Welcome

古本屋日誌

2018-07-11 13:08:00

今日もえらい暑い。それにもかかわらず猫は外出してますが、スズメは斜向かいの御宅の門柱に止まってこちらをうかがってピーチクピーチクうるさいですが雄猫はしばらくそちらをにらむだけでおしまいです。

今では夢のまた夢ですが2005年にタイガースが優勝した際甲子園の内野スタンド、銀傘の下で金本のヒッティングテーマを大勢で合唱していて、すぐ隣に幼稚園の子どももいて「鍛えたその体、あふれる気迫……」と可愛らしくうとてたんですが、突然電池が切れたように目を閉じて手もプランとして動きも止まり死んだようになりましたが数分したら再び動き出して「そーれ向こうへぶち込めラーイトスタンドへ」と歌い出したのですやはり子どもらしいなあと感心しました。突然スィッチが切れたように寝てしまうものですからね。応援のテーマソングは同じようなメロディが繰り返されるので丁度電車の中のようなもので眠りに誘われます。京阪電車の特急でも横に腰掛けている10くらいの小学生ごこっくりこっくりしてしなだれかかってくる、しばらくはそのままにしといてやるのだが、向こうは完全に睡眠モードに入って私を布団と勘違いしてる状態で全身でもたれかかってくるので、「おーい、危ないで、電車からおってまうで」と起こしてちゃんと座らせるのだが、またすぐに全身で寝てしまう。「眠たいねんー」とゆうて泣きそうな顔をしてるのが気の毒だ。

私は大阪市立安立小学校に通っていて中学受験することになり、東京標準というテスト塾にかよてましたが、同じクラスの生意気な女が「あんたが星光うけんねやったら、うちかて四天王寺うけたるわ」などと言って受験しようとする。この女はいちびったやつでどんなテストでも選択肢の問題は鉛筆を転がして決めている、なんせ全ての鉛筆のおいどを削ってあって1から5までの数字がペンで書いてあってでた数字を解答用紙に記入してるんだから頭がいかれている。記述問題はどうしているかというとカンニングしている。ようできる子の隣を確保してガン見して書いている。もちろんおれはムカついたから教師にチクってやり、テストの最中この女がカンニングしてる場を先生におさえられて「お前あかんやろ、なにしとんね‼️」て怒鳴りつけられたら「ええやんーかまわんやんけ‼️」て大声でゆうたからびっくりしたな。この子はちゃんと四天王寺に通りました、私は落ちましたけどね。


2018-07-10 12:22:00

昨日はものすごく暑うて往生しました。仕事で高槻に出向きましたがここは夕立が来てしかし短時間だったのか十分には気温は下がっていません。帰りは例によって阪急南茨木駅からモノレールに乗り換えましたが阪急はまだエスカレーターは復旧せず、また東館は立ち入り禁止の状態でしたが、改札を出たところのコンビニは開いてました。モノレールは問題なく運行していますがエスカレーターに通じる床のタイルに段差ができています。
「ビッグコミックスピリッツ」に「ビリーノイズ」(むつき潤)の連載が載っていて向田邦子の日常を淡々と描いた短編のようなスタイルで普通の家庭に育った主人公が大学をやめて音楽ライブに没頭し、しっかり者の女と同棲してあれこれするという上村一夫の「同棲時代」みたいな話です。ここからビルドゥィンロマンスとか出世物語みたいになるのかはたまたつげ義晴の「無能の人」のような大衆になりきれない拗ね者の話になるのか、夢叶わず落ちこぼれてしまうのか興味深い。
スピリッツには他にも例の「トクサツガガガ」が載っていて単行本もすでに13巻まで出ていて今週号もバンドメンバーのやりたい下品なことは観客の反発を招いて客層を狭めてしまうからやめるべきなのかもしれないが、バンドメンバーとしては自分のやりたいことをやって何が悪いんだという話でした。これは土田世紀が「編集王」でやっていたネタで、まあそりゃどっちも大切でしょうよということにしかなりません。そこをあえて単純化して人気を選ぶのか、個性を選ぶのかとして表現する手法です。使い古されたネタとはいえ小ネタや絵が面白くて読んでしまいます。
iPhoneから送信


iPhoneから送信


2018-07-09 13:09:00

今朝はやたらに暑くさいぜんまでの雨が幻のようですね。猫はストレスがたまっているのか頑張って外出してスズメを見て雄猫が勇んで進んでいきましたがあっという間に逃げられてそれっきりでした。おちょくられた感じですな。

大野正義の「絵本榎並八箇洪水記」を入手しました。徳川時代に北河内で発生した淀川などの決壊の様子を絵本にしたもので、見渡す限り泥の海と化した河内の沃野がうまいタッチで描いてあります。文章も簡潔で要領を得て驚きおののくさまが時代を超えて伝わってきます。この時代は明治時代もそうですが広範囲に浸水してしまったケースは落差のある地点の堤防を崩してそこから溢れた水を川に戻す作業をしていたんですが、これは一種の賭けで、雨が降り止んでしばらく晴天が続くなら問題ないのですが、中休みでまだまだ降るような時には全くの逆効果でさらに増えた水がわざと切った堤防の亀裂から川に流れ込み一気に増水した淀川は別の地点から決壊して今度は下流一体つまり大坂三郷に甚大な被害をもたらすことになります。河内の百姓にとっては早く水が引いて欲しいのでさっさと堤防を切って溢水を川に返して欲しいが、都市住民にとっては天気予報もない時代で雨が収束したか否かなど誰にもわからないわけだから、自分たちの近所で堤防を切って水量を増やすことなどやめて欲しいわけで、両者はしばしば堤防上で乱闘騒ぎを起こし、この本にもその模様が描いてあります。


2018-07-08 12:03:00
昨日は朝は雨もひと段落でした。
以前伊勢神宮に参拝した時にサテンのおばさんがここは天災ものうてええ場所なんよ、戦争の時にB29が焼夷弾を内宮めがけて落とした時もそれて焼けなかったゆうてました。でもまあ伊勢湾台風もありましたからね。私の近所でも「門真くらい住みよいところはないよねー」と自慢する人も多いんですが、途端に変な殺人事件が起こったりしました。
伊勢神宮については井上章一の「伊勢神宮」があります。神明造なる伊勢神宮の様式は日本古来のものではなくインドネシアや中国南部、シベリアなどにもよくある建築様式だし、式年遷宮にしてもそのまま忠実に再現しているわけではなく、時代の流行の影響を受けて仏教伽藍的な要素があれこれ取り入れられている。そもそも式年遷宮からして日本的では全然なく全国で何十年に一回建て替える行事があるのはここぐらいで、他はとうの昔に廃れている、日本的なのはむしろかつての平等院のように色あせたら色あせたまま、塗料がはげ落ちてきたらそのままにするスタイルである。などという非常に刺激的な論考です。
まあ私も日本人の主食はお米だから、支配者も南からきた連中なのかなと思うし、伊勢神宮の建築様式が南方に普通に見られる高床倉庫風なのもそのせいなんだろうなあとは思います。遷宮もインドネシアなんかでは高温多湿だから木造建築は20年もたたんうちにそれこそ朽ち果てるだろうからあたらしく立てるんやろうなと思っています。

2018-07-07 09:43:00

昨日はやはり雨が降り続き、びっくりしました。京阪電車は動いていましたが、JRのいろんな路線や阪急の神戸線は運転見合せとなり、百貨店が早仕舞いしたり、船場のセンタービルでも臨時休業するお店がありました。
柏木ハルコの「健康で文化的な最低限度の生活」などを入手しました。柏木はなかなか絵の上手い漫画家で顔の描きわけだけでも大したもので、この作品も生活保護受給者の悩みや世間の偏見、また役所の生活課の職員が奮闘する様子をしっかり描いたもので素晴らしい。しかし柏木には「花園メリーゴーランド」というなかなか面白い作品があって、東北の寒村を舞台にしてそこに迷い込んだ東京の中学生の物語なんだが、その部落では現在に至るまで夜這いの習慣が残っているし、男も若者宿のようなところに集められて中年のおばさんから夜の作法を教わるし、また女も自由恋愛で処女をなくすのではなく、女あしらいに長けた中年の男といたすことになっていた。こう書くとあまりにも現代とかけ離れたおとぎ話みたいだが、実は部落の住民はごく普通の人たちで、中二の女はブルーハーツが好きだし、コンサートに行きたいと思っているし、同い年くらいの男とデートもしたいし、手もつなぎたいと思っていて、ところが部落に伝えられている慣習も大切にしたいしとそのあわいさで悩む様子がよく伝わってくる。そう考えるとちょっと変な連中で、現代のわれわれの価値観からは想像を絶するようなスタイルで生活を送っている人たち、まあ現代で言えばインドとかの人たちとも実は大して違いはないということになる。


柏木は他にも締め切りが来ても原稿が上がらず編集者に詰められるという私小説めいた短編を描いていて、ストレスの余り編集者に「やらせろ」とセックスするよう要求したが男は拒否する。「お前前に一回やってくれたやろ」とさらに女は腐れ縁を持ち出して関係を迫るのだが男が「先生が高橋留美子のような作品を描いてくださればいたします」と言い放ったので「どんだけのことをゆうんや」と泣き崩れるというもので、面白かった。
iPhoneから送信


iPhoneから送信


1 2 3 4 5 6 7