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古本屋日誌

2021-06-15 16:51:00

小学館から定期的に出ている「ゴルゴ13」の特集号はこの6月で212となった。

このシリーズには毎号原作付きの漫画が掲載してある。今回は山本周五郎の「若竹」だ。

井伊藩に仕える源七郎は300石取りだが、認められて上役の千石取りの竹岡兵庫から娘をもらって欲しいと言われる。

ところが源七郎は「千石取りの娘をもらったから源七郎は出世したのだなどと陰口を言われかねない」として固辞してしまう。

のちに兵庫に「己の増長慢から、またとなき縁談をお断りしました。上役より娶っては女房のゆかりで…などと、未練極まる心得にて…まっこと、またとなき良縁をお断りしました」と己の不分明を恥じる話をするのだった。

「昭和極道史」みたいな話で息が詰まりそうだよなあ。


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2021-06-14 15:59:00

猖獗を極めたコロナの自粛騒動で飲食店やホテル、観光業界は大きな打撃を受けた。

日本ではコロナの死者はたかだか1万程度に過ぎず、季節性インフルエンザにも及ばない。

その程度の疾病で「緊急事態」であるならば、来年以降も流行する季節性インフルエンザに対しても「緊急事態」を宣言して大規模な自粛をしなければ論理的な整合性は取れないよなあ。


古本業界は通販が好調なためにむしろこの事態で収益を伸ばしているように思える。

確かに店舗売りは客数が落ちたために芳しくないだろうが、その反面通販ではよく売れているからだ。

店舗を経営している古本屋の話では

「うっとこはな、客がけーへんさかい、去年の緊急事態の時は店閉めたわ。せやさかい売り上げが半減したよって支援金の対象となって金もうたわ。ほんまはな、その時期にも通販やったらようさん売れたやろけどな、売り上げが去年の半分超えてもうたら、国から金貰われへんやろ。せやし、支援金もうてから通販を再開してえらい儲かったわ」

なるほど、そういうやり方も十分あるわけですな。

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2021-06-13 18:06:00

昨日のイーグルス戦は先発の伊藤、ライトの佐藤、ショートの中野と3人がルーキーでそれぞれに活躍して大勝した。

以前のタイガースの選手は全くなんの才能もないのがたくさんいたことを思うと隔世の感がある。

新人王を取って「内角の球のさばき方が天才的」と江川卓が語っていた高山だが、その後は鳴かず飛ばず。

ホームラン20本を打って「期待」された中谷だが翌年「去年以上打てる自信もない」などとたかが20本打ったくらいでビビってしまう。

大砲を期待されたが桜井、もう、何もいうこともない。こんな連中ばっかりだった。

ごく普通に考えて幼い頃から野球の才能があると言われてそれなりの成績を残しプロのスカウトの目にかない、入団してきたわけだ。

入団当初はプロのレベルに及ばないとしてもその後ありあまる時間、野球だけに精を出して練習できるんだからそれなりのレベルになってもちょっともおかしくない。

それにもかかわらず箸にも棒にもかからないというのはどういうことなんだろう。

タイガースのスカウトがバカばかりだったとしか思えないよね。

それにしても昨日は田中を打ち砕いて勝ったわけで、これまでは想像だにしない出来事が起きている。

田中は以前24連勝したことがあったが、交流戦でタイガースと対戦して途中までタイガースが勝っていた。ところが最後逆転されて、田中に土をつけることはできなかった。

あれは悔しかったよなあ。


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2021-06-12 21:35:00

平安神宮で来週の土曜日から古本市がある。

京都では久しぶりの大規模な古本市で面白そうだ。

この古本市の運営にかかる経費300万をクラウドファンディングでまかないたいと募金を募っている。その煽り文句なんだが次のようなくだりがある。
 
「本を読まない、と言われ続けて久しくなりますが、とどめを刺したのが「不要不急」。「不要」なものの一つとして古本が取り上げられ、色々な面で生きにくくなってしまいました。『何で古本屋なんかやってるの?』とか『もっと今の世の中が求めてる商売ってあるやん?』とか言われます。古本屋が人にっとって必要なく、無駄であるかのように」
 
うーんそうなんかなあ。
本を読まないのは当たり前で、くだらない本の方が多いし、ゲーム、スポーツ、旅行、映画その他ありとあらゆる娯楽が用意されている中で本は落ち着くところに落ち着いているだけですよね。
昔は娯楽が少なかったからくだらない本も出版されていたが、それは紙資源の無駄なので、今の方がよっぽどマシだ。
古本屋に「何で古本屋なんかやってるの❓」とイチャモンつけてくるバカがいるそうだけど、本当なのかね。
俺には到底信じられないけどね。
仕事なんだからお客さんに満足してもらえるかどうかが基準なわけで、他に世間に役に立つ仕事かどうかとか求められている仕事などというものなどあるわけもない。
俺は古本市の設営や運営はしたことないけど、ちょっと想像しただけでも倉庫から大量の本を選び出して値付けして、ダンボールに詰めたり、ひぼで結えたりして、また赤帽に頼んで会場まで運搬してもらう。
さらに雨風でも大丈夫な本棚を組み立てて本を並べて、ようやく古本市開催となり、終わったら終わったらでまた残った大量の本をダンボールに詰めて倉庫まで運んで積み上げるわけだ。その天文学的な労力を考えたら古本市など全く割に合わないように思える。
それを敢えて開催するのは先祖代々受け継がれた「古本市でお客さんにこうてもうての古本屋なんや‼️」などというおかしなDNAの為せる技だろう。


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2021-06-11 12:37:00

小学館新書から呉智英の「バカに唾をかけろ」が出た。

週刊ポストに連載していたものをまとめた本だ。

数えで年齢を表すのは、妊娠中も人間なんだからそれを考慮しているという理由ではなく、数えが序数詞で、生まれた時に第一とする数え方であるからだとか「命令」や「命題」や「大国主命」の「命」がLIFEなどという意味ではなく「命る(のる=言う)」であることなど教えられることは多い。

しかし天皇陵の発掘を宮内庁が「陵墓を安寧に保つため」としてためらうのは、学術研究という名の横暴に逆らいたいからだとするのはよくわからない。

かつて明治の頃フェノロサが法隆寺夢殿に出向いて秘仏であった夢殿観音の公開を迫り「公開などしたら火事になってしまう」と恐れる寺僧を振り切って拝み見てしまったことは有名だ。


確かにこのフェノロサの行為は学術研究の名の下なら信仰心や伝統など踏みにじってもいいとするもので失礼であることはいえるだろう。

だが陵墓の非公開は、違うだろう。

そもそも徳川時代には仁徳天皇陵に問題なく入れたし、墳丘にはさくらがたくさん植えてあり、花見を楽しみ茶屋も設けてあったし、堀では釣りが楽しめた。

また河内名所図会には古市では小屋掛して古墳から出土した(盗掘した)土器や埴輪などを名物として販売していたことが挿絵とともに語られている。

ところが明治になって天皇タブーの広まりで陵墓が非公開で立ち入り禁止になったことは誰もよく知るところではないか。

このへんを曖昧に論じるのがよく分からないよなあ。



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