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古本屋日誌
コロナ騒動で店舗売りはかなり客足が鈍っている店がある。
ネットなんかがなかった昔は商売となるとそれなりの規模の店を構えなくてはならず、テナント料、光熱費、人件費などが重くのしかかり、資金を調達するのは大変だった。
しかし三千年紀に入る頃からネットが普及して店など持たなくても商売できるようになり、ホームページを開設したり、オークション、メルカリ、Amazonなどの通販サイトも利用すれば容易に商売として成り立つようになった。
これは革命的な進歩で今後ますます無店舗化は加速するだろう。
古本屋もどこもホームページを開設してはいるが、うちも含めて極めて稚拙であり幼稚園児レベルのものでしたないよなあ。
単に在庫を羅列してあるだけで、そもそも数も少ないし、見づらい、客がまた来ようと思うわけもないシロモノだよなあ。
ロールプレイングゲームのようなホームページが欲しいよなあ。表紙のページに店内のイラストマップが備えてあってクリックしたらお客さまご希望の本棚の前に立てるようなスタイルがいいなあ。
目につく本があったらクリックする、別ウィンドウが開いてある程度までは立ち読みもできる、チャットで店主や、同時に訪れた人と話ができる、この辺までは当たり前でしょう。
それにしてもコロナとか感染症の話てどの程度の人が真剣に恐れてるのかな。感染のリスクをおそれて出歩かない、マスクをする、三密を避ける。
本気で意味があると思ってるのかね〜私はそうは思わない。
今の社会は何でも念には念を入れようと努める行き過ぎチャン社会です。権力者は大衆の稚拙で行きすぎる体質を利用することを考えてわざと危機をあおっているように思えます。だってテナント料は高すぎるし、そのくせビルにしても土地にしても全然有効利用されてません。
大阪であれ東京であれ都心の一等地の賃料は巨額であり、坪20万とかになってしまっている。
高い賃料は払っているのに、晩は10時までしかビルが利用できない、深夜、真夜中はそもそも客が来ない、来たとしても人件費などがかかりすぎるなど誰がどう考えても無駄が多い。
また地所やビルを所有している連中は怠惰であり、己の利益に固執するのみで、先に挙げた根本的な課題など考えたことすらない。そりゃあ商売する方からしたら腹立たしいばかり。
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川崎彰彦が編集工房ノアから出した「夜がらすの記」は人気の私小説だ。
1984年に出たすぐに増刷となったから当時から面白がられていたわけだ。
作者とおぼしき人物が京阪電車の牧野駅近くの学生下宿に住んで、定職には就かず文筆生活に勤む模様が描いてある私小説だ。
著者は40代で、結婚していたが数年前に「あなたは結婚に向いた人ではありません」と言われて手切れ金もなく離婚となった。
下宿で一月に一回しか風呂に入らない生活態度で冬場外出すると涙が止まらなくなる症状もかかえているが、それでいて自暴自棄にもなってないし、すさんだそぶりもない。
近所の主婦が芙蓉の花の名前を何度も間違って発音するのを耳にすると、「出ていって教えてやりたい衝動」にかられるし、会社紹介のパンフレットの校正を、貧の苦しさから止むを得ず引き受けるんだが、自分とは正反対の青雲の志を抱く若者へのやっかみなどはさほどない。
ないことはないんだがツッコミは健康的だ。東大出身と思える社員のコメントで「〜に互してやってまいりました」とあるのを見つけて快哉を叫び「伍して」としっかり訂正するぐらい。
まああれですね、大正時代の藤澤清造みたいな作家ですが、時代が平成なのでゆったりしているのかもしれない。
でも大抵の人間にはさしたる才能なんかないから、劣等感にさいなまれ、なんとか認められたい‼️と無理な努力に励むわけだ。
川崎にはそのような現代人的な苦しみはないようで、つげ義春みたいだなあ。
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浮世博史の「もう一つ上の日本史」は学校の先生でもあり、長年受験指導に携わってきただけのことはあって、私が学校で教わってきた歴史の知識が今の教科書ではかなり変わっていることがわかり楽しかった。
「元寇」は徳川時代の呼称なので、今は同時代の呼称である「蒙古襲来」を使う(網野善彦のやつですね)とか参勤交代は大名の経済力を削ぐための始まったのではない、大井川に橋がなかったのは入り鉄砲に出女を禁止するためではなく、技術水準がいまだしだったことに加えて客をせたろうて川を渡っていた人足からの反対に考慮したからだ、聖徳太子は高校の教科書では厩戸王となっていて、小学校や中学では聖徳太子のまま、改訂するときは上から順にするケースがあるのだという
などと非常に多彩で読み応えがある。
先日亡くなった山本博史の新潮文庫「こんなに変わった歴史教科書」も楽しい本だったが、浮世ほど最大漏らさずとはなっていないうらみがあった。
ただ山本は「仁徳陵が世界最大の墳墓ではない、イギリスのストーンヘンジでそれを上回る墓が見つかった」と書いているのだが、本当だろうかね。山本自身も詳細を書いているわけでもなくソースが不明だ。
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幻戯書房から浮世博史の「もう一つ上の日本史」全2巻が出て好評だ。
例の百田尚樹の「日本国紀」に見られる誤りを網羅して真相を記した本だ。
百田尚樹はもともと辣腕のプロデューサーで「探偵ナイトスクープ」を手がけたことでも有名だ。小説家としても一流で最近の「永遠のゼロ」も面白かったし、ストーリーテラーとして群を抜く才能の持ち主であることは今さら述べるまでもない。
それはさておき浮世博史はもともと進学塾の浜学園の教師だった。中学受験のプロとして20年くらいキャリアを積んでなぜか四天王寺中学、そして奈良の西大和学園の先生になったという面白い経歴の持ち主だ。
まああれですね進学塾や予備校にはいろんな経歴の人がいてありふれているのが院生ですね。
修士もいるし、オーバードクターも来ていました。こういう人たちはストレスも溜まっていて「教授からは仕事なんかせんと、あんばい研究だけに励めゆわれてんなけど、そうもいかへんねん」とか愚痴がこぼれ「あんたどない思う?あの○○先生なあ、ここんちょもんじゅうのことなあ、こきんちょもんじゅうゆうて生徒に教えてんねんでー」と真剣な顔で訴えてくる。
この○○いう先生は生徒に人気の先生で嫉妬してるわけだ。
もちろん教免を持っていて、中学や高校に就職する人もいましたね。
教免あるのに塾にいるのはよくわからない感じもしたんですが、一つはお金の問題です。いくつかの塾や予備校を掛け持ちした方がお金になるし、それにクラブ活動の指導とか、親との面倒な対応とかから自由ですからね。
浮世博史もどちらかといえばこの口でしょう。彼の場合は金ではなさそうですけどね。研究者になるには、ひちめんどくさい論文を書き、これまた面倒な学会での付き合いも必要になりますから、それこそ面倒です。
他にも司法試験浪人がたくさんいました。たまーに受かる人もいましたが、大半はそもそも怠惰で、努力もしませんからずっと塾にいて骨を埋める結果になります。
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昨日は嫁と「神戸どうぶつ王国」に初めて出向いた。
外観は植物園の温室をいくつも連ねたような形で、中に入って予想通り植物園に動物園を重ねたような施設だと思った。
園内各所に様々な植物が群生しているのみならず、食堂にも天井から軒しのぶのようなシダ植物がポットに入れられて垂れ下がっている。
さて動物園の最大の売りはレッサーパンダとハシビロコウ。
ハシビロコウはクチバシの大きなコウノトリで、アフリカの湿地にいて、あまり動かず水面を見つめて魚を丸呑みにするのだそうで、動物園でも池のほとりに設えてある藁を敷き詰めた巣に屹立して動かない。
ハシビロコウの周りにはたくさんのペリカン、鴨の仲間、アメリカハゲコウやオリに入ってはいるが砂ネコといった天敵もいる。
そして一杯100円で小さなプラスチックの容器に入った餌をやることができる。
このシステムは鳥類だけでなく、屋外にいるカメやカンガルー、しか、鯉などにも適用されてそれぞれ100円で餌やりを楽しめる。
もちろん動物園なので、トラやオオカミ、熊、ピューマー、ニシキヘビといった従来の動物園の花形もあることはあるのだが、申し訳程度という感じで、いろんな動物に餌をやれるといった触れ合って楽しめることがコンセプトになっている。
何せニュートラムからの入り口を入ってすぐに犬やネコと触れ合える、「ネコカフェ」「犬カフェ」みたいな部屋がまずあったんだから不思議だ。
年パスも6000円で売っていて、通常は1800円だから、家族連れで買う人もいるだろう。
まああれですね、餌をやるのも楽しいんだけれど、フンやババの後片付け、池の掃除とかブッシュの刈り取りや動物が寝る部屋の清掃なんかもやりたい人がいくらでもいると思われる。
年パス購入者には特典としてそれらができる権利をつけてあげたら、すごく喜ばれるし、また従業員やアルバイトスタッフの不足に悩まされることもなくなるだろう。
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