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古本屋日誌
2020-06-08 13:38:00
浮世博史の「もう一つ上の日本史」は学校の先生でもあり、長年受験指導に携わってきただけのことはあって、私が学校で教わってきた歴史の知識が今の教科書ではかなり変わっていることがわかり楽しかった。
「元寇」は徳川時代の呼称なので、今は同時代の呼称である「蒙古襲来」を使う(網野善彦のやつですね)とか参勤交代は大名の経済力を削ぐための始まったのではない、大井川に橋がなかったのは入り鉄砲に出女を禁止するためではなく、技術水準がいまだしだったことに加えて客をせたろうて川を渡っていた人足からの反対に考慮したからだ、聖徳太子は高校の教科書では厩戸王となっていて、小学校や中学では聖徳太子のまま、改訂するときは上から順にするケースがあるのだという
などと非常に多彩で読み応えがある。
先日亡くなった山本博史の新潮文庫「こんなに変わった歴史教科書」も楽しい本だったが、浮世ほど最大漏らさずとはなっていないうらみがあった。
ただ山本は「仁徳陵が世界最大の墳墓ではない、イギリスのストーンヘンジでそれを上回る墓が見つかった」と書いているのだが、本当だろうかね。山本自身も詳細を書いているわけでもなくソースが不明だ。
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