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古本屋日誌
神戸に本部がある、中学受験の進学塾の日能研関西では、講師と呼ばれる授業を担当する先生は60が定年なんだが、継続雇用では時間給が2割くらい減らされ、担当時間数も削減されるので年収は6割くらいになってしまう。
講師は非常勤で正社員ではないから、定年後も仕事の内容は何も変わらない。それにもかかわらず給料だけが大きく減らされるのは不当ではないかと社会の先生が神戸地方裁判所に訴えた。
この裁判の判決が先頃あって訴えは棄却された。
裁判官によればこの先生は契約交渉の時に削減された時給に同意してサインしたと考えられるからだとのことだが、全くでたらめな判決で到底認められない。
そもそも同意しているなら裁判など起こすわけがないだろう。
それに契約時に会社の同意の上で行った録音を証拠として提出していて、「この時間給には納得していない。しかしサインしないと首にされてしまうからサインはします。しかし時間給の交渉は今後やっていきたい」となっている。どこをどう解釈したら「時間給に同意していると認められる」のか、全く裁判官の稚拙な論理構成にはあきれはてるよ。
直ちに大阪高等裁判所に控訴し、その公判が10月23日、午前10時にある。今度はまともな判決を出してもらわなくては話にならない。
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今日の朝日新聞に自民党一強を打破するにはどうしたらいいかをフランス文学者の鹿島茂が論じている。
朝日の最新の世論調査では自民党の支持率は41%で最大野党の立憲民主党は6%なんだそうだ。
鹿島はフーコーの「大衆は権力を愛する」を援用して野党はその真実にもっと学ばないといけないという。鹿島によれば東京の選挙では金持ちか多く住む地区の方が立憲民主党への投票が多く、逆に貧乏人が相対的に多い地区はなぜか
自民党への投票が相対的に多いのだと言う。
なぜ大衆が権力を愛するのかについてはおこぼれに与れるからでもあるが、大衆が権力を身近なものと感じておらず、自分と関係ないところで物事が進んでいると思っているからだという。
その上で鹿島茂は野党が出すべき政策として物品税を贅沢品には重くかけることで消費税を廃止することを提案している。
鹿島が言う大衆が権力を愛するわけはよくわからないな。
大衆は長いものに巻かれろと思ってるだけだろう。またその前の民主党政権下、失業が蔓延して自殺者がたくさん出た、それに比べたら一応仕事はある現状の方がはるかにマシと思うのは当たり前だ。
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今日から天王寺さんで恒例の秋の古本まつりだ。春のはコロナ騒ぎで中止となったので一年ぶりだ。
コロナ禍の中の古本市ということで工夫もされているようだ。
従来各店のテントのほぼ中央にあった本部テントが伽藍の南側に移動していて、100円均一台も机を四角に組み合わせて広々と見渡せるようになっていた。
縦15メートル横5メートルくらいはあって午前10時のオープン時にはたくさんのひとが訪れていた。各店のテントの距離も従来よりとってある他、マスクをすることやソーシャルディスタンスを確保して下さいとの呼びかけが各店に掲示してあった。
考えてみても催し事なんだから人が集まってなんぼなわけだし、たくさんの人がバーっと群がって早く手に入れたいと焦るものだからいらん本までこうてしまうほどエキサイティングでもあるわけだ。
それを一々集まるな‼️とか2メートル距離を取れ‼️と言われても不可能だし面白くもない。
以前は神戸から口笛文庫とか、昼猫堂とかが参加していたけれど、このところは来ていない。また河内長野のロビンの古本屋も参加していない。
その代わり広島からマンガの専門店が加わっている。聞いてみると店舗はなくて通販でやっているとのことだった。
私の店も通販ばかりでお客さんと顔を突き合わせて売る機会が全くない。たまには別の販売形態もやってみたいと思うのは人情でこのお店のマスターの考えはよくわかる。
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神戸に本部のある中学受験の進学塾の日能研関西の算数の講師が首にされたのは不当だと会社を相手取って解雇の無効を神戸地方裁判所に訴えている。
なんでも会社の査定が極めてよろしくない成績だったとのことだが、その前年の評価はそう悪くもなかったという。
またこの先生は10年くらい勤めていて、その人を簡単に首にするのはどうなんだと注目が集まっている。
弁護士の話では「10年から勤め上げてる先生を成績が悪いなどという理由で解雇できると思っているところが不思議だ」とのことだ。
この弁護士の指摘は成績や査定が低いという理由で解雇するなどというのは司法では認められるわけなどないとの意味なんですね。
確かに私も評価がよろしくないと言われて首になるのは会社員としては仕方のないことなのかなとも思っていた。
また「会社に勤めているのだから、たとえ不合理や幾らかの非常識な理屈であってもそのもとで働かないと仕方がないのではないか。だって人の会社にいるわけだから」てなことも思っていた。
それが実は全くそんなことはなく、会社との関係で労働者の方があまりにも卑屈になりすぎていたということなんだよなあ。
これは仕事をしてたら、自分でもしくじったことくらいは分かるわけで、「こりゃワシの方に非があるなあ」てな感じで職業倫理的な真面目さが働いてしまうからだ。
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先日他界した父親は大工で、祖父も宮大工だった。個人商店ながら工務店を経営していたから、私にも跡を継いでもらいたいと言う気持ちはあったようだ。
ただまああまりにも不器用で、運動神経がゼロであるために親の役目とは言え、無理なものは無理とさっさと諦めていた。
父親個人としては「勉強なんかしてもせがれでは大したものにはならないし、金のうえで苦労ばかりになるだろう」みたいな感覚はあったようだ。
中野孝次は親は千葉のそれなりに名の通った建設会社の御曹司で、親からは「勉強なんかせんかてええ」と言われているにもかかわらず、千葉の田舎への嫌悪感や親への反発というありがちな動機で受験勉強にいそしんだ。
浪人までして東大に入りブリューゲルなどの著作をものしたが、晩年は「清貧の思想」やらに取り憑かれて自分の前半生を否定するような言動を繰り広げていた。
田舎でつつましく生活すると言ったところで、仙人ではあるまいに、移動手段がないから車も必要だし、電気ガス水道などのインフラも高い以上に資源を投入して敷設されている。通販で生活するにしてもそれ自体大量の化石燃料を消費する生活スタイルで全く「清貧」なんかと程遠い暮らしになってしまう。
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