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古本屋日誌

2020-05-11 00:15:00

昨日NHKで今回の肺炎騒動に関して各国で個人を監視する様々な仕組みが報じられていた。

韓国は今回いち早く感染を抑え込んだとしていつまでもダラダラ自粛を続けている我が国と比較して手本にされることもある。


しかし携帯の位置情報、クレジットカードの使用履歴、街頭にたくさん備え付けられた監視カメラを駆使して感染者の行動をネットに匿名にしてはいるが、事細かくアップしているという。
例えばこの感染者は午前10時半ごろには○△百貨店にいました、午後2時には▲✖︎コンビニにいましたよ、その近所にいた人は感染の危険があるから気をつけてねとやるのだそうだ。

ロシアでは14歳以上の国民は位置情報を提供するアプリをダウンロードすることが義務づけられていて、外出する時は許可書をとらないとならず、許可書を取らずに外出した場合は直ちにアプリの位置情報をもとに捕捉されて罰金を課せられるとのことだ。


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2020-05-10 15:16:00

昨日は久しぶりに京阪電車の古川橋駅近くのお客さんのところに買取に行きました。
駅前のパチンコ屋は二店とも営業していて一軒はドアというドアをフルオープンにしていてジャラジャラの巨大音響がロータリーに響き渡っている。
ここは寺島珠雄が飯場で働いていたところで「私の大阪地図」にその話がある。駅北側の中学校新設工事に従っていたのだが、地名が「幸福町」なので、寺島はその下品で生活感のなさを批判してました。
まあバカな役人しかいない街ではよくあることですよね。その中学校も今は廃校となり跡地利用も決まっていない。幸福町7番地には「幸福ビルが建っていて、その横には「幸福郵便局」がありますな。

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2020-05-09 09:15:00

坪内祐三の「総理大臣になりたい」を入手しました。ぜひお読みください。
坪内が総理大臣になってこう言いう国を作りたいとビジョンが書いてあり、また閣僚名簿も載ってます。


経済の面ではバブル景気を批判して小日本主義で行く、少ない収入でも満足できる生活を実現すると述べる。石橋湛山が植民地を持つからアメリカやソ連との戦争の危機に瀕する、逆に満洲やシナから手を引けば戦争はなくなると主張したことを例に出している。もちろんインフレを起こして経済を活性化しようという路線にも反対で、オイルショック時の経験をもとに反対しています。

まああれですね中野孝次みたいな主張ですな。経済の面では明らかに坪内の主張は間違いです。小日本主義など貧困を拡大させるだけで最悪であり、経済的な全体のパイはしっかり拡大していかないといけません。


だいたい今の日本人は豊かではありませんからね。

 
この本では60年安保の話もあってその当時の大衆の思いを分析して、無差別爆撃をし、原爆まで落としたアメリカへの怒りがあるのだが、現実の日本はアメリカの核の傘のもと経済的に潤っていて、なんとも言えない不満が溜まっていたという。
それに加えて岸信介がA級戦犯であったことが国民の怒りを増幅させたとも主張しています。

でもまあ戦犯はアメリカが勝手に言っていることで、なんの根拠もない。

だいたい都市を絨毯爆撃したり、ユダヤ人虐殺みたいに広島、長崎に原爆を落とすなどアメリカの行為は言語道断です。

今日の朝日新聞には六十年安保の特集があって、当初大衆は安保改定に反対していなかった。しかし岸がアイゼンハワー訪日に合わせて国会の承認を取り付けたいと思い、「事前協議」や「極東の範囲」など問題が山積しているにもかかわらず、強行採決に及んだために世論も反対に傾いたとこ主張が書いてある。

まあこれが普通の考えですよね。大衆は民主主義を踏みにじられたから激昂したという考えですね。


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2020-05-08 11:53:00

角川新書から浅見雅一の「キリシタン教会と本能寺の変」が出た。

例の浩瀚な「日本史」を著したルイスフロイスの手書きの原典から初めて翻訳してそれを元に本能寺の変の真相に迫ろうというのが売りの本だ。

本能寺の変の真相としては、このところ流行りなのが四国説ですね。長宗我部との仲添えを光秀は果たしていたが、信長は長宗我部を切り捨てることにし、征討には丹羽長秀を向かわせることにし光秀をメンバーから外してしまった。これで面目を潰された光秀が暴走したというやつですね。

しかし今回初めて翻訳されたというフロイスの手書きには「明智は日本君主国の国王になりうるか否かを試みることを望んだ」とあります。要するに天下が欲しかったんだということですな。

浅見は四国説は弱いという。攻略の担当を外されることは普通にあることでそれを光秀が過度に恨みに思うとは考えにくいという。

浅見が説くには実は信長は光秀を処分しようと決めていた、それをもれ聞いた光秀が「わが一族の存亡の危機だ」と焦って反逆に及んだんだという。

うーん、そうなんかなあ。まあ。どうでもいいんだけどね。

他には明智が討ち取られてその首級か部下とともに本能寺に集められてさらされた話や天王山で光秀が敗れたあと、その子どもが坂本城に立てこもったところに、高山右近が攻めてきた話が詳細に書いてある。

攻め立てる高山右近に城内からは何を思ったか蓄えてあった大量の金銀財宝を琵琶湖に投げ捨てるシーンが見られたのだという。まあもう死ぬんだから最後に面白いことしてやろうということなんかな。

それにしてもフロイトの手稿の翻訳なんだが、日本語になってない。浅見というのはバカなのかな、久しぶりに訳の分からない日本語に遭遇しました。


2020-05-07 10:42:00

1996年に柴田書店から出た大冊「大和屋歳時」を入手しました。ぜひお求めください。


今は無き南地大和屋の写真集で序文を司馬遼太郎が書き、桂米朝がお座敷芸のへらへら踊りの話を書いているほか、米朝に田辺聖子を交えた座談会なども収めてある。
元々大阪の料亭ではここが有名で料理を納めていたのか「吉兆」だったんだから時代というものですな。
大阪の料亭のカラフルな手の込んだ料理を視覚的に堪能できるし、今はもう廃れてしまった節分のおばけの変装も楽しめる一冊だ。
今は大和屋の跡地は大きなホテルになってしまっているのだが、その前にはバー「フォーリーフクローバー」があって自家製のレーズンバターが楽しめるし、以前はカウンタ越しに巨大な水槽があった。ここのマスターは元は梅田の「トライブ」というバーで働いていたのだが、「もっと勉強したい」(ウィスキーは常温の水の方が香りが立つんだが、常温といってもその加減が難しくてしっかり身に付けたいとか……)とわざわざ都島のバーで修業してようやくミナミに自分の店をオープンさせた。

まあそういう姿勢は昔と何も変わらないよね。



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