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古本屋日誌

2020-01-11 11:01:00

この3日間はえべっさんで昨日の本戎に寝屋川戎神社に参ってきました。

晩の8時前に行ったが神社から100メートルくらいあるアーケード商店街の中まで行列ができていて2列で神社の西側の入り口まで進んで中に入りまた東側にある社殿まで屋台が両側に並んだ参道を歩むようになっている。

屋台は食い物やばかりで、たこ焼き500円、かしわ、長いフランクフルト300円、しょうがいた、ベビーカステラ。ベビーカステラには長い列ができていて社殿に向かい福笹を買う人が間違って並ぶので係りの人が「この列はベビーカステラの列です‼︎福笹は今すいてます‼️」と声をからしている。

ここのシステムは1500円で福笹と鯛、千両箱、福箕などが付いてさらにガラガラの福引きができる。たいてい赤い玉が出てこれは森永のチョコボールがもらえる。

福笹を持って本殿に進み参拝するとともに殿舎内に控えた巫女さんがりんの鈴でお祓いをしてくれる。「ようお参りくださいました」と言ってもらって、そのあと「裏参り」で木槌で板を叩いて願いをいう。えべっさんはつんぼだという伝承にもとづいている。

さらに境内の出店で様々な縁起物をつけてもらうんだが手前に大きな箱型のブースがくの字型にいくつも並べられていて中には宝船やら熊手やら米俵やらがわんさか入っている。また奥の棚や天井には大型の縁起物が番号を振って吊るしてあって客はてんでに好みのアイテムを控えている戎と染め抜いてある係の老人に頼んで売ってもらう。

われわれは黒と白の招き猫がちょこんと鎮座している戎猫のやつを買いました。

以前は今宮えびすによく行っていたのだが、ここの混雑は大変なもので狭い境内は押すな押すなの大賑わい。社殿のすぐ前に巨大な木桶が据え付けてあり、さい銭はそこに投げ入れることになっていて、近くまで行くのが面倒な人たちはかなり離れたところから放り投げてきて、硬貨がこつんと頭に当たったり、空しく地べたに吸い込まれて行ったりもして面白かった。

ただ今宮えびすでは縁起物を売ってくれるのは福娘だったけどな。毎年今宮えびすでは福娘の募集をアルバイトニュースなどでやっていて25までの未婚の女性となっていた。応募したことのある女の話では書類審査に通ると面接があって「なんで応募しましたか?」などと志望動機が聞かれ、そのあとしゃなりしゃなりと歩いて見せてくれと歩き方のチェックがあったとのことだ。


2020-01-10 11:16:00

昨日新装なった泉の広場界隈に出向いて「エビスバー」を見つけた。カウンターが泉の広場から東通に通じる通路に面していて行き来する善男善女をつぶさに観察できて、果たして豹柄の女や男、ライオン柄のバカがどの程度見れるのか晩の8時から1時間あまりチェックしてみたが、ついに誰一人としてそういうのはいない。大半は黒、グレイで、明るい色となれば仕事帰りのリーマンのカッターの白、女の黄色や赤のセーターがごく稀に現れるに過ぎない。
カウンターで観察しぃもって例の吉田守男「京都に原爆を投下せよ」を読み終えた。
京都が原爆の標的を最終的には免れ、空襲も受けなかった理由は日本の降伏後の占領政策に不都合と考えられたせいだという。
京都まで灰ににしてしまったら、日本人の反米感情に拍車がかかるのではないか、占領政策の失敗は許されないとの政治判断なんだそうだ。
まああれですね、要するに京都は天皇みたいなもんだったということですね。日本人の精神的な拠り所だからそれに手をつけるのはまずい、むしろ温存して利用した方が賢明だとヤンキーは判断したわけです。
広島で20万くらいアウシュビッツ同様のやり方で殺害し、長崎でも80,000くらい殺しててな人命に関わることではなくメンタルなバックボーンが人を勇気付けるということなんでしょうかね。われわれにはまったく理解もできないし、理解したくもない価値観に驚くほかはない。
人命軽視はアメリカの方が一枚も二枚も上手で開戦と同時に学徒動員令を発し、ミッドウェイでは簡単に零戦の餌食になって全滅することがわかっていながら、延々と南雲艦隊に向けて攻撃機を放ち続けた。
日米はよく似た精神的ファナチックな体制だった。


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2020-01-09 12:20:00

2日前の朝日新聞の国際欄にインド陸軍の話が載っていて、何でもカーストや種族ごとに部隊が組織されていて、それはイギリス統治時代の伝統を受け継いでいるのだとある。

軍隊はやはり統率が取れていて、死をもいとわないのが肝要だから気心の知れている仲間同士がいいという理屈のようだ。

中公新書の長崎暢子の「インド大反乱」は興味深い本でイギリス本国のオックスブリッジから派遣されたエリート官僚たちがインドのカースト制度は明らかな差別であるし、そもそも軍隊において俺はこのカーストなんだからこの仕事以外はしないよとか、あの部隊は違うカーストだから関係ないなどと言っていたら勝てる戦争にも負けてしまうと考えて軍隊内のカーストを廃止しようとした。

その結果セポイの乱といわれる大規模な反乱が発生してイギリスの植民地支配は重大な危機に直面することになったという話が書いてある。

つまりは差別をなんでやめるんだ‼️差別し続けたい‼️というわけのわからないガッツがかえってよかったということなのだ。

植民地支配を打倒した成果もあってか、現代に至るまでインドではセポイの乱当時のスタイルが維持されて機能しているのは興味深い。


2020-01-08 13:42:00

平成7年に初版が出た吉田守男の「京都に原爆を投下せよ」の1刷、帯付きが手に入りました。

ぜひご覧ください。角川書店の出版で、後の朝日文庫の白と青のおとなしい装丁と正反対の全体をイエローで包み、帯は漆黒という派手派手しいいでたちでこころおどります。そもそもタイトルからして朝日文庫は「なぜ日本の古都は空襲をまぬがれたのか」とかいうえらい抑えたものになっています。

さて中身ですが京都は原爆投下目標だったこと、ウォーナーが日本の文化財リストを作成して空襲しないように働きかけた話は伝説でしかなく、リストは枢軸国が奪い取っていった文化財の返還を促すためのものだったことが書いてあった。なんでも日本が進出した国から持ち帰った文化財は返却させるが、返却が不可能だった場合にはそれと同等の文化財を日本から持っていくことで埋め合わせをすることになっていて、文化財の価値をランク付けする必要があってそのためのリストなんだそうだ。

まああれですね、アメリカの行為は原爆もそうだが都市の絨毯爆撃など当時の国際法に照らしても明らかな戦争犯罪であり、その加害者どもに媚びへつらうとは見上げたものだよなあ。

私は50代半ばだが、私より一回り上の世代の人には遠慮会釈なくアメリカの批判をする人がいた。

例のニューヨークのビルの事件の際も「今まで散々爆撃やら原爆やらやってた連中がちょっとやられたぐらいでオタオタ騒いで見苦しいよなあ」てなことを言っていた。確かに言わんとしていることはよくわかる。


2020-01-07 16:38:00

「漫画アクション」連載の「バスタブに乗った兄弟」の3巻が出た。

東京が突然の海面上昇に見舞われ三階あたりまで水没しあたりには凶暴なサメが出没して襲ってくる。兄が29のデブでブスの引きこもり、弟が17の女とやることしか考えていない高校生コンビが着の身着のまま、バスタブに乗って漂流する話だ。

バカバカしい話で素晴らしい。

さらに細部が妙にリアルで心惹かれる。

同じクラスのとんでもないブスの女に、やりたい一心でこくって、女の方はその気になっていて、こんなカタストロフィーの中でも健気に兄弟を助けてくれる。ところが彼氏の方は「好きでもないのに付き合ってくれ❗️❗️」と言ってしまったことをこの期に及んでも深く後悔していて、つい口にしてしまう。

相手が傷つくことより自分の気持ちが落ち着かない方を優先するわけだから、本当にくだらない男だ。

でもまあ人間はそういうもんだよなあ。読んでいて安心感があって楽しめます。


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