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古本屋日誌

2025-09-21 11:21:00

昨日から急に涼しくなって、クーラーなしで過ごせるようになった。

 

 

昼から、大阪を代表する古本屋である天牛書店、本店に出向いた。

 

本店は御堂筋線の緑地公園駅から南に歩いて10分くらいなんだが、駅前にレンタル自転車ステーションが3ヶ所もあってそれを利用する。(1時間くらいで800円)

 

 

場所は豊中市と吹田市の境目くらいの住宅地の一角で、道路に面して10台くらいは駐車できるスペースにコンクリート打ちっぱなしの5階建てのビルで、2階までが古本屋で、それから上は出版社なんかに貸しているようだ。

 

置いている本は10万冊だそうで、普通の古本屋は1万冊くらいだから、その10倍。

 

 

京都、神戸にもたくさんの古本屋があるが、5階建ての自社ビルをもち、盛業極めているのは天牛だけだ。

 

 

近くには関西大学、大阪大学があってその関連でたくさんの本を読む集められる立地だし、創業から100年に亘る老舗で、絶大な信用を勝ち得ているので贔屓にしているお客さんがたくさんいる。

 

 

さて、日曜日でもあり、車で来ている人も多いし、自転車を利用している人もたくさんいるが、レンタル自転車は見当たらないから、近所の人なのかもしれない。

 

 

1階は文学書、写真集、辞書、趣味本(手芸、囲碁、将棋、山岳、料理など)、50円と300円の均一本、歴史、美術、国文学、民俗学、和本、図録なんかのエリアだ。

 

驚かされるのは図録の量で、奥の壁一面を覆い尽くしているから、大したものだ。また発掘調査報告や博物館の図録なんかもたくさん置いてある。

 

 

2階は創元社文庫、海外の文学作品の文庫、ちくま文庫、ちくま学芸文庫、講談社学術文庫、岩波文庫、岩波現代文庫、中公文庫、朝日文庫などがそれぞれまとめて置いてある他、作者別五十音順に小説の文庫本が並んでいる。

 

さらに各社の新書本、みすず書房の人文書、社会学書、建築関係、理系の本、鉄道、スポーツ、戦史の本、占い本、児童書、漫画、音楽関係と続いて、北側の別室は100円均一本が並んでいる。

 

 

天牛書店の最大の魅力は、ごく普通の本がたくさん並んでいることだと思う。

 

 

文学書など、こだわりのあるお客さんの多いジャンルなので、専門店化しやすい。しかし、やはり大多数のお客さんは安くて、きれいな小説を読みたいと思っているわけだから、そのご要望に応える古本屋は求められるわけで、それが天牛書店なんだと思う。

 

 

2階も日曜日ということもあってお客さんはたくさんいて、それぞれ気に入った本をレジで買い、おそらく値段の安さに満足してだろうけれど、「うちに浮世絵関係の本とか浮世絵がたくさんあるんやけど買い取りに来てもらわれへん❓」と買い取り相談も持ちかけていたりする。