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古本屋日誌
中川右介は、歌舞伎や芸能界、タイガース、終戦前後の歴史など、いろんな分野で面白い本を書いている。
そして今回、90を越えて、認知症に悩む母親の介護の日々を綴った『時をかける老女』をビジネス社から出した。
自分がどこに住んでいるのかも怪しくなっている母と暮らすのは大変だし、仕事もある。
もちろんデイサービスやショートステイなども利用して、ストレス軽減に努めてはいるが、それでもあれこれ事件が発生して時間を取られる。
朝は7時くらいには起きて、2人分の朝ごはんをきちんと作るのだが、母親は食べたものをすぐ忘れてしまって思い出せない。
中川が聞いてみたら「美味しいものが出て、全部美味しかった」などと、一応理屈が通った答をするのが、読んでいて面白かった。
それにしても介護生活を5年も続けながら、講談社現代新書から歌舞伎の本をだし、また甲子園100年などの野球の本も描き、だいたい毎年の新刊を2冊は刊行しているのだから、大変なものだよなあ。
現在開催中の下鴨古本まつりだが、2018年のチラシを見ると34店が参加している。(うち2店は目録のみの参加)
所在別でいうと、京都が21、大阪は9、神戸が2、奈良も2。
それが今年2026は全部で24店に減少した。(目録のみの参加はやはり2店)
京都が14、大阪は3、神戸(兵庫県)が5、奈良1、三重が1。
参加店は減ったが、現地に行って様子を見ても、本の数がへり、空きスペースも増加して寂しい感じになっているかというとそんなことはない。
つまり、1店舗あたりの売り場面積が、拡大して、これまでよりたくさんの本棚や平台を並べているのだ。
さて、減少率は京都は34%、大阪は67%になる、古本屋は後継者が見つからない場合もあるし、(これはどの商売でもおんなじだが)、店主が病気で営業できなくなる場合もある。
また下鴨は暑すぎる。連日の猛暑の中、重たい本を運び込み、きちんと並べて、六日間にわたって販売し続けるのは体力的に大変なものが要求されるから、とても辛抱たまらんというケースもあるだろう。
それにしても大阪の古本屋はずいぶん減ったね。2018年に参加していた9店のうち、今年も同じように加わっているのは栞書房だけ。(新たに小町書店とブックソニックが参加)
京都からは比較的近いから、泊まり込みせずに通えそうなのに、出店を見合わせるというのはなぜなんだろうか。
あんまり儲からない、労力に見合う実入りがないということかな。
この古本まつりには本部が設けてあって、参加している古本屋の店主が交代で業務にあたっているようだ。(時折アナウンスで、「〇〇書店さん、本部当番です」とやっている)
本部の業務はグッズ販売、スタンプラリーの金券交換、荷物預かり業務に、宅配便の梱包などのようだ。
大阪の古本市でも本部は設けてあるのだが、俺の見るところ、バイト料を出して担当を配置しているように思う。
この違いが大阪の古本屋には面倒に思われて、敬遠される一因になっているのかもしれない。
今日も8時ごろ起きて、食パンと牛乳で朝ごはん。ジャイアンツとの3戦目を見た。
東京ドームでの試合は CSのG+なんだが、いつも試合前にジャイアンツファンへのインタビューが行われているのだが、それも含めて見てしまう。
この球場は周辺に飲み屋、ビヤホール、飲食店、グッズ売り場などの様々な業種のお店がたくさん並んでいることで、これは甲子園も見習わなければならない。
それにしても、この球場は狭すぎて単なるライトフライがホームランになり、フォークボールでタイミングを崩されているのにスタンドインしてしまうなどといったことが頻繁に起こる。
プロ野球の球場として欠陥品であり、すぐに改修すべきだが、東京の連中はこれで構わないようで、理解に苦しむ。
くつろいで昼前に萱島から準急で香里園、急行に乗り換えて昼過ぎに出町柳。
今日は百万遍で手づくり市が開催されるだろうから、そこで、猫の可愛らしいポーチなどを買いたい。今つこてるものは2年以上経っていて、洗濯したが少し汚れものこってしまっておるし、色褪せもしている。
とりあえず糺の森に出向いて古本市の5日目、さすがにあまり目を引く本には出会えない。
ただ古本からすうりの、おもしろ本コーナーのようなところに、田中角栄の『自伝 わたくしの少年時代』(箱、2刷、1500円)があった。
このコーナーには小野田寛郎を探し出した鈴木紀夫の『大放浪』(単行本の方)や糸井重里のコピー塾本とかもあったな。
他にはどこの本屋かは忘れたが、講談社文庫の『あらかじめ裏切られた革命』が5000円で出ていた。
早々に切り上げててくてく歩いて、枡形商店街、豆大福の「ふたば」には今日も長い行列が出来ている。
商店街の「エルカミノ」(お盆休み中)も「ぼあい書房」(下鴨古本まつり出店中)も今日はお休みで、「上海ラヂオ」だけが営業中。
仕方ないので出町柳まで戻り、例によって電動自転車を借って、百万遍。
工学部前の自転車置き場に駐輪して知恩寺を向かったが、なんと‼️今月はお休みとのことで、次回は9月15日の火曜なんだそうだ。
また、すぐ横の吉岡書店もお盆休み中で、仕方なく出町に引き返すことになった。
今日は8時くらいに起きて、食パンと牛乳で朝ごはん。昨日まで涼しかったが、今朝はまだ過ごしやすい気温だ。
9時くらいに家を出て、萱島、枚方で快速急行に乗り換えて出町柳に9時50分くらいに到着して、初日以来2回目の下鴨古本まつり。
晴れていてかなり暑い。京都スターバックスさんのお話では、昨日は午前中はぐずついていたが、午後からは雨は大丈夫だったとのことだ。お客さんもたくさん見えていて盛況。
小町書店には、中公バックスの日本の名著がたくさん並んでいた、焼けはあるものの月報も、ビニールカバーも付いている。
古書からすうりにはいろんなマンガも並んでいて、初日に目にした花輪和一の『みずほ草紙』全4巻揃(6000円)は売れていた。
このマンガは絵の魅力もさることながら、ストーリーも花輪和一特有のエグ味の少ない楽しめるものだ。
三密堂書店はテントの中の文庫も補充していて、背にかなり焼けがあるものの、ちくま文庫の森鴎外全集が何冊も置いてあった。
他にも角川文庫の『映画の弁証法』(金色のカバー、700円)、ちくま学芸文庫の『プルースト評論家選』全2巻揃(5000円)などの珍しい本もあった。
またテントがけした平台に一冊150円で、たくさんの文庫本が並んでいるのは初日同様で、ちくま文庫の『森鴎外全集』が何冊か、中公文庫の『頼山陽とその時代』、文春文庫の『少年讃歌』なども並んでいた。
石川古本店はいつものように高く組み上げた木製の本棚をいくつも並べて、一冊100円でたくさんの文庫本を並べている。
サンコウ書店は大量のCDなども展開していて驚いた。その中には1999年に出た『春團治三代』(初代と二代目の揃、13000円)が置いてあった。
東洋経済から『幸福についての世界でいちばん残酷なお知らせ』が出た。解説を橘玲が書いている。
わかりやすい本で、なかなか興味深かった。
幸せは人が手に入れたいと思っているものだが、遺伝的に幸福感を感じれる量はある程度決まっていて、環境を変えるとか、やり方を工夫するというのにも遺伝的な要素が深く関わってくる。
つまり、世間ではよく言われている、個人の努力や工夫などというものは意味がないということだ。
またダーウィン以来の性選択の話もあって、例えばツバメはオスの尾羽が長いものにメスは惹かれて、ペアリングが成功することになる。
しかし長い尾羽は飛行速度を落とすから、獲物を狩る際や、天敵から逃れる時に邪魔になってしまい、生存確率を下げてしまうことにもなる。
同じことが動物だという点で同じである人間にも当てはまるのではないか。
女にモテる要素である、ルックス、背の高さ、知性、精悍さなどについて、実は生存のためにはマイナスになっている可能性があるわけだ。