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古本屋日誌
2020-05-08 11:53:00
角川新書から浅見雅一の「キリシタン教会と本能寺の変」が出た。
例の浩瀚な「日本史」を著したルイスフロイスの手書きの原典から初めて翻訳してそれを元に本能寺の変の真相に迫ろうというのが売りの本だ。
本能寺の変の真相としては、このところ流行りなのが四国説ですね。長宗我部との仲添えを光秀は果たしていたが、信長は長宗我部を切り捨てることにし、征討には丹羽長秀を向かわせることにし光秀をメンバーから外してしまった。これで面目を潰された光秀が暴走したというやつですね。
しかし今回初めて翻訳されたというフロイスの手書きには「明智は日本君主国の国王になりうるか否かを試みることを望んだ」とあります。要するに天下が欲しかったんだということですな。
浅見は四国説は弱いという。攻略の担当を外されることは普通にあることでそれを光秀が過度に恨みに思うとは考えにくいという。
浅見が説くには実は信長は光秀を処分しようと決めていた、それをもれ聞いた光秀が「わが一族の存亡の危機だ」と焦って反逆に及んだんだという。
うーん、そうなんかなあ。まあ。どうでもいいんだけどね。
他には明智が討ち取られてその首級か部下とともに本能寺に集められてさらされた話や天王山で光秀が敗れたあと、その子どもが坂本城に立てこもったところに、高山右近が攻めてきた話が詳細に書いてある。
攻め立てる高山右近に城内からは何を思ったか蓄えてあった大量の金銀財宝を琵琶湖に投げ捨てるシーンが見られたのだという。まあもう死ぬんだから最後に面白いことしてやろうということなんかな。
それにしてもフロイトの手稿の翻訳なんだが、日本語になってない。浅見というのはバカなのかな、久しぶりに訳の分からない日本語に遭遇しました。