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古本屋日誌

2017-12-16 12:25:00

今日は典型的な冬空で雲が垂れ込めてどんより、風はないが気温が低い。先日も書いた福本伸行の「1日外出録ハンチョウ」に大槻が海水浴に行く話があって一緒にきた連れがおっかなびっくりで、海に勢いよく飛び込むこともしないのをハンチョウが「欲望の吐き出し方が間違ってる」としかるわけです。せっかく遊びに来てるんだからもっと弾けていいやんということですね。まあそれはそうなんですがそんなに説教するまでもなく旅の恥はかき捨てで無茶する人もあとをたちません。宮根誠司が売れない時代に局主催のバスツアーを仰せつかりおばさんたちと一緒に旅行に行く話をしていて、おばさん方はもう解放されたというノリで騒ぎ倒すわけで、そんな時宮根はリーダー格のおばさんの方をじっと見つめる、すろと今まで女を忘れていたのだが、これではいけないと平常心に近いところまでたちもどる。しかしいよいよブレーキが効かない時はどうするのか、「そんな時はつかつかと歩み寄ってそのおばさんにブチューてちゅーをするんです、そしたら自尊心やプライドが戻り大丈夫になる」

なるほどー。それは幸せなことやね。

甲子園の応援もずっと弱いとき(今も全然強くないですが、桁外れに弱いとき)はバカバカしくて見に行くこともしませんでしたが、それでも見に行ってやはり負けてしまい、腹立たしさでメガホンを椅子に叩きつけて割ってる人もいましたし、ハッピをグラウンドに投げ込んでる人もたくさんいました。当たり前ですよね。このように人前で怒りを爆発させて物を壊す行為はストレスの解消になりそうです。小出しではなく十分に発散できそうです。でもまあタイガースがものすごく強くて毎年優勝するとかそういうことは望んでる人はあまりいないのではないか。そんな野球は面白くもないし、応援してやる必要もありません。ある程度弱くても、まあ野球というゲームはサッカーやバレーと違って偶然の要素が3割くらいは常にあるので、 何かの拍子に勝つこともあるというのは楽しいといえる。そういう発散の仕方もあるのだとは思います。

以前もう死んでしまった河合塾の牧野剛が生徒を300人くらい連れてライトスタンドに陣取りタイガースの攻撃の際に敵のライトの選手に向かって一斉に「〇〇死ね❗️❗️」を連呼してビビらせてためにその選手は少し守備位置を前にしてしまう、そうするとヒットがツーベースにライトフライがヒットになるのでないかと遊んだことがあると本に書いてました。これは面白い遊びですが、確かに応援という発想はおかしいのかもしれませんな。金を払い、満員電車にゆられてまでして、見に行ってやってるわけですから、主人公はお客さんです。ここを忘れてはダメだと思います。

 

 


2017-12-15 12:46:00

今朝は割とぬくうて過ごしやすいです。

先日岡山のあきづ文庫に申し込んでいしいひさいちの「ガラクタの世紀」を書いました。戦争を題材にしたマンガで、ムスリムの自爆攻撃などを題材にしているのもあって天才いしいひさいちならではの作品集でした。自爆攻撃を仕掛ける車両を特攻車と名付け、敵に向かって行くのだが爆発のボタンを押したのになぜかうんともすんともない、どうしたんだと見ていると特攻車の装甲が分厚すぎて爆発が外に及ばなかったんだとか、思いもよらない展開で、驚かされます。

前にお客さんからケネデイの「特攻 空母バンカーヒルと二人のカミカゼ」をお譲りいただいたことがあり、「永遠のゼロ」も参考にしたであろうが、その迫力に驚きました。戦艦大和を沈めた米機動部隊の旗艦であったバンカーヒルがその呪いなのか立て続けに二機の零戦による特攻攻撃を受けて大破する話なんですが、確かに大和も沈み制空権もなにもかもない中でレーダーな戦闘機の探索網をあざ笑うかのようにかいくぐり対空砲火もものかわ、見事に体当たりをし、残された日の丸などから特攻隊員の素性が明らかになっていく。

「永遠のゼロ」はいい作品で映画も良かったんだが、妻と別れなければならない苦悩を描いて涙を誘いましたか、それはまあ興行的な仕掛けでしょう、そういうのも金儲けだからいいのだが、それしかないのは日本の映画にとっては残念だ。

 


2017-12-14 17:14:00

今朝も寒かったんですが、なんかもう慣れてきました、それにしても北海道なんかすでに氷点下で、東北など雪下ろしも大変そうで大阪はいいところだよなあとつくづく思います。でもまあ徳川時代なんかは交通手段も限られてるし、車もないわけだから一冬のあいだほぼ家に閉じ込められてひたすら雪下ろし、テレビもないし気分が滅入るだろう、そうなるとキリストの墓があるとか、馬鹿げた古文書を偽造したりと僻み根性丸出しで精神がおかしくなったりもする。今は随分らくになったよなあ。

先日住吉区のお客さんから福本伸行のマンガをたくさんお譲り頂きました。「銀と金」「カイジ」などですが「1日外出録 ハンチョウ」もありました。長期債務者などを地下に集めて土木工事をやらせているが、大槻班長はチンチロとかのいかさま賭博やら物販やらでペリカをためてしばしば地上に1日限りだが戻りその際の行動を描いたマンガです。わざわざスーツに身を包み立ち食い蕎麦屋に入ってテーブル席に腰掛けあれこれあてを注文して生ビールを悠々と飲む、周りは立ち食いで忙しそうにしているサラリーマンであふれていて、昼間からビール飲めてええなあゆう羨望の眼差しを楽しむことができる。まあバカバカしい話なんですが、確かに面白い。

前に梅棹忠夫がエッセイ集「千里ぐらし」の中でアメリカに留学した時経験した昼飯の前にアペラティブと称してワインなどを嗜むのをいい習慣だと思っていて千里でもつまり民族学博物館の研究室でやってたら上から「仕事中に酒は飲むな」と注意されたと書いている。広島でもお昼の定食を頼んだら必ずビールが付いてくるという話を前に聞いたが、そうなのかさすがは深作の街だなと感動していろんな人に受け売りしていたら、広島出身のやつがいて、「あほかいな、そないなことことあるわけないやろ」と言われた。私の住んでる門真は国道163号線があるが、それ沿いにあるラーメン屋によく行くが、昼間でもラーメンと一緒に瓶ビールとか生ビールを注文する人が多い。もちろん車で来てるわけだが顔に出なけりゃえてわいということなんだろう。学生の時に夏休み中に佛教大学の図書館の屋上にコールタールを流して防水加工するアルバイトがあって1日やったら7500円ももらえるので応募したんだが職人はみんな昼ご飯の後ビールを飲んでいたなあ。まあ図書館の屋上なんだから歩行者はおらんからな。そういうことを考えたらまだまだ日本は飲酒に寛容ですな。私がいつも思うのはいつまでも楽しく酒を飲み続けられるやつのことですわ。まずビールから始めて焼酎のお湯割りやウーロン割りとなり、店を改めてウィスキーをストレートでいくらでも飲む。その間楽しそうで饒舌、私なんかすぐに眠たなって帰りたなるのにへんねしおこします。 

たまに仕事でものすごく汗かいたときなどビールが信じがたいほどうまいことがあり、しかし次に同じくらい汗した後に飲んでもそれほどでもない。どんな時にビールが美味なるのかと屋外プールで必死に泳いで飲んでみたがクタクタになっただけでうまくない。こういうアルコールへの感受性も当たり前だが人によって大きく違うわけで、いつもとは言わないまでも高い確率で信じがたいほどの美味さを味わえるやつには天罰を与えてもらいたい。仕事の同僚で居酒屋に行くと生ビールを注文して一気に、文字通り一気にものの3秒くらいでからにしてしまうバカがいたが、こういうのは単に無神経なだけで、その後糖尿になったから自業自得だ。


2017-12-13 12:56:00

今朝はさほど風もなく、また寒さにも慣れて来たのでこんなもんかなでした。夜前押入れからホットカーペットを引きずり出しやぐらごたつの下に敷き、床暖房なのでなかなか良い。

日本一の交差点の北西側、浮世絵の美術館とか丸福の本店のあるあたりはせばいろーじの両側にスナックやら、バー、さてん、パチンコ屋、飲み屋、飲んで食べれる店とかバッタ屋、風俗店とかごちゃごちゃ並んで魅力的な街並みです。酔っ払ったら二階に行って寝てついでに着てるもんは洗濯してろーじにロープでも差し渡してさっさと干して翌日はそこから出勤できそうな感じがします。またその建物の汚さ、古さ、汚れが染み付いた感じがヤミ市風で非常にノスタルジーを催すのです。きれいな方がいいというのは理屈です、世代の違いでもあるが、だんだん寂れていくかんじに魅力があるのもたしかですからね。


2017-12-12 16:31:00

今朝は非常に寒くて、布団の中でも肩口がなかなか温まらない。郵便局に出向いてお客さんの注文を出荷したのだが、ここはぬくい。普通足元から冷えてくるのだがその足元が特にぬくい。どういうシステムなのか?

先日お客さんから倉薗紀彦、ヴェルヌの漫画「地底旅行」をお譲り頂きました。例の地底探検を忠実にマンガにした作品でよくできていて感心しました。食料はどないしてんのかなとか問題はあるが、主人公のアクセルが地下の洞窟で一人道に迷い4日も放浪する絶望感が誠にリアルだ。

それにしてもジュンク堂書店の検索システムはデタラメだ。先日も天満橋店に出向いて「フリースタイル」という雑誌の最新号を探してもらったらこのスマホ端末にはネットの在庫があって、難波店には店頭在庫もあるのに「お客さん、その雑誌は1月10日の発売になってます」という。まあ本屋の仕事は基本全て力仕事、つまり返品作業とか陳列だろうから大変なんだろうけど意味のない情報は時間の無駄でしかない。でも本屋大賞は商売がうまいな、店員のほとんどは本なんか読む余裕もないのに、あたかも書籍のプロであるかのように振舞って世間を騙すのだから、これには参りましたよ。


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