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古本屋日誌
昨日から急に涼しくなって、クーラーなしで過ごせるようになった。
昼から、大阪を代表する古本屋である天牛書店、本店に出向いた。
本店は御堂筋線の緑地公園駅から南に歩いて10分くらいなんだが、駅前にレンタル自転車ステーションが3ヶ所もあってそれを利用する。(1時間くらいで800円)
場所は豊中市と吹田市の境目くらいの住宅地の一角で、道路に面して10台くらいは駐車できるスペースにコンクリート打ちっぱなしの5階建てのビルで、2階までが古本屋で、それから上は出版社なんかに貸しているようだ。
置いている本は10万冊だそうで、普通の古本屋は1万冊くらいだから、その10倍。
京都、神戸にもたくさんの古本屋があるが、5階建ての自社ビルをもち、盛業極めているのは天牛だけだ。
近くには関西大学、大阪大学があってその関連でたくさんの本を読む集められる立地だし、創業から100年に亘る老舗で、絶大な信用を勝ち得ているので贔屓にしているお客さんがたくさんいる。
さて、日曜日でもあり、車で来ている人も多いし、自転車を利用している人もたくさんいるが、レンタル自転車は見当たらないから、近所の人なのかもしれない。
1階は文学書、写真集、辞書、趣味本(手芸、囲碁、将棋、山岳、料理など)、50円と300円の均一本、歴史、美術、国文学、民俗学、和本、図録なんかのエリアだ。
驚かされるのは図録の量で、奥の壁一面を覆い尽くしているから、大したものだ。また発掘調査報告や博物館の図録なんかもたくさん置いてある。
2階は創元社文庫、海外の文学作品の文庫、ちくま文庫、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫、岩波文庫、岩波現代文庫、中公文庫、朝日文庫などがそれぞれまとめて置いてある他、作者別五十音順に小説の文庫本が並んでいる。
さらに各社の新書本、みすず書房の人文書、社会学書、建築関係、理系の本、鉄道、スポーツ、戦史の本、占い本、児童書、漫画、音楽関係と続いて、北側の別室は100円均一本が並んでいる。
天牛書店の最大の魅力は、ごく普通の本がたくさん並んでいることだと思う。
文学書など、こだわりのあるお客さんの多いジャンルなので、専門店化しやすい。しかし、やはり大多数のお客さんは安くて、きれいな小説を読みたいと思っているわけだから、そのご要望に応える古本屋は求められるわけで、それが天牛書店なんだと思う。
2階も日曜日ということもあってお客さんはたくさんいて、それぞれ気に入った本をレジで買い、おそらく値段の安さに満足してだろうけれど、「うちに浮世絵関係の本とか浮世絵がたくさんあるんやけど買い取りに来てもらわれへん❓」と買い取り相談も持ちかけていたりする。
今日から谷町四丁目の古書会館で古本市。早速朝から行ってみた。
昨日の雨でかなり気温が下がり、熱帯夜も途切れて朝はとりわけしのぎやすい。
谷町線の谷町四丁目駅は、中央線の接続駅で、万博会場に向かうたくさんの客でごった返している。
われわれが、開幕当初に出かけた時はまだ入場者数が8万くらいだったのだが、それでもパビリオンの予約は晩の7時入場可能などという状態で、東ヨーロッパやラテンアメリカの展示館に入るのに30分くらい並ばなければならなかった。
今は入場者数は20万くらいだというから想像するだけでも恐ろしい混雑だろう。古書会館には5分くらい前に到着、30人くらい並んでいる。
例によって矢野書房が魅力的な文学書をたくさん並べていて人気だ。谷岡ヤスジの『ギャグトピア』も3000円で出ている。
どこの古本屋が出しているのかよくわからないが、たくさんのレコード、チラシなどの紙もの、古地図、古い雑誌も並んでいて、これも人気だ。
古本横丁がたくさんの和本を一冊400円でたくさん並べているのに加えて、線引き本ながら『摂津名所図会大成』全2巻、柳原書店を1000円で出していたし、中山太郎の『日本民俗学』全4巻もきれいな状態で1000円となっている。
厚生書店のところにはたくさんの漫画のセットが並んでいる。横山光輝の『狼の星座』『李朝水滸伝』など。
去年、中公新書で麻田雅文の『日ソ戦争』が出て、新書大賞の2位になっている。
敗戦前のどさくさに紛れて中立条約を破って攻め込んできて、挙句60万人からの将兵をシベリアに誘拐、連行したソ連の話だ。これまで類書がなかったので、新鮮味がある。
ドイツはベルリン陥落に至るまで、なんだかんだいっても国軍が奮戦して、市民を守ろうとした、その点が評価されて戦後も軍隊への嫌悪感は日本に比して少なかったとの見解がある。
それに対して、関東軍は入植者らを見捨てて敗走し、大衆を守ろうとしなかったから、それが引いては戦後の軍隊アレルギーに結びついているのではないかというわけだ。
それで麻田の本を読んでみたのだが、南樺太や占守島での奮戦の他に、満州でも一方的に敗走したのではないことはわかった。
しかし関東軍が大衆を守ることなく、撤退したり、高級な将校の家族を真っ先に逃したりしたことも確認できて、これまでの通史が裏付けられた。
しかし、我が国の戦後の、戦力を持つことへの嫌悪感との関連は触れられておらず、満足できる本ではなかった。
ソ連はシベリアに帝国陸軍の将兵60万以上を連行して、強制労働させたが、同じことはドイツに対しても行っていて、その規模は300万に迫るものだ。
我が国の場合その10%にあたる6万人以上が命を失っている。
しかしドイツの場合は100万を超えている。その点でいえば、ソ連は連行した将兵の取り扱いに配慮したとはいえるだろう。この辺りの話にも触れてほしかった。
『週刊文春』最新号(9月18日号)には、タイガース記事が6点載っている。
7月18日に東京遠征中の佐藤は森下と前川を連れて、六本木のバーに現れた話はすでに報じられていた。その際佐藤と森下はお持ち帰りしたわけだ。
この件に関して最新号では「港区女子」と楽しく飲んだ、と書いてある。
おそらく会員制のVIP専用のバーなんだろうが、港区女子というのはどんな女なんだろうか、それがわからない。東京の港区というのは金持ちの住んでいるところらしいけど、それ以上のことは何もわからない。
男子は会員制だが、女は誰でも入れるというわけではないだろう。俺は店のホステスではないかと思うのだが、どうなんだろうか。
この号にはタイガースファンで知られる有働由美子も書いていて、野球選手は1日の大半を試合、練習で過ごしているのだから、試合の後で女の子と遊ぶくらいいいじゃない、とある。
それはまったくその通りなんだが、このコメントを読んでも女の素性はわからない。
今日は敬老の日で三連休の最終日。
Amazonは土日祝は出荷しなくていいので、働き方改革として素晴らしいのだが、最終日になると翌日の出荷のこしらえをしなければならず、憂鬱だ。
3日間出荷していないので、Amazonとそのほかのプラットフォームでかなり多いのだ。
朝8時過ぎに起きて、猫さまおふたりにご飯を入れさせていただき、ご機嫌を伺いながら、食パン、ヨーグルト、コーヒー、牛乳で朝食。
録画しておいた「刑事コロンボ 白鳥の歌」を見た。嫁は朝6時前から万代に仕事に行っていて、10時過ぎに2時間休憩を取るために帰宅する。
丁度嫁が帰宅した時から、やむなく出荷作業を始める。倉庫部屋でガサゴソ本を探しているとネコ様がお越しになって、おいどを叩くように擦り寄ってこられる。
しかし、お相手しているといつまでも続いてしまうので、今日は残念だがシカトしておく。1時間半くらいでようやく全ての注文品を探し当てる。
野球全般の専門誌『ベースボール』はさすがにタイガース独走優勝の特集を組んでいて、早速一読。岡田前監督が優勝の要因を書いている。
普通に戦ったら勝てるという他球団を圧倒する力をつけた、怪我人が出た他球団に比べて、タイガースはそうでなかった、佐藤の覚醒などを挙げていて、確かに首肯できる内容だな。
岡田は先発ピッチャーを引っ張る傾向があったし、一軍と二軍の入れ替えを藤川監督ほどは行わず、固定メンバーで試合をこなしていた。
実際つい最近の実況解説でも岡田は先発の才木を「早くおろしすぎ。最多勝もあるんだし、つけてやらな❗️」と述べて藤川の采配を批判していた。
しかし、その辺りには全く触れない説明だったので、拍子抜けした。