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古本屋日誌
1980年代に大阪で発行されていた情報誌『プレイガイドジャーナル』をだいぶ前から集めている。
70年あたりに創刊されて初めはちいさな判型だったが、1983年ごろから大判で出るようになった。
同じ頃に『ぴあ』や『Lマガジン』といった似通った雑誌と並走していたが、大判になってからは、タウン情報や芸能、映画、コンサート関係以外に読み物のページが増えて興味深い。
古書価はなぜか、小型の時代のものの方が高いようだが、ちょっと不思議だ。というのも大きな雑誌になってからはコラムも充実している上に、何ページも使い、インタビュー記事が掲載されるようになったからだ。
1985年の10月号では東京の村上春樹の自宅を編集長が訪問してインタビューし、村上の自宅、室内、庭のカラー写真も掲載してある。
この雑誌は1988年な9月で廃刊となったのだが、今のところ1985年の何冊かとさいごの年の数冊が手に入ってない。
実は1984年ごろから、付録が付くようになっていて、新しくオープンした塚しんの見取り図や西宮球場の案内などのようだが、もう40年も経過していて、揃っているのが少ない、
先日、お客さんのところに行くついでに、久しぶりにブックオフ 三条駅ビル店を覗いてみた。
相変わらず俺の目当ての、文庫本の品揃えは芳しくなく、同じタイトルの本がたくさん並んでいる。
しかも『ブッダのことば』『モンテクリスト伯』「現代語訳 日本書紀』『続日本紀』『レイテ戦記』といった一回生が講義で使うテキスト風の本が多い。
ただ単行本については山科に本社のあるミネルヴァ書房の『日本評伝選』のシリーズがたくさん並んでいて、中に九大の福田千寿の『淀殿』もあった。
この本は従来の淀君という呼称が同時代には行われておらず、後に辻君や夜の君などの遊女名に絡めて、淀殿を貶める目的で作られたことや、淀殿は一年ほどしか淀城にいなかったにもかかわらず、淀殿と呼ばれる理由を解明した興味深い本だ。
それはさておき、本の扉の次のページに「謹呈 福田千鶴」のサインと贈呈者に宛てた短い手紙が入っていた。
ということは三条駅ビル店には学生だけでなく、それなりの学者も本を売っていることがわかる。
阪急の六甲駅近くには、神戸学生青年センターという4階建てのビルがあって、1階、2階は貸しホールで、コーラスや社交ダンスなどさまざまな交流の場となっている。
また3階には、小規模な古本コーナーがあって、寄付で集めた古本を販売し、その売り上げは、留学生相手の奨学金にしている。
またさらに神戸大に続く坂道を登った寺の境内では、毎朝近所の人が集まって、ラジオ体操をやっている。第一に第二、そして神戸体操というのを最後にやって15分くらいかかるという。
腰の曲がった年寄りや車椅子の人も参加していて、交流の場であるとともに、各自ができる範囲で体を動かして健康維持に努めているわけだ。
天王寺から谷町線で一駅南に行った、阿倍野にだいぶ前高層住宅のアベノベルタが出来た。
このビルの前には以前は体育館があって、水深5メートルもあって、途中に息継ぎできるスペースが設けてあったプールがあったけど、今はもう跡形もない。
そのベルタの地下に「七味」というシェア型の古本屋がある。
プロの古本屋だけでなく、個人の愛書家や自分の書いたものを読んでもらいたい表現者なんかが、思い思いに本を持ち寄って、魅力的な古本屋となっている。
レジも出品者が代わりばんこに務めていて、レジ当番の出品者は特典として、レジ前にある大きな平台に、好きな本や雑貨(革の財布、小物入れ、携帯ホルダーとかが並んでいるのを見た)を販売できる。
またXに、本の入れ替えや補充をした写真を投稿して、お客さんにアピールできるようにもなっている。
今日見たところでは、金井美恵子や古井由吉の本を集めた箱、『西六いまむかし』『日本の技術 大阪砲兵工廠』などの郷土史、『さいごの色町』の井上理津子コーナー、沖縄本コーナーなどがあった。
今日は9時過ぎに起きて、ドーナツとコーヒーで朝ごはん。
昼から雨の予報で、折りたたみを持って11時過ぎに京橋。大阪から新快速で昼前に三ノ宮。休日なので、雨もよいでもたくさんの人出。
ジュンク堂で出たばかりの、カーラ・スウィッシャー『世界を壊したビッグテックの悪党ども』(講談社)を買う。ビルゲイツ、ジョブズ、ベゾス、ブリンらを取材し続けるジャーナリストの本。
テック業界はCEOがジーパンとTシャツのラフな姿、創業時はちっぽけなガレージ、巨大企業となっても本社は大きな遊園地みたいなスタイルといったのは、それがカッコいいと伝説になっていて、皆何も考えずに真似ているだけという。
Google創業者のブリンの第一子誕生パーティーに著者も招かれたのだが、入り口でおむつ姿か、ロンパースのいずれかに着替えるという訳のわからないものだったことも克明に記されていて面白かった。
例によってブックオフ センター街店。それなりのお客さんだが、外の喧騒に比べると、かなり人も少ない印象だ。
このお店のレジは3つあるのだが、普段は1つは使われておらず、お客さんが数人並ぶ状態になるとアナウンスで「〇〇さん、レジフォローお願いします」となる。
店に散らばって、本棚整理をしていたり、お手洗いのすぐ横にある扉の向こうで休憩していたとおぼしき店員さんが駆けつけ、客が少なくなると、またもとの現場に戻る。
忙しさにかまけて、レジ打ちではミスが起こることがある。
定期的に発行される100円引きのクーポンをレジ打ちを始める前に示して、バーコードを通してもらっているのに、結局値引きするのを忘れてしまう。
こちらが、予め計算してあった金額と合わないので、レシートを確認しているうちに、担当の店員さんは元の配置に足早に行ってしまうので、また列に並んで、別の店員さんに「あのー、値引きされてないんですが」と訴える。
結局PayPayの支払いを一旦残額返金し、さらに初めからレジ打ちをやり直して、またPayPayで支払うことになり、時間の無駄も甚だしい。