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古本屋日誌

2020-10-26 16:05:00

ブックオフは日本の古本屋の中で唯一全国各地の都市中心部に出店して、なおかつ店舗を維持している。

品揃えも多岐にわたっていてここを凌駕する古本屋はあんまりないだろう。

店舗は清潔であり、通路も確保されており、本がうず高く天井まで積み上がってどこに何があるか誰も知らないなどということはない。

店内は明るく、店員は訳のわからない挨拶を大声で喚く面倒なサービスを実行しているがこれはこれで「気持ちがいい〜」と感じているお客さんもかなりいるので仕方がない。

ただ不思議に思うのは初版などに付いている帯をほぼ全部捨ててしまうことだ。ブックオフの棚で帯がついた本が並んでいる光景は今のところ見たことがないな。

客から買い取る際はついていることもあるはずなんだが、おそらく値札を付けたり、研磨する過程でちぎり取ってしまうのだろう。

今はもうない天牛堺書店もやはり帯をちぎって捨てていたなあ。ここは均一販売で、ワゴンに本を並べていく際に店員がどんどん帯をちぎって用意してある袋に投げ込んでいたなあ。

それどころか新人の店員をベテランが指導する際に「あんた、帯の取り残しがあるで、わしよりようさんちぎらなあかんのに、えらい少ないやないか」などと気合を入れてちぎるように指示していた。

確かに帯をつけているとワゴンに詰める際に引っかかったり、破れたりして面倒だろうし、帯のない方がたくさん詰められるとも考えられる。
しかしちょっともったいない感じもするのだがなあ。

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2020-10-25 11:14:00

中公新書から藤野裕子の「民衆暴力」が出た。

明治維新後の解放令に反対して被差別部落を襲撃した一揆、秩父困民党、日露戦争のポーツマス講和条約に反対する日比谷焼き討ち、関東大震災後の朝鮮人虐殺事件を取り上げている。

朝鮮人虐殺事件について震災後の騒然たる中警察が「鮮人が襲ってくる」だの「鮮人に襲撃の動きがある」だのといったデマを振りまき、それに踊らされた大衆が自警団を組織して集団で朝鮮人を殺害したことが語ってある。

同時に藤野は大衆が警察署も襲撃していたことを明らかにしていて、これは取り立てて反権力的なものではなく「鮮人を処罰したいのに警察がかばった」という理由で警察署になだれこんだものだった。

藤野には大衆の騒擾が肯定的に取り上げられているとする異議申し立てのようなものがある。

左翼の影響なのか、大衆が権力にたてつくことを肯定する価値観があることは確かだ。

しかし今そんなものが信じられているとは到底思えない。

例の在特会がやっていたヘイトスピーチなんかは大衆運動だし、大阪で猖獗を極めている維新の連中だって立派な大衆運動だ。60年安保や渋谷暴動なんかを評価するのであれば、同じ大衆運動である在特会や維新も高く評価しなければダブルスタンダードになってしまう。


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2020-10-24 12:11:00

ミナミのオリエンタルホテル南側にあった居酒屋「清水」がなくなって久しい。

ここは一膳飯屋みたいなしつらいで正方形の大きな店で、ショーケースにシャケ、鯛、カレイなどの美味しい魚が揃っていて、玉吸やご飯もうまかった。さらに昼前からお酒も飲める店で、つまり「飲んで食える店」だった。

この手の店はなかなか少なくて、ビアホールなんかは確かにビールはうまいけど、おかずにできるものがない。唐揚げとかピーナッツやらは置いてあるけど、あくまでつまみでしかないから本格的な食事もできるというわけにはいかない。

ようやく見つけたのがNGKビルの一階にある「さつき」という居酒屋だ。ここは朝の11時から晩の11時までやっていて、而今や八海山などの清酒が楽しめるほか穴子の天ぷら、アワビのつくり、関東煮、などをいただくことができる。

ただメニューが海産物に偏りポテトサラダとか白菜の辛子和え、メバルやカレイ、金目のたいたんなんかも置いていないのは残念だ。

そうなるとやはりナンバシティ南館一階にある「さかいたちばな」の素晴らしさを思い浮かべずにはおれない。

ここは海鮮もうまいが海老フライやコロッケ、菜葉のたいたん、などメニューが充実していて飲むこともできるけどご飯を食べる店としても完璧だと思う。

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2020-10-23 18:03:00

今日10時から大阪高裁で日能研関西を相手どった雇用延長裁判の公判があった。

結果は裁判所が和解を勧告してきた。

労働条件に関して協議することを検討すると認めるとの条件で、会社は3週間以内に応じるかどうかを決めることになり、もし和解に応じないとなれば12月23日に判決という段取りとなった。

会社は交渉に応じるだけでその上で蹴ってもいいわけだからどうなんかなあという判断だが、同調圧力の強烈なこの国のことしかたがないのかもしれない。

今後契約書を取り交わす際に労働条件に不満がある場合は必ず一筆書かせておかなければいけない。

「この時給は認めません、しかしサインしないと首になるので泣く泣くサインはします。だが今後時間給の協議には応じてもらう約束を取り交わしました」という感じだろう。

あるいは契約書にサインはせず、その上で地位保全の申し立てを同時にしておくことが必要だ。


こうした話を書くと絵空事だという人が必ずいる。

そういう人の職場では上と裁判をして揉めたらでもしようものなら、職場環境がギスギスするし、下手したらパワハラに遭うということなんだろう。

そのような情けない職場こそ大問題で今回の原告である社会の先生の働く塾ではこの先生以外にも訴訟が行われているが、パワハラやいじめもまったくない。

つまり職場での労使の力関係がもっとも大切なんだということだ。

職場がブラックで、頼るところが最低な判事しか通常いない裁判所では誰も浮かばれない。

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2020-10-22 11:11:00

神戸に本部のある中学受験の進学塾、日能研関西を相手取った雇用延長裁判の控訴審が明日23日の金曜日10時から大阪高等裁判所である。

日能研関西で社会の非常勤講師を務める先生が60で定年となり、雇用延長に入ったが時間給が2割も減らされてしまった。

身分は非常勤なので時間給で雇われているアルバイトだ。だから定年前も後も仕事の内容は授業をすることで何も変わらない。

それにもかかわらず時間給を削減するのは不当だと訴えているのだ。一審の神戸地裁は門前払いに等しい不当な判決を下したので、大阪高裁に控訴した。

その第1回公判が金曜日にある、なんでも傍聴にたくさん日能研関西の職員や非常勤講師が来るという。同じ会社で働く者にとって関心があることだろう。

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