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古本屋日誌
今日は日曜、9時くらいに起きてコーヒーとフルーツヨーグルト、クロワッサンで朝ごはん。
昨日に続いて京橋、大阪、新快速で三ノ宮に11時40分くらいに到着。
ずっと雨が降り続いている。
高架下の眠眠に入ろうかと思ったが、すでに満席で店の前で人数などを記入して待つ状態。タイガースのユニフォーム姿のカップルも待っているが、さすがに2時からのゲームは無理だろう。
待つのはやめて、すぐ前の広い中華屋に入って麻婆豆腐定食を食べた。(930円)
前日に続いてブックオフ センター街店に行ってみた。
今日は雨がしきりなので昨日に比べるとお客さんは少ない。
毎日ように同じ古本屋に出かけても基本的には意味はない。本棚の本はほとんど変わらないだろうから。
しかし今回は、神戸No. 1の古本屋の名に恥じない品揃えで、驚いた。
店内には相変わらず「銀歯をお持ちのお客様はいらっしゃいませんか❓歯医者様からの買取も歓迎致しております」なるアナウンスが流れている中、数多くの若い店員さんがテキパキと本の補充に努めている。
店としては貴金属や、ブランドを売上の柱にしたいわけだろうが、それでもいろんな本を売りに来てくれるたくさんのお客さんを無下に扱うわけにもいかず、苦慮するところなのではないかと、勝手に想像している。
だいぶ前だがハラリが『サピエンス全史』で旅行に行く大衆を日常から逃れられると錯覚させようとするメディアや資本に洗脳されているだけと論じていたが、ハラリの発言はやや極端なところもあるが、基本的には間違っていない。
そんなことにうつつを抜かしていても、単に時間を空費するだけで、得られるものは少なく、コスパを考えるならば読書に優るものはないだろう。
今日は9時過ぎに起きてフルーツヨーグルトです朝ごはん。
洗濯物をといれてから、京阪で京橋、大阪から快速で六甲道。
例によってお客さんのところに伺ってお話。
「地震の前はな、うにすがゆう古本屋があったんやけどな、いまはもうない。
でもここは昔からずっと変わらず住んでる人がようさんおるんや。
六甲道の駅が崩れて下の方が押しつぶされてもうた時もな、なんとか元通りにしーたいゆうおしとさんばっかりで、あのテレビドラマにもなったわけや。
郷土愛が深いのよ。俺もな、実はな、まあ朝6時にラジオ体操いてるんやで、スタンプ貯めてな。もう俺みたいな年寄りから小学校のガキまでぎょうさん集まっとるんや、そんなとこないやろ」
さて、それから阪急六甲まで登っていって、三宮。久しぶりにブックオフ センター街店。土曜日ということでたくさんのお客さんで大賑わい。
なんでも日本で唯一の銀歯の買取をするブックオフなんだそうで、そのアナウンスが店内に流れる。「歯医者さまからのまとまった買取も歓迎です」なんだそうだが、やはり店のポリシーが本ではなく貴金属やブランド品に傾いていることは間違いない。
それにしても品揃えは神戸1の古本屋の名に恥じない素晴らしいもので、珍しい本も並んでいる。
帰りは阪急の各停で梅田に出て、御堂筋線で淀屋橋、4時半過ぎの準急に乗ったのだが、なんでも淀駅あたりで線路にクルマが落下したとかで、全線ストップ。
俺は仕入れてきた本のアップの作業もあるので、ガラガラの車内でゆっくり仕事をする。
しばらくして乗り込んできたおばさんの話では、淀屋橋駅の改札は入場が出来なくなっていて、黒山の人だかりで、大勢の人がイライラしながら立ち尽くしているという。
そういう変な人たちを相手にしないといけない京阪の駅員もご苦労なことだ。
30分くらいして、「復旧の見込みは立っておりません」とのアナウンスが流れて、「振替輸送をしております」ともいう。
萱島の場合、片町線の星田からバスということなんだが、わざわざまた西梅田に戻って、北新地からというルートはばかげている。
ゆったり1時間くらいして、少しまた乗り込んできた人がいて、そのおじさんの話では「上はえらいひと、復旧の見込みはわからないと駅員がゆうと、えらい剣幕で怒り出す人おって大変やわ」。本当に駅員は大変、バカの相手をさせられるんだから。
結局は1時間くらいで、淀駅までは走らせるとのアナウンスがあって、停車中の特急を尻目に俺の乗っていた準急が動き出して、北浜、天満橋、京橋と驚くほどの人たちを乗せて走り出した。
朝は9時過ぎに起きて、処方してもらった咳止め1錠、痰切り1錠、気管支拡張薬1錠、上半身に貼る気管支拡張薬1枚、ビタミン剤1錠と薬まみれの日常だ。
しかしちゃんと服用すると息切れすることもなく、楽なので欠かすことは出来ない。
昼から嫁と天満橋の京阪モール7階にあるジュンク堂書店に出向いた。
祥伝社新書から出たばかりの、大塚ひかりの『事故物件の日本史』を買う。
相変わらずキレのいい分析で、感心させられる。
徳川時代のバレ句を分析して、下女は手をつけても構わない存在で、主人や店の者の慰み物にされることが多かったという。
これはとんでもない話だが、大塚によれば徳川時代は全国的に米の生産高が上昇して、大衆も生活にゆとりが生まれた。
それで、あまりにもな人権蹂躙に対して、それを嘆く句ができるようになったのだというのだ。
また大塚は池袋の女と交わると不幸になるとの伝承があったのも、それによって下女を守ろうという意識の表れではないかという。
確かにうなづける話だ。本をひとしきり立ち読みしてからすぐ横のサテンに入り、嫁はレーコー(550円)、わしはホットとたまごサンドプレートのセット(1550円)をオーダーして、二人で食べた。
今日から出町柳から少し高野川を遡った、洛北阪急で小規模な古本市。
ちょっと早起きして、出荷を9時ジャストに済ませて、その足で萱島、枚方で快速急行に乗り換えて10時10分くらいに出町柳に到着。川端通に出てすぐやってきた京都バスに乗って三つ目、高野橋東詰で降りてすぐ前。
10時の開店に合わせてもう少し早く行こうかとも思ったが、そうすると郵便局に注文品を持っていくのが、昼からになってしまうので、ここはぐっとこらえて、先に出荷を済ませたわけだ。
会場は地下一階で京都を中心に大阪、滋賀、兵庫の10店舗が本を並べている。本以外にも紙もの、雑貨、人形、服もあるし、ちょっとした机や椅子も並べられていて、コーヒーを楽しむこともできる。
ただ、ブックマルシェと称しているが、市場というほどの規模ではない。
会場はエスカレーターを下ったすぐのところで、30坪くらいのスペースで、すぐ前はスーパーで、一階にはスタバもある。
さて、会場は、熱心な古本ファンの人たちが大勢きていて素晴らしい。
最近なかなか見ない『神聖喜劇』全5巻揃初版帯、文春文庫(1200円)、洲之内徹の新潮文庫『気まぐれ美術館』初版(550円)、中公文庫の『自叙益田孝翁伝』初版、帯(1000円)、新潮文庫の『日本文学100年の名作』第二巻(400円)など、わりと珍しい本があった。
帰りはバスに乗らず、高野川堤防を下り、川に沿った遊歩道を利用した。
ここは京都で最も見るべき、歩くべきエリアで、まず道は、ほぼ全て地道で、すぐ下の川べりには、すでにクズの大群落が出現しているし、大きな中洲にはアシが生い茂っている。
また所々に大木が生えており、今はトチの実のシーズンで、歩道いっぱいに黄色い実が散らばっていて、足の踏み場もない。
とうとうと流れる高野川は相変わらず清流で、川幅いっぱいに流れ下り、河岸には鴨の親子が休んでいる。対岸は下鴨の街並みが広がっていて、整然と並ぶおしゃれな建物や和風建築が楽しめる。
今日は平日で、人通りもほとんどなく、(普通の人は仕事してるし、学生は大学だろう。)時折買い物帰りらしい主婦やタンデムツーリングの外人が自転車で通るくらい。
出町柳に着いて、せっかくなので、西に歩を進めて枡形商店街。相変わらず豆大福の「ふたば」はたくさんの人が並んでいる。商店街を入ってすぐ左手の井戸水を使うという、鯖寿司が名物のうどん屋も行列だ。
このところ連日の本を読む置いている倉庫の掃除をして、ゆかに溜まったこなぼこりなどを除去している。
埃はそのままにしておくと、光が当たると焼けの原因になるのでこまめに掃除しておかないといけない。
ただそのために喘息が悪化して、咳が頻繁に出たり、鼻水も止まらなくなったりする。
2ヶ月ぶりにかかりつけの、萱島駅近くの内田クリニックを受診、問診、その他の検査、レントゲン。「写真は前と変わりないな、結核の痕がこれで、やはりその部分は少し収縮するのよ」
「掃除は気ィつけんとあかんよ、埃がアレルゲンになることが多いから、どうしてものときはマスクをきちんとしないと」とのことで、あれこれ薬を処方してもらう。
俺は2011年に結核になって寝屋川の大阪病院に40日くらい入院したのだが、患者への病気についてのアナウンスは全くやらないいい加減な病院で、今思い出しても腹立たしい。
そもそも結核はら法定伝染病なので、入院費や病院での食事代はかからない。(その代わり仕事は禁止される)
そのことをまず患者にアナウンスすべきなのに、大阪病院はやらなかったから、少しの間不安な思いにとらわれた。
また予後について、肺の罹患部位が収縮して、息苦しくなることを、退位する際にアナウンスしないといけないのに、それも出来てない。