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古本屋日誌
今日は広島に原爆をアメリカが落とし無辜の大衆を虐殺しさった日ですね。
戦後の日本はアメリカのおかげで繁栄を謳歌して、この事実を見ようともしない。大都市の全市民を抹殺するなどという行為はナチスドイツのユダヤ人虐殺をはるかに上回る蛮行で、当時の国際法にも違反し、明確な戦争犯罪ですよね。昨日の朝日新聞の天声人語には広島カープの山本浩二の兄が被爆していた話が載っていて、その彼の言葉に「こんなことを仕出かした米軍への憎しみは忘れない」とある。これがまともな感覚でしょう。
でも、まあわれわれはその後朝鮮特需で儲けたし、ベトナムでも沖縄が前線基地となり貢献し、その一方で経済的な繁栄に集中することができた。いわば日本はアメリカの中の田舎町で、女子どもであったわけで、それによって80年にも及ぶ平和が保たれたわけだからありがたいことでもある。
だからといって広島への原爆でアメリカを免罪することなどできるわけがない。
岩波書店は毎月文庫も新書も単行本も重版を実施してます。さらに明治維新150年のやら夏の一括重版やらいろんな理由をつけて様々な本を復刻していきます。
古本屋にとっては大きなチャンスで需要のある本を見極めることができます。今回の夏の一括重版では人気の高い「リグヴェーダ讃歌」が復刻。
この本はインドの古代の賛美歌のようなもので翻訳も理解を超える奔放なものでイメージをかきたてられます。「汝らは男子により注ぎめぐらされる。汝は人界をみはらかし、浪だちて木桶の中に、牛乳もて塗らる。」てな感じで面妖な〜。
ほかにもロックの「教育に関する考察」、ディドロの「百科全書」、渡辺一夫の「フランス・ルネサンスの人々」このあたりは随分人気のある本で、私も何回か探してくれとお客さんに頼まれました。復刻とあいなり、一時的に古書価は下がりますが、いっときのことで需要のあるこれらの本はまた高騰するわけです。
昨日は少し暑さがましな感じはしたが、身体が慣れてきただけかもしれない。それよりも右腕が二の腕のあたりが痛んで肩口より上に上げるのが苦しい。こんなことは初めてでいわゆる50肩みたいなものなのか、友人に聞いたら「おれは使てない左の肩が痛なって、注射とかしてもうだけど、治るのに1年以上かかったわ」と気になることを言う。
韓国との関係は難しいね。古田博司が「東アジア イデオロギー」で述べていたがそもそも韓国やその他朝鮮半島の諸国と日本が良好な関係にあった時代はあまりないということなのだ。植民地時代もあったし、徳川時代はいつでも朝鮮通信使なるものが判で押したように持ち出されて「友好の証」と言われているが、あれは何十年かに一回朝鮮が国威を誇示する目的でやっていたことであるし、それ以外付き合いは希薄だった。秀吉の朝鮮出兵もあったし、その前は元寇で、元の兵隊の大半は朝鮮人だったことは周知のことだ。さらに騎馬民族学説もあるし、そもそも天皇家自体が朝鮮半島を経て日本を侵略してきた可能性もある。
だから古田博司の主張としては東アジアは中国も朝鮮もそして日本も事大主義をモットーにしていて、互いに他を軽蔑し合う関係にあるわけで、それがむしろ伝統であり、正常なんだという。
韓国の言うように徴用工に金を払ってないのは問題はあると思う。日韓基本条約云々は聞き飽きた。その主張が客観性を持つとは思えない。日本人も徴用されたし、空襲でたくさんの死者を出して、国に賠償を求めて裁判を起こしたがいずれも敗訴してきた。今の日本人はそれでいいんだろうが死んだ人間はそれで納得しているとは思わないな。
靖国の英霊だってそもそも平和なんか望んでいないだろうよ。アメリカのヤンキー野郎とヘラヘラ仲良くして平然としているような今の日本を英霊は心底軽蔑しているだろう。
その上でかつて竹内好が戦争責任や加害責任には年数がないといけないと主張していたことも思い起こさないといけない。竹内好が言うには戦争責任はその記憶が残っている間に限るべきだということだ。韓国のようにすでに70年以上をけみした徴用工の問題を言い続けることが許されるならわれわれは元寇の侵略責任や、騎馬民族の侵略責任なども朝鮮に問いただす権利があることになる。そんなことはバカバカしい。
昨日はなぜか暑さも少し一服で曇りはしていなかったが、日差しが心なしかやわらかで痛いような感じはなかった。
講談社現代新書の小熊英二「日本社会のしくみ」なんですが、統計的手法を駆使して日本の勤労者を正社員、自営業者、その他の非正規雇用に三分類して正社員は4割なにがし、自営業者が3割強、残りが2割くらいとして、正社員のような定年まで勤め上げて厚生年金を夫婦で22万くらいもらうパターンは以前から少なかったという。小熊は小規模な店をやっているような人たちがこのところのイオンやらヤマダ電機やらの進出で廃業となりその子弟がこれらの店でバイトとして働くようになったので、非正規雇用が増加したという。
確かにわしの親は大工で工務店を経営していたが、不肖の息子は手先がおもいっきり不器用で、頭も悪く工務店を継ぐことはできず、予備校で教えたり、塾で指導したり、今は古本屋となってます。
河合塾で教えていたが、アンケートも悪いし、仕事も遠隔地の浜松とか豊橋を指定されるし、これは肩たたきだからさっさと辞めようと思って「もうおたくでは仕事はやりませんから、どうもありがとう」と言ったら教務の職員が「先生、天下の河合塾ですよ、辞めたら損ですよ」と言って慰留してきたのは面白かった。こっちは河合塾が嫌いだから辞めるゆうてるのに、河合塾は天下の大企業ですよと言わんばかりの夜郎自大で、面白かった。
そうなのかあ、世間には自分の会社を大したものだと本気で思っている人がいるんだなあとわかりました。おれは素人っ毛が抜けなくて会社がやってることはバカバカしいとしかいまだに思えない。
今日も暑いですね、昨日は昼過ぎに萱島周辺は積乱雲に包まれて激しい雷雨となり、京阪の寝屋川車庫に落雷して一時運行ストップとなった。それにもかかわらず、夕方になっても、夜になっても蒸し暑さはちっとも変わらず、なんのための雨だったのか、もっと激しいものを期待します。
みなもと太郎の「風雲児たち」の最新刊ごリイド社から出ました。今回は薩摩が引き起こした生麦事件です。久光の行列は先ぶれと久光の本隊、後続隊の3つのセクションからなっていて、騎馬の4人のイギリス人も最初の行列は道の脇によってやり過ごして、さて大丈夫と再び歩みを進めたところ、100メートル以上離れて後ろから進んできた本隊に出くわしてしまう。今度は久光の籠を含む隊列なので道いっぱいに広がっていてとても騎馬で避けきれるものではなく、イギリス人たちは「これは無理だ、引き返そう」と踵を返したところ籠の脇を警護していた薩摩の侍が「無礼者‼️」と飛びかかって斬りつけた。
なるほどね〜〜この漫画を読むと一応イギリス人はこのまま進んでは行列にぶつかるから引き返そうと試みているので、それを許さなかった薩摩の侍の血気盛んな攘夷魂は感じられた。まあ幕閣の苦労も知らないで好きなことを主張しているわけだからこうなるのも当然ですな。
その後のイギリス、フランス、ロシアの復讐計画もあれこれ描いてあってアヘン戦争同様日本に全面戦争を仕掛けて屈服させようと目論んでいた様子もわかる。