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古本屋日誌
昨日は中央区のお客様のご依頼で「神武天皇はたしかに存在した」などの単行本をお譲り頂きました。牧村史陽の「大阪ことば辞典」に枚方はもとしらかたで神武天皇ゆかりの地名だという話があり、地域文化誌「まんだ」には神武天皇の兄で討ち死にした五瀬命の墓だという古墳の話が出ていて、その管理をしている老人の話も出ていて不思議なことです。
まあ確かに会社でも創業者は大したものでカリスマ性を備えている場合もあるんですが、2代目、3代目となるとどんどんバカになるのは常で、そう大したこともないものをありがたがるのは不思議なことです。
このところ重たい本の持ちすぎで右足の甲が痛くて弱っています。安静にしていたら痛くないのですが歩いたり、階段では痛みが出ます。近所の整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらうと「骨折とかはない、筋を痛めたのではないか」、痛み止めをもらいました。痛みではないですが内田百間の「王様の背中」は本当に背中が猛烈にかいなってくるとんでもない小説です。岩野泡鳴の「ぼんち」も痛いですね、こちらは頭がわれそうです。
また昨日は暑くなりました、例によって倉庫の整理をしました。開高健の全作品集が出てきてその中の「青い月曜日」はお気に入りの作品で大阪城の横を走る城東線の操車場に開高らが勤労奉仕にいくのだが、当然ながらヤンキーの戦闘機の機銃掃射をうけるのですが、普通は必死に逃げると思うんですが、開高のやる気のなさが文章からひしひしと伝わってきて素晴らしい。
まあ毎日毎日狙われてたら、ええ加減にしとけよ、でもゆうだけ無駄で虚無的になるのも仕方ないですね。開高健は高校は府立の天王寺なので、1977年あたりに先輩の講演会だということで高校まで出向いて自伝
新潮文庫の「アメリカンスクール」に載っている「汽車の中」も思い出しただけで、ゾッとする作品でとにかくものすごく混んでるんです、しかもみんな荷物いっぱい持ってて、身動きもままならない、下りるに下りられないそのバカバカしさがこれでもかととつたわってきます。
昨日は北区のお客様のもとに伺い、芦辺拓の本などをお譲り頂きました。その中に「殺人喜劇のモダンシティ」があって相変わらず面白いなあと読んでいます。ミステリーとしてはそもそも破綻していて、出来はよろしくありません。だいたい殺人の動機があぜんとさせられます。江波の騎馬民族説を実証する証拠が大陸の古墳から見つかりそれを隠蔽するということなんですから、素晴らしい❗️
大藪春彦の「餓狼の弾痕」はトンデモ本としてよく紹介されてます。こっちは殺人の動機は金持ちは許せんなんですけど、これはまあわかるかな。でも殺人鬼が金持ちの家に侵入したら必ずそいつはメイドとか愛人といたしているとか、ややこしい銃のうんちくがえんえんと語られるとかバカバカしい作品でした。
台風も過ぎいい天気です。暴風警報がえらいはようから出てましたが、全然風もなくバカバカしい限り。その程度の予測しかできないのが嘆かわしい。北川央の「豊臣秀頼と大坂の陣」に昭和の再建天守閣の最上階だけが黒塗りで、その参考にしたという例の黒田屏風は上から下まで黒ずくめなのにどうしたことだろうと思っていたが、数年前にヨーロッパの古城から見つかった大坂図屏風は最上階だけが黒塗りだったんですとあります。不思議ですねー。偶然なのか、何らかの情報を入手していたのか。
西宮市の大谷記念美術館が2008年にやった「関西のグラフィックデザイン展」の図録を入手しましたが、非常に洗練されていて、おしゃれで見ていて飽きないポスターや雑誌の表紙がこれでもかと続くんですか、どうなんですかね、これはかなり浮いていたんじゃないかと思いました。だいたい大阪は街中の宣伝文句は「めし❗️」とか「しる❗️」とか「だんご汁❗️」とか天王寺動物園のトラの檻などは「かむ❗️」てな感じで直截というか、身もふたもないというか、そのままが多いわけです。ああいうポスターの類はしっくりこないし、どこかのモノマネ風な感じがします。
大阪では午前10時にはすでに暴風警報がでてます、兵庫はまだですが、この前の台風5号の時は兵庫は朝の早い時間に暴風警報がでていたが、大阪の発令は11時半くらいでした。まあ適当ですね。
前に千林のマンションに買い取りに伺った際にマンションのせんざいに淀君が使ったという手水鉢が展示してあってびっくりしました。直径が優に1メートルくらいはある立派なものでした。淀君については大阪城の山里曲輪にかつてあった上に乗ったら身投げしたくなる自殺石も思い出します。
大塚ひかりの最新刊「女系図でみる驚きの日本史」に秀吉は自分の死後家康と淀君を結婚させることにしていて、家康も承知していたが、淀君がその時大野治長とつるんでいたこともあって拒絶したのでことならずに終わったとあります。そうなのかあーもし二人が結婚していたら、子どももうまれようし、家光みたいに将軍になる可能性もあったのではと夢想してます。