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古本屋日誌
今使っている富士通のデスクトップパソコンは2016年にこうたもので、このところプリーズすることが多い。大体寿命は7、八年だそうだから耐用年数が来ているのかもしれない。
またエプソンのプリンターも紙詰まりを起こしたり、印刷画面が二重になって読み取れないなどの不具合を起こすようになってしまった。こちらの方も印刷枚数が30000くらいが限界らしい。
パソコンのフリーズはイライラさせられるものの、暫く待っていたら戻るので、まだマシなんだが、プリンターの不具合は大問題だ。
特に郵便局に差出すクリックポストの宛名の印刷で、表面的にはきれいに刷れているのに、QRコードのところだけがかぶって印刷されてしまう不具合が起こっている。
刷り上がった段階では、不具合があるとは気づけなくて、郵便局に持ち込んで、さあ、追跡番号を読み取ってもらおうとしたら、機械が受け付けない。
やむなく又持ち帰ってプリントアウトしなおさなければならない。
というわけで、今回はノートパソコン、キャノンのプリンターを買うことにした。
お客さんの注文に応じて、うちではゆうメール、クリックポスト、レターパック、ゆうパックなどでお送りしている。
1番多いのがクリックポストで幅3センチ、重さ1キロまでの本を扱うことができて、185円。
宛名は自宅で印刷できて、貼ってポスト投函もできるので便利だ。この宛名の印刷物は1番上にバーコードが記されて、その下にQRコードもあって、それを局で読み取り、追跡番号がわかる仕組みになっている。
ところがごく稀に1番上に表示されるバーコード横の数字が印刷されないことがあって、そうなると局に持ち込んでも、追跡番号を読み取れない。
これはお客さんが郵便番号を間違って記入している時に起こる。さすがに自分のアドレスは間違わないようだが、郵便番号は何かの拍子に違う数字を書いてしまうことがあるようだ。
あと、これはうちのミスなんだが、お客さんの住所をコピペして貼り付ける際にしくじって、一部の文字が欠けてしまうことがある。
例えば横浜市なのに、横着して「横」の字だけコピーを失敗して「浜市」で印刷してしまうことがある。
この場合、市の表記以外は、住所も郵便番号もあっているのだが、しばらくして「あて名に見当たりませんでした」とのスタンプが押されて返送されてくる。
中学受験の進学塾、日能研関西で2000何1月に起きた過労死事件のことだ。
当時算数課の課長だった酒井は50日以上休んでいなかったことがわかっている。
神戸地方裁判所に提出した準備書面には1999年12月1日から、彼が倒れる翌1月23日までの出勤時間、勤務の詳細、退社時間、勤務時間数などが一覧になっている。
もともと彼は木曜が定休でそれを含めて1月に7休だったのだが、定休の木曜日も三ノ宮にある関西本部に出社して業務をこなしている。
休みの日だから、そもそも夕方からの授業はないのだが、模擬試験の作成や新しく教室を開く広島地区での準備だとか、生徒の保護者を集めて開く入試分析会などの用意なんかをしていたようだ。
中でも模擬試験の作成は神経を使うものだろうし、当時の算数課の社員に聞いてみると、「締め切りを守らない人が何人かいたから、酒井さんはその後始末で大変だった」というのだ。
算数課では年間100本くらいのテストを作るのだが、春先に会議をしてそれらの制作責任者と締め切りを決める。
しかし、さまざまな事情で締め切りを守れない人が出てくるようだ。
これは塾業界のみならず、どの業種でも起こってしまうことで、管理職としては頭の痛いことに違いない。
「あと6日しかないんやで。それであなた、出来るんか❓」「6日でやればいいんでしょ‼️」と逆ギレしてくるひともいるわけだから、腹も立つだろう。
これは1つは仕事が出来ない無能な社員をどうするのかという問題である。つまりバカの問題だ。
世間には驚くほど能力のないひとがいるわけで、実はこの問題はどうしょうもない。
本当はこういう人に対して、自分と同等の能力があるとか、対等の人間だと思ってしまうのは間違いだと思う。
そうではなくて、保護してやらないといけない対象として見てあげたほうがいいのだと思う。その方が精神衛生上まだマシだからだ。
その上で、こういう使えないひとを割り振っている上の連中の責任を追及するべきだろう。
「もう次の日入試実戦模試まで10日しかあらへんでー。せやのに算数課の〇〇と△△はいまだに問題出してきよらん。お前らは高いかねもうてるくせして、人の力の目利きすらようせんのか‼️」てな具合だな。
今日から河原町の丸善ジュンク堂書店の地下二階で小規模な古本市。
早速朝から行ってみた。
今日は珍しいくらいの寒さで風も強い。セーターを2枚着て、さらにコートを羽織り、マフラーに手袋も身につけたのでさすがにぬくい。京都市内は雪は降っておらず、寒いので外国のお客さんも少ない。
古本市は、3月4日までのロングラン開催でしかも朝11時から晩の8時までだから利用者にとってはありがたいだろう。
仕事あがりにでも十分足を運べる。
10の古本屋が参加していて、8軒は京都、あとは彦根と丹波篠山からだ。
「古書ダンデライオン」「古書 思いの外」「空き瓶ブックス」が参加しているが、いずれも北野天満宮の近くで「町屋古本 はんのき」(築150年くらいはいってそうな、趣のある町屋だ)を経営していた。
しかし今月末で、店舗は閉じるそうで、今後はイベントや通販で古本屋の仕事はやっていくとアナウンスされている。
さて本棚を眺めると、村上春樹と村上龍の『ウォーク ドントラン』が5000円で出ているし、大江健三郎の「河馬に噛まれる」の初版本、中公文庫の橋本治の『窯変 源氏物語』揃、北隆館の『原色牧野植物大図鑑』全2巻も1万円で並んでいる。
亡くなった福田和也の『イデオロギーズ』や坪内祐三の『東京』『ストリートワイズ』もあるし、昭和14年に出た石川達三の『蒼氓』や岡崎武志の本もいくつか目についた。
それにしてもブックオフの三条駅ビル店は相変わらず魅力的な本がない。もう長いことその状態が続いていて、不思議で仕方がない。
サンデルとピケティの対談本『平等についていま話したいこと』が早川書房から出た。
サンデルはあの正義論、ピケティは『21世紀の資本』の人だな。
早速一読してみたが、これといって、新しい知見はなくちょっとがっかりさせられた。
2人とも100年前に比べてはるかに富の集中は和らぎ、平等の方向に世界が進んでいるという認識では一致している。
また今後の方策として企業課税の強化、累進性の厳格化、相続税の推進という点でも異論はない。
世界が平等化し、富についても一極集中が、緩和されてきているのは、そもそも事実であるし、今のように金持ちを甘やかしていれば、社会の流動化は失われて身分社会に逆戻りしてしまう。
だから2人の意見は私学真っ当であり、また退屈でもある。
さらにアメリカのオバマなどの民主党政権への批判でも両者は共通の立ち位置にあることがわかった。
2008年の金融危機で、オバマは経営難に陥ったウォール街を税金を投入して救済したが、普通のマイホーム所有者は、自分でなんとかしろ、と突き放した。
これが分岐点となって民主党はそれまでの支持基盤であった労働者階級から見放されて、トランプのような右派の台頭を招いたという。
この論点も特に新しいものではなく、聞き飽きたようなもので、新鮮味はないな。