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古本屋日誌
今日は土曜日で出荷はない。ゆっくりしてから、萱島、淀屋橋。パン屋「ファイブ ラン」でアップルパイなどをこうてから、てくてく地下道を歩いて「インデアンカレー」。
御堂筋線で緑地公園、自転車を借って「天牛書店 本店」に出向いた。
一階には少し古めの文学書、だいぶ古い小説、海外文学、料理本、手芸本、詩や短歌の本、名所、観光地を紹介する本、碁や将棋の本、写真集、図鑑、辞書、語学の本、バイクの雑誌、スポーツ雑誌、歴史関係、国文学、和本、宗教関係、民俗学、図録、映画本などバラエティに富んだ品揃えだ。
これに加えて山岳関係の本とか少し古い地誌、冒険譚の類もかなりたくさんある。コンクリート打ちっぱなしみたいな、ちょっと無機質な、雑音のない店内であれやこれや素晴らしい本を前にすると、いつまでも立ち読みしたり、いろんな興味深い本を手に取ったりしたいところだ。
ところが、俺の見るところあまり長時間立ち読みし続ける人はいないな。
漫画の一部には透明な袋をかけてあって、中身をとりあえずチェック出来ないが、大半の本はためつすがめつ読み耽ることができるにもかかわらずだ。
繁盛していて、店内に良い本がたくさんある古本屋は客が店主にあれこれ話しかけて、本の話やよもやま話で盛り上がるパターンがある。
今は潰れてしまたまたが上本町の一色文庫、今も健在の元町のサンコウなんかがその例だ。しかしそれは本の話がしたいのに居場所がないお客さんのために店主が営業トークをしている面もあるわけだ。
天牛書店は営業トークなど必要ないほどの充実した品揃えだし、客の方もある面満たされている人たちなのかもしれない。
今日はやはり出荷をお願いしてから、萱島、北浜、堺筋線で南森町。久しぶりに天牛本店、天神橋店に行ってみた。
やはりこの時期は色々な本集まってきている。
店頭の50円均一には新潮文庫の『光る声』、店に入ったすぐ左の雑誌棚には『ワンダーJapan』のバックナンバー(600円)、300円均一の単行本コーナーには、法政大学の『壁』。その横には後藤明生の単行本。
マンガコーナーには筑摩書房が出した杉浦茂の自伝、文庫本では河出文庫の『黒いユーモア選集』全2巻揃、創元推理文庫の『ロシア・ソビエトSF傑作集』全2巻揃などあまり見たことのない本が並んでいる。
俺が思うには、このご時世、ネットで本を売ったほうが儲かるのは間違いない。
天牛書店も自社のサイトのほか、日本の古本屋サイト、Amazonなどで本を販売している。経営者として利益をチェックしたら、地代も人件費もバカにならない店舗販売がめんどくさくなるのではないだろうか。
しかし店舗で普通の本を安くて販売することによって、それを目にした筋の良いお客さんがいろんな本を売ってくださるというサイクルが出来上がっいるのだろう、とこれまた勝手に想像している。
今日は曇り空で、夕方から雨の予報。出荷してから、萱島、北浜、堺筋線で天下茶屋に出た。
ここには元は、天牛堺書店があったのだが、今は新刊書店の田村書店となっている。
少し覗いてみると、以前は1番奥の壁に単行本、文庫本の古本が並んでいたが今はない。またセルフレジが導入されていてPayPayなんかも使えて便利だ。
高野線で堺東。
駅ビルから南側に広いペデストリアンデッキが市役所のほうに伸びていて、それをてくてく歩いて渡り、電動自転車を借って、阪堺線の御陵前停留所近くにある「ブックオフ 御陵前店」に数年ぶりに行ってみた。
堺市には数年前までやはり、「天牛堺書店」が各地にあった。均一販売を続けていて面白い古本屋だったが、負債16億円を抱えて破産してしまった。
これは仕方ないことだが、その後、本はブックオフで売るしかない状態なのだから、いい本があるかもしれないと思うのだ。
また、御陵というのは大山古墳のことなんだが、実は古墳までは歩くと30分くらいかかるから、ぜんぜん「前」ではない。
この古墳も含めて、あたりは世界遺産なんだそうだが、見に行っても単に小山があるだけで、俺にはみる価値があるとは到底思えない。
さっさと発掘して、文化財として活用すればいいのに、そういう当たり前のことをができないとは愚かなことだ。
さて、この古本屋だが、以前は銀行か信用金庫だったのではないかと思われる、前に駐車スペースが広い正方形の二階建ての店舗だ。
2階が本のエリアで、整然と5列に本棚が並んでいる。本棚と本棚の間の通路がひろいし、本棚もさほど高くないのでゆったりした感じがある。
普通のブックオフでは文庫のレーベルごとにまとめて置いてあるのだが、この店では「教養文庫」として、内容で分類して並んでいる。
「歴史」、「社会」、「サイエンス」、「スポーツ」などだ。
これは俺が思うには岩波文庫コーナー、ちくま文庫コーナーてな感じでまとめられるほど本が集められていないための措置だろう。
本を見てから、再び堺東に戻り、泉北線で和泉中央。数年ぶりに駅前の「ブックオフ 和泉中央店」。
今日は昨日とは打って変わって春らしい陽気。
出荷を済ませてから、お昼過ぎに久しぶりに特急で三条に出て、「ブックオフ 三条駅ビル店」に行ってみた。
さすがに、この時期はいろいろな本が本棚にささっている。大型本コーナーには西田幾多郎全集、雑誌「太陽」が30冊くらい、歌川国芳の珍しい図録などが見られた。文庫では岩波の『南総里見八犬伝』数冊、『太平記』の端本、『シンボル形式の哲学』の端本、ちくま学芸文庫の『ブラッドランド』上、下、ちくま文庫の『東京ミキサー計画』などはあまり目にしない本だ。
駅ビルのすぐ北側にあるうどん屋「えいじ」で肉カレーセット(カレーうどんとご飯、1200円)を食べた。
地下鉄で国際会館、てくてく歩いて「ブックオフ 宝ヶ池店」を覗いてみた。
ちくま文庫の『チェーホフ全集』全12巻のうち10冊が置いてあった。
筑摩書房は一時、個人全集を文庫でいろいろ出していた。
坂口安吾、柳田國男、芥川龍之介、太宰治、シェークスピア、シャーロックホームズ、夢野久作、岡本かな子、泉鏡花、夏目漱石、森鴎外、中島敦、梶井基次郎などなど。
ほとんどは品切れで今新刊書店で手に入るのは夏目漱石、芥川龍之介、太宰治、シェークスピアくらいしかない。
今日は嫁と上六にある、クロワッサン専門店「and」に行ってみた。
テレビで連続で取り上げられていて、クロワッサンにハンバーガーやソーセージなんかを挟んだおかずパンや、生クリームを入れたものなど色々あるようだ。
3時に予約していたのだが、ずいぶん早く2時には到着。「3時に予約してたんですけど、あきませんかな?」とレジの方にお話ししてみると、大丈夫とのことで、席に案内された。
場所は新歌舞伎座のすぐ東側で、長細い店舗の奥は喫茶店になっていて、店頭のパンが食べられる。壁はコンクリートの打ちっぱなし風で、ライブ会場にもできそうだ。
その後近鉄で難波にでて、久しぶりに「ブックオフ 戎橋店」。