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古本屋日誌
2021-01-02 14:44:00
新潮新書から小坪遊の「池の水を抜くのは誰のため」が出た。
タイトルはテレビでイベントとしてもてはやされることもある池のかいぼりの問題点を指摘したものだ。
外来のアメリカザリガニやカメ、コイを駆除するというが、都会の池にはそういう生き物しかいないので、子どもが自然に触れられる場を奪うことになりかねないそうだ。
それはさておき、この本の白眉は、行き過ぎたマニアの行為が野鳥の子育てに悪影響を及ぼしている話から始まる奄美大島の話だ。
猛禽類の営巣や子育てをいいアングルでカメラに収めようと、何人ものカメラマンが異様な風態で巣の周りを取り囲んで鳥に緊張感を与えてしまう。
これは確かに完全なストーカー行為だな。
また奄美大島に生息する希少種のカエルをペットショップの店長と動物図鑑の著者が持ち出そうとして空港で発見されて逮捕される事件があった。
この本の著者小坪は逮捕された2人にインタビューを申し込んだが店長からは拒否され、もう1人からはあれこれ話は聞けた。
何でも逮捕、釈放後仕事で別の動物の写真を撮りに出たところ警察に職質されて「前科があったため」長時間取り調べを受けて、挙句家族にも警察が事情聴取に訪れてようやく釈放されたそうだ。
著者は「この期の及んでやめておいた方がいいのではと思うのですが」などとコメントしている。
その上で、つまり十分社会的制裁も受けたことを確認した上でさらにインタビューしょうと断したがメールに返事はなかった。普通はそれで断念するだろうところが、この著者はわざわざ逮捕された2人の自宅を調べ上げて訪れてインターホンを鳴らすが応えはない。
「家の窓のカーテンは全て閉められていました。玄関には魚やカメのオブジェが飾られており、庭には水槽や飼育設備がたくさん並んでいました。生き物が好きなら「こんな家にしてみたいな」と思うような家でもありました。」
と書いていてよくわからない。
バカは何にせよやることが過剰だ。
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