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古本屋日誌

2018-03-16 13:11:00

昨日の晩から雨で気温も低く灯油を改めて買おうかどうしょうかと思案中です。雄猫も雨の時は出ようとはしません。一度郵便局に連れて行ってみようかと自転車のカゴに乗せようとしたら瞬間的に何かを察したと見えて大慌てで家に逃げ込みました。青木るえかの書く通り旅行好きの猫がいたら人生さらに幸せでしょう。

先日お客さんから八切止夫の「八切姓の方則」をお譲り頂きました。八切は日本には先住民族であるサンカがいたんだとの主張を唱えているのでこの本もこれこれの苗字は先住民族系だとか、渡来系だとか断定して書いてあって面白い。だいたい起源だとか、語源みたいなものはわかるはずもないことで、学問としては遊びでしょう、だから八切なんかは思いっきり遊んでいるものとして楽しめばいいと思います。この本は人気があってよく探してくれと言われるのですが、あるお客さんはせいてんねや、せきまえで頼むわと言われますのでお伺いしたらこの本を元に生まれてくる男の子の名前を付けたいんだという。まあ好き好きですけどね、どうなんでしょうか。日本国語大辞典には語源がこれでもかといっぱい載ってますがよくわかりませんね。ああいうのが面白いと思う人がいるんでしょうな。桂米朝はうがいの元は長良川で有名な「鵜飼」やでーとゆうてましたが、ほんまかいなとしか思いません。

野末陳平のカッパブックスの「姓名判断」も人気のある本でこれはややこの命名でかなり頻繁に使われていてリクエストの多い本でなかなか見つかりません。

それにしても先日のテレビドラマ「相棒16」の2時間スペシャルはこのところの大阪差別を際立たせた作品で非常に不愉快でした。スキャンダル雑誌の編集者が含みのある警察官にエスカレーターから突き落とされて怪我をしたという設定もデタラメですが、この記者は大阪のヤクザの娘でその母親が容疑者の警察幹部に復讐していくわけです。大阪とヤクザのつながりというステレオタイプ、しかも出てくる姉御やその下のチンピラがまたデタラメな大阪アクセントで耳障りだ。

 


2018-03-15 14:17:00

今朝はもう暑すぎるくらいでこれでは夏場が思いやられます。昨晩も少しは暑くて寝間着の上に羽織っているブレザーを脱ぎました。メス猫は独占欲が強くて、他の猫に話しかけたり、撫ぜたりしていると飛んできて割り込んできます。もう3つなので人間でいうと30くらいのようですが、わからんものです。

先日お客さんにいがらしみきおの「ネ暗トピア」などをお譲り頂きました。いがらしは東北の出身ですが、全く暗い感じはない。世間をおちょくりまくる精神が横溢している。ネ暗トピアの1巻には有名な投身自殺の漫画があり、男がビルから身を投げるんだがなぜか空中でこれまた身を投げた女と見交わして恋に落ちるが、体も地上に落ち続けて二人とも死ぬ。地上では野次馬が口々に「やはり心中ですかねー」と囁く。

バカバカしいがよくできてますね。いがらしみきおの中では関西弁は芸術的なものでその道の師匠なんかが使うものという認識があるのも嬉しい。碁のプロがプロレスラーと一戦交える漫画では結構達者に大阪弁を操っている。そうなんよ、関西の言葉はそういうものなんよ。

先日NHKの日本人の名前に関する番組を見ていたら大阪の名前の特集で、古舘が司会なんだが一々が下品でバカげた内容だった。冒頭から大阪の苗字と全国のそれを比較して全国的には佐藤とか鈴木とか画数が多いのが多いが大阪は田中や山本などわりと画数の少ない簡単なのが多いという話が出てすぐにコメンテーターが「ほんなら大阪はあほやゆうことなん‼️」などというしょうもない合いの手を入れる。そういう大阪を差別してよしとするステレオタイプは許されないと思うけどな。地方を差別することは問題ないが部落差別や女を差別するのはいかんというのは不思議なことだ。

友人に予備校の先生をしてるのがいるが東京にある校舎でも授業をしているのだが「生徒から金の話をしてくるだらうという目で見られていて不快だ」とよくいう。全く不快だ。そもそもオリンピックだなんだと街を破壊してイベントに狂奔して、金のことばかり考えてる輩に言われたくないものだ。


2018-03-14 13:07:00

今朝も非常にぬくうて快適です。昨日の晩も猫じゃらしで遊びましたが、雄猫は全く反応せず猫じゃらしを取り出した衣装ダンスの半開きの引き出しの中に器用に入り込んでじっとしています。まるで空襲を避けて防空壕に避難している感じで姉が大騒ぎするのは結構だが自分は知らんよというかんじです。

先日お客さんから「クレイジージャーニー」のDVDなどをお譲り頂きました。火曜の深夜に松本、設楽、小池がやってる頭の行かれた旅行者のルポ番組です。昔の「ギニーピッグ」とかアメリカでは今もいくらでもやっているクレイジー冒険野郎の特集みたいなやつですね。最新の番組は世界中から集めたクレイジーな食事の特集で残飯に味付けしたものや足の足を焼いてスープと食べるやつや、緑色のセミを食べたりしてました。

1980年ごろの「プレイガイドジャーナル」にはインドツアーの案内が毎号のように載っていて、また沢木耕太郎の「深夜特急」シリーズや蔵前の雑誌などでインドがブームになっていて「あそこに行くと人生観が変わる」ガンジスに来て洗濯をする横で荼毘にふした人骨を流し、沐浴をする、藤原新也のサントリーの新聞広告に人肉を貪る犬が出たりと確かに日本の日常とはかけ離れた姿が取り上げられました。

まあこういうのはオリエンタリズムなわけで、見苦しい。そんなことよりもこういうのは貧しいからやってるだけでそれなりに金回りが良くなるとすぐやめるだろうと思うんです。さっきの足の足のスープだってハエがたかってるわけでスープも油だけしか入っておらずうまいわけがない。

まあ京都の人みたいに全然うまくもないのにニシン蕎麦をありがたがり、同じく大したこともない鱧にこだわる、それも南座の地下にあるニシン蕎麦の専門店みたいな輪をかけてまずい店を持ち上げて高い金を払う奇特なな連中もいますけどね。それは彼らが基本的に伝統を売り物にして飯を食おうとしているからで、本心としては彼らもああいうものはありがたがってないと思います。鳥取の出身の漫画家山松ゆうきちはインドについて「あんなもん大した価値はない、金持ちになったらやめるだけのこと」と公言し、人間はちゃんとなって来たら求めるものはみんなおんなじなんだから俺の漫画も売れるに違いないと思いインドに渡って自作の「血だるま剣法」などを販売していました。

さすがに血だるま剣法はハードルが高いようにも思いますが、山松の徹底した人間観察は学ぶべきものがある。


2018-03-13 13:16:00

今朝は非常にぬくうていよいよ春本番です。しかし家の中は陽が当たらない上に座敷は奥まったところにあるために寒くてくせでストーブつけています。夜前メス猫が遊んでくれと頭突きをしたり、腹の上に乗っては降りたり、見つめてきたりとするのですが、遊ぶ気もない雄猫も姉に合わせてすり寄ってきたりするのは不思議です。嫉妬みたいなものか、姉に合わせているだけなのか。

こないだテレビで林修の「初耳学」を見てたら広辞苑の第7版の発売のことを話題にして「ある記事を読んでこれはまた広辞苑を読まないといけないと改めて思った」として画面の左側に大きく「週刊ポスト」の呉智英の連載を掲げて話していた。呉の連載は知識人たるもの広辞苑を読むのは当たり前だとの見出しとともにかつて彼が見つけた広辞苑の知識を披露してある。例えば序文は新仮名遣いでも歴史的仮名遣いでも同じになる文章にしているとか。言葉の出典として論語が出ているが実は論語にはない、それで編集部に教えてやったら返事はきたのに直ってないとか。林はそれに触発されたか番組では明治の文豪は下の名前で呼ぶのに昭和になると苗字で呼ぶようになったことを広辞苑で見つけて嬉しかったと言っていた。

まあ林は予備校の教師だし、バラエティの出演者なのでよくわからないことでもこうだと適当にごまかして断定して語らないといけない商売だから、もし彼がちゃんとしたインテリなら面倒に思うことも多いだろう。それにしても不思議なのは林が触発されたという呉智英の名前が番組では出なかったことで、それほど褒めるんだから「林先生⁉️その影響うけたて誰なん❓」てな感じで突っ込んで欲しかったが、なぜかだーれも何も言わない。


2018-03-12 12:54:00

今朝もなかなかぬくうて春たけなわではないかというくらいのものでした。昨晩もメス猫が遊んでくれというので猫じゃらしでジャンプしてもらいましたが、一度ジャンプを試みてしくじるとスタスタと反対方向に立ち去ります。そして改めて狙いを定めて襲いかかる動作をしめす。羽生結弦のような連続ジャンプを期待して鼻元に猫じゃらしを持ってきたりしても知らん顔です。

森友学園の書き換え問題は朝日新聞のスクープなんですが、まあ記者が頑張ったというよりは官僚が我慢できなかったということでしょう。文書を改ざんするなど言語道断なわけで、そういうことをしても乗り切れると踏んだ上つ方に腹が立って朝日新聞にネタを流したのじゃあないかと思います。さすがは東大法学部卒業の優秀な官僚ですな。事務次官の前川も大したものでしたが、逆に気骨もなくやたらに忖度してすぐ金に転ぶバカ(つまりそこらへんにいる私同様の庶民のことですが)が官僚であってはいけません。

先日お客さんからいろんな中学入試問題の本、つまり赤本ですねをお譲り頂きました。神奈川の分が多くて桐蔭学園のを見たんですが、偏差値が46くらいなのにやたらに難しい。芭蕉の例の「しずかさや岩にしみ入る蝉の声」を取り上げてあれこれ三つの解釈が長々と書いてありそれを要約させたりしていました。東京の友人に聞いたら「こっちは東大法学部に入って官僚となり日本の舵取りをするのが憧れだから、大阪みたいに入試問題も算数中心ゆうことはない、国語の長文ができないと受からない」そうです。そういうものなのか。よく麻布中学、高校は自由な校風だと聞いてますが確かに坪内祐三の本に麻布高校時代の話があり、かれの父親が馴染みのバーに坪内が出入りしていて父親のカードで払いをしていたのだがある時額が20何万となり父親から坪内に電話があって「おまえ体は大丈夫か?」と聞かれたとある。

折しもワシントンポスト紙のウォーターゲート事件を題材にした映画「ペンタゴンペーパーズ」が間も無く封切りでそれに伴い文春文庫から出ていた「最後の日々」上、下のご注文が増えています。

暴露本は「公安警察スパイ養成所」が古典的な名著で沖縄に絡んで気の弱いターゲットがスパイに仕立て上げられていくさまはそれはそれとして、仕立て上げる公安警察の方もだんだんターゲットと一体化していろいろ便宜を図るところが面白い。しかし宝島文庫はすごく安くて不思議だ。ダン池田が北公次とジャニー喜多川との男色を暴露した本もそれなりのインパクトはあったが、私のいた大学では男好きの男も結構いておおっぴらに酒を飲んでキスをしたり、風呂に入ってしけこんだりしていて、特にそれが話題になることはなかったなあ。もちろんそういうつまりはホモを毛嫌いする男もたくさんいて人前でもはばからず「あいつは怪しいデー」とおちょくっていたが、それはタイプとしてアグレッシブが売りだったからだろう。なんせ弟と喧嘩して怒り狂い木に登って謝ってるのに下に薪を並べて火をつけていた。


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