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古本屋日誌
今日は三連休の2日目で、朝晩はさすがに少ししのぎやすくなって来ている。
優勝翌日のスポーツ5紙は全て読み終えた。
『スポーツ報知』が2020年の神ドラフトと呼ばれた、大成功だったのを取り上げて、優勝の原動力を分析していたのがよかったな。1位佐藤、2位伊藤、5位村上、6位中野、7位高寺、8位石井というわけで、スカウトの力は大したものだ。
『報知』はまた、監督が一軍と二軍頻繁に入れ替えて、疲れが溜まって来た選手に良い意味のリフレッシュ休暇を与えるとともに、力がありながら活躍の場がなくて髀肉の嘆をかこっている選手に希望を持たせたことも取り上げている。
それはそうなんだが、監督がメジャー挑戦を終えて著した『火の玉ストレート』にはマイナーでいい投球をずっとしているのに、なぜかメジャーのお呼びがかからない、コーチが妨害をしているのではないか、などという愚痴とも嘆きともいえる内容が長々と綴られている。
だから今年の監督の采配は、前もって予想できたことだ、と思うんだけれど、その辺りの話が全然載ってない。
それにしても2003年の優勝時はその前から様々な雑誌、メディアから特集号が出た。『number』、『SPA』に加えて『スポーティバ』もだし、朝日新聞社に至っては毎週フルカラーの雑誌を出していた。
それから22年をけみして、野球人気は凋落して今は見る影もない。雑誌特集はさすがに『ベースボール』はやっているが、『number』は大谷翔平と抱き合わせで佐藤輝明を取り上げている状態で見る影もない。
今日は京都市役所地下、ゼスト地下街で小規模な古本市、早速朝から行ってみた。
この古本市は、地下街にある新刊の本屋「ふたば書房」が主催していて、ふたばはなかなかお目にかかれない芸術書や文芸書を並べる変わった本屋だ。
いしいひさいちの『ロカ 完全版』や北上次郎の『新刊めったくたガイド』なんかもあるのだが、俺はこの両方ともいい出来だとは思わない。
さて、参加しているのは京都の古本屋ばかり10店。俺の見るとこは店舗を持っているお店の方が多い。
古本市の開始は10時半なんだが、ここはゆるくて少し前からダラダラスタートしているようだ。
たくさんの興味深い文庫、新書が並んでいる。また、石川古本店は珍しい漫画をたくさん持ってきていた。竹岡書店は珍しい単行本をたくさん並べていて、中には『悪魔の詩』全2巻もあった。
錦絵や映画のポスター、古い絵本、またこけしを持って来ている古本屋もあって素晴らしい、眼福なることこの上なし。
普通に考えると、店舗を持たずにネット販売専業のお店の方が、値付けはAmazon価格に近く、逆に店舗をもつ店は安めの値段設定になる感じがするのだが、実際はそうでもないから、不思議だな。
ゼストの奥にあるレストラン街で昼を食べて、喫茶店でコーヒーを飲みもって、こうてきた本をAmazonやその他のプラットホームに並べる作業をしたが、しばらくするとAmazonのサイトに「リクエストを受け付けられませんでした、しばらく置いてからお願いします」なる表示が出る。
しばらくといわれても、困るところなんだが、とりあえず、すぐに「戻る」で前の画面にバックしてから同じ登録作業をしたら一応最後までできた。
ところが次の本を入れようとすると、また同じ不具合が表示される。
気になって出品中の本をチェックしてみたら、登録したはずの本がぜんぜん入ってない。
しかしこれはよくあることで、少し時間が経てばちゃんと登録されているのが通常なので気にせず、1時間くらいかけてなんとか全部入れた。
ついでにブックオフ、三条駅ビル店を覗いてみたが、相変わらずいい本がない。今はいくらでもいい本を集められる楽な時代なのに、残念な品揃えであり続けられることが不思議だ。いい本はわざと買い取らないんだろうか。
レジで、なぜか250円あたり50円バックの券をくれるのでこれも不思議だ。通常は15日のはずなのだが、よくわからない。
2時間くらい経って、Amazonサイトをチェックしてみると、困ったことに登録したはずの本が入っていない。
2時間前の不具合表示はかなり深刻なもので、きちんと時間をおいて作業するべきだったのだとようやくわかる。
結局再度入れ直すことになり、疲労感が増すことこの上なし。
今日は神戸のお客さんのところに買い付けに行き、三ノ宮から阪神電車の特急で4時過ぎに甲子園。
優勝ロゴの入った商品は17日以降に発売となるそうで、タイガースショップ「アルプス」「ダグアウト」ともに通常の品揃え。
2年前の優勝の時も、優勝ロゴが間に合っておらず、翌日発売されたスポーツ紙5紙セットはロゴなしだった。今年など、7月終わりにマジックが点灯したのだから、さっさと記念グッズを作っておけばよかったのに、いつもながら後手後手。
「スポニチ」に捕手の坂本がピッチャー陣への寸評を寄せていた。
高橋は善逸、普段はぼくダメですみたいなんだが、試合となると豹変とか、石井はケンシロウ、投げる前から全て準備が整っていて、まさに「お前はもう死んでいる」が似合うなどとあって、表現力の豊かさに感心した。
4時の段階では並ぶこともなくスムーズに入ることができて、虎のロゴの入ったTシャツを4枚購入。
友人に取ってもらったベイスターズ戦を観る。席はグリーンシートの6段目でキャッチャーの真後ろにあたり、非常に見やすい。
優勝翌日のスポニチを読んでみると、藤川監督が朝10時には監督室に入って、試合開始まで念入りにデータの分析を行なっているとの記事があった。
本人の言で「ぼくはショートスリーパー」だそうで、家庭の時間も、趣味の時間も封印して監督業に邁進したとある。
優勝時のインタビューでも、現役の時と今とでは考えが全然違うと述べていた。
細かい話はなかったが、推測するに現役時代はストレートで抑えようとムキになることがしばしばあった。監督から「変化球、交えて投げたらどうや」と言われてもガンとして受けつけない。
そういうチームの勝ちよりも勝負師の自分を第一に考える姿勢が、今は全くない。
スポニチには森下が去年の11月に寮を出て一人暮らしを始めた話もあった。
なんでも食事が乱れて外食か、ウーバーで牛丼大盛りの繰り返しで、体調も優れず、結局調理師を探してバランスの取れた食事を作ってもらうことになって、それが今シーズンの好成績につながっているということだ。
昨日甲子園のカープ戦で勝利して、早々と優勝が決まった。通算では12回目の優勝であって、素晴らしい。
朝近所のファミリーマートにスポーツ5紙がセットになった優勝ロゴ入りの袋を買いに行ったのだが、売ってなかった。聞いてみたら「うちは何にも入ってきてません」とのことだった。
萱島駅前の「もより市」に行ってみると、800円でその袋が山積み。
作家の橘玲はサッカー好きでも知られているが、熱狂的な、フーリガンになりかねないようなファンを愛国者(パトリオット)、サッカー場に家族連れなどでサッカー場の雰囲気を楽しみに訪れたり、特定のチームの贔屓ではなく、純粋にサッカーを観戦するためにやってきたりするファンをコスモポリタンに例えてナショナリズムの解説をしている。
フーリガンは問題だが、熱狂的なファンがその場にいることで醸しだされる雰囲気がなければ、ごく普通のファンも楽しめない。
偏狭なナショナリズムに堕してしまうのは問題だが、愛国主義はごく当たり前だろうという。