやることが過剰だ。



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