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古本屋日誌

2019-02-13 13:19:00

今朝は引き続き温い陽気でおてらしさんも柔らかく風も優しい。

小学館から「ゴルゴ13」のvol194が出てゴルゴが手の指のしびれを治すために修験道の行者に弟子入りする話があって、絶食のまま岩壁を素手でよじ登ったりする荒行をこなすのだが、これをゴルゴ打倒の好機と捉えた中国の部隊が襲う。ゴルゴは素手で岩壁に取り付いていて、そこを連射されて断崖絶壁を100メートル下まで落下してゆく。下には深さ1メートルほどの池があるのだがたとえそこに落ちたとしても到底助かるはずもない………。

もちろん助かるんですね、主人公ですからね、その説明が絵解きでやってあるんですが「特別な降下姿勢」とある。それは落下中は身体を腰のところで深く二つに折りたたみ、頭がつま先に着くぐらいにする、池に落ち込む時には一気に身体を開いて表面積を拡大して衝撃を和らげるというもので、いやはやなんとも………。………。

私がずーっと前に通っていた小学校の先生なんですが、生徒がうるさく騒ぐ時にそれを静めるために前から順番に机を破壊していく人がいました。木の机だからできたことなんでしょうが机の脚を蹴りつけて折っていくんです。たまに一撃では折れない時は執拗に攻撃して破壊します。この先生は怖かったなあ。

 


2019-02-12 12:41:00

今朝はよう晴れていて気温もそれなりに高く、冬は一休みしています。それでも風が冷たく手がかじかみます。

新潮新書から波多野澄夫らの「決定版日中戦争」が出ました。満洲事変から全面戦争に至る過程を最新の研究を基に描きなおした労作です。ぜひお求めください。

満洲事変に関しては石原莞爾は満洲の占領が日本が雄飛するために必須であるとし、独立国家や地方政権を建てるのではなく植民地にすべきだと主張していたとある。この辺の石原莞爾の世界情勢の分析をもっと読みたいところではあるんだけれど、全体としては間違ってはいなかった。

また事変に際して朝鮮軍は天皇の裁可を得ずに勝手に国境を越えて参戦したことも触れられていて「軍法違反である」が有耶無耶にされたとある。民主主義が大衆に普及し「命は大切だし、事件は現場で動いてるんだ、部外者は口を出すな❗️」という考えなんだろう。陸軍中央も命を張っている部隊に文句は言いにくい。ここいらへんの生の声も聞きたいところだが、この本は小冊子などで、そこまでは書いていないのが残念だ。今の天皇も退位したいと言っただけであれこれ文句言われていたし、すぐには退けず2年くらいも待たされてしまいかわいそうだ。平和である今ですらその意思はないがしろにされるのだから戦時で血管をピクピクいわせていた当時は天皇の意向など無視されてしまうのも当たり前だったのだろう。


2019-02-11 13:17:00

今朝もかなり寒うて曇り空で雨ももうてます。しかし冬なら当たり前の寒さで特段どうということはありません。

今月の「中央公論」は恒例の新書大賞特集でベストは中公新書の「日本軍兵士」、吉田裕となっています。大東亜戦争中の太平洋城の島で悲惨な戦いを強いられた模様が詳細に述べられているという。アメリカは攻略戦中もキャンプには食料や娯楽品が溢れ女と酒が飲めるスナックなどもあったわけだが、われわれの軍隊は砲弾が不足するのは序の口で満足な食料すらない、ために餓死者は続出するは、戦友を殺して食べたりまでしていたことはよく知られています。

著者の吉田はインタビューで昨今の戦争をかっこいいものとする風潮を危惧しているといい悲惨な戦争の真実を知ることが大切だとか言っているがそうですかね?そんなものは知ったところで必要なら戦争はしますけどね。現に北朝鮮は核武装を十分にしていつでもアメリカを叩く戦争をできたからこそ譲歩を引き出し得ました。

確かに豊富な装備と武器弾薬を揃えオンナをはべらしながら攻めてきて戦友を殺していく米軍には温厚な人間でも殺意を抱いたでしょう。白井聡の「国体論」は戦前の天皇に変わってアメリカはが国体となり侵すべからざるものとして君臨していると述べた評判の新書で今回のランキングにも入っています。

でもまあアメリカ憎しは死んだ人間の思うことであってこれほどアメリカの恩恵を誰も彼もこうむっている現在の日本ではその主張はリアルではありません。

天牛堺書店はいろいろな話を聞きます。ここの取次は大阪屋でしたが、去年ここが経営の刷新に乗り出して「増資」したのではないか?だのに破綻したのは不思議だとか古本屋に16億円からの金を貸す銀行があるのは不思議だとか、直前まで古書組合の市でいつも通り大量の本をこうていたとか、外人がたくさん乗り降りする天下茶屋に関しては古本屋をやめさせたい圧力はあっただろうとかいろいろ聞きました。

天下茶屋は物販ではなく薬局や飲み屋にしたいさる筋の圧力は間違いなくあったと思いますけど、それなら天下茶屋だけ閉めさせればいいわけでなにも全店を破産さす必要はない気がします。 天牛堺の経営者側にやる気が失せたという要因があるように思います。


2019-02-10 10:39:00

今朝はかなり風が強うて気温も低く寒い。晴れてはいるが絶え間なく寒風が吹きすさびねまから起きるのが大変でした。

今はもう廃刊となった雑誌「彷書月刊」の2009月の2月号は戦前松竹で活躍した芸人「天勝」特集号で肥田皓三らが思い出話を寄せているんですが、巻末に2、3月に全国で開く古本市一覧が載っています。大阪は谷町月イチ、京橋のツイン、天満宮、南港のATC、弁天町となっています。10年後の2019年、このうち天満宮と南港、弁天町のは無くなりました。

アマゾンなどのネットで探せばほとんどすべての本はたちどころに見つかりますし、ある程度は電子書籍で手に入れることもできます。あえて古本市に行く意味は暇つぶしでしょう。暇つぶしほ実に大切なわれわれの課題です、なにせ人生とてつもなく長いんです。パチンコや競馬、麻雀、旅行、映画、ゲームと様々な暇つぶし商品が妍を競っています。本は以前はずっと上げ底で下駄を履かせてもらっていましたから、全然面白くもなく、楽しくもない、くだらない本が多すぎます。昔は娯楽が少なかったので、レベルがないようなしょうむない本でもどんどん出版してましたから、当然ですね。しかしまあ映画にしてもゲームにしても大半はくだらないものですからその点ではどっこいどっこいですけどね。


2019-02-09 11:46:00
去年天牛堺書店の均一台の本のバーコードのところに「天牛堺書店」とプリントしてあるセロテープを貼って販売しているのを見た。聞いて見たら「サラ本のスリットを抜いたりして古本ゆうて安うに買おうとするお客さんがおるんですわ、せやさかい古本の方はわかるようにテープ貼らしてもうてます」という。
万引きはこういう商売にはつきものではあるが、店の側が腹を立てるのはよくわかります。ただ天下の天牛堺書店が今更万引き対策をするのは不思議でした。不正を働く「客」なんかいくらでもいたでしょうし、やろうと思えばできるわけですからね。
そういえば天下茶屋店は去年値段が高い本を置いている均一台の位置を人通りの多い大きな通路に変更していました。これも万引き対策なのかもしれない。
またずーっと立ち読みをしている人もたくさんいました。大した値段でもないのに買いもせずに他の客の邪魔をしてずっと読んでいる非常識な大人や老人、それは許さないと店の方で叱りつければいいんですが、やらない。例えば「まんだらけ」は古川益三自身が店頭に出て「立ち読みはすぐやめてください、この店の近所にはマンガ喫茶がいくらでもあります、読むんだったらそこでしてください」とひつこくアナウンスして追い出してました。
店としては万引きもあるし、買わないで読んでるだけのバカもたくさんいるし、売り上げも振るわないので「もう、ええわ、潮どきやからやめてまお」と思ったのかなあ。

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