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古本屋日誌
昨日のファイターズ戦は9回に原口がタイムリーを放って勝った。
杉浦はファイターズのクローザーで今シーズンも11セーブを上げている。
150キロくらいのストレートに落差が大きくスピードもあるフォークボールにキレのいいスライダーも持ち合わせている。
ランナーが二塁にいるので外角にフォークやストレートを投げ、カウントは3-1となり次のバッターは2安打している近本でもあり、四球は避けたいところだった。
杉浦の選択肢としては真ん中に大きく落ちるフォークを投げて空振りを取るか、高めのストレートかもしくはスライダーだった。
普通はフォークなんだが、その前の北條に4球フォークを投げて、たしかに1球目のは大きく落ちて空振りを誘ったのだが、そのあと空振り三振を狙ったフォークは全て見切られてボールになってしまった。だからフォークは投げないことにしようと考えたことだろう。
また北條は結局キレキレのスライダーで空振り三振に切り取ったから、そのいいイメージがある。原口にもそれでいこう‼️てな感じだったと俺は思うな。
原口もフォークはないと読んでいて、ストレートかスライダーだろうと2面待ちだったと思われる。
というのも原口のバットはストレートのタイミングで出ていて打球はやや詰まり気味だったからだ。
ただ二塁ランナーがいるので外野はかなりの前進守備で頭上はるかを打球は超えていってしまったわけだ。
相手のクローザーを打ち崩すことはタイガースのみならずどこの球団でも通常はない。
また今回のタイガースの場合、不運が三回も重なって起きた。サンズの大飛球は右中間フェンスの最上段に当たって跳ね返されてしまい本塁打になりそこねた。続く坂本はバントを失敗し、北条は三振で全くランナーを進められない。これまでならここで終わりだよなあ。
われわれも、失敗することがわかっているので、そのあとで「そうなるよなあ。タイガースだからなあ」と怒りが身体に充満して仕事に支障をきたさないよう心の準備に励んでいた。
それが見事に裏切られてびっくりした。
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堺筋本町の天牛堺書店が破産してからかなりになる。
幸い元社員の方が引き継いで今は「槇尾古書店」となっている。
天牛の販売スタイルは、ご承知の通り均一販売で、100円とか500円、1200円とか期間によってまちまちだが4日で商品が入れ替わる。店の方もその販売方式を誇りに思っていた。
「前にな、うっとこみたいに4日で入れ替える方式をやっとる古本屋がないかて全国調べてみたんや、わかるやろ〜、そんな店ひとーつも、あれへなんだわ‼️」と社長も嬉しそうだった。
最盛時は店舗数も20を上回るほどで、難波にも出店していた。しかし結局黒字は天下茶屋店だけ、負債16億円を抱えて万歳したのは記憶に新しい。
さて、新しい「槇尾書店」も均一販売を続けているのはおんなじだが4日で入れ替わるようにはしておらずもう少し期間が長い。
またかつてはたくさん均一に投入していた岩波文庫や講談社学術文庫、ちくま文庫、フランス書院文庫はほぼ、全くと言っていいほど出さない。それらは別に価格を設定して棚ごとにまとめて販売している。
かつてはフランス書院のエロ本と岩波文庫が仲良く同じ平台に鎮座ましまして面白かったが、そういう取り合わせの妙はなくなった。
また趣味本に力を入れてマンガ、鉄道、囲碁将棋、料理、手芸、ホームズ、音楽CDなどはまとめた棚を置いている。
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ようやく大阪の地下街も店を開けらようになった。
それでも「キリンシティ」や「エビスバー」などは20日まで休みで残念だ。
今日は天王寺のお客さんのところに出向いて本を買い取り、そのあとあべちかの「富士屋」でたぬきと山かけご飯を食べた。
ここの自然薯は静岡の専門農園からの直送だそうでうまいことは言うまでもない。
たぬきもとても甘くたいたプリプリの厚揚げが二枚も乗っている。
出汁は最初は昆布の香りが強く、やがて揚げを食べてその甘い汁が混ざっていくのでまた別の味に変わっていくのがよくわかる。
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神戸の知り合いの古本屋と話していると何かのきっかけで震災の話になる。
兵庫区でその当時は布団屋を営んでいたおっちゃんだが
「あー、えらいゆったなあ‼️」 てな感じで周囲を見回したらかなり向こうの方で火の手が上がっている。
(遠いさかいまあいけるやろ)
思ていたら狭い道を隔ててすぐ前の家まで火事が広がってきた。
「新築やし、もえてもうたらえらいこっちゃなあ。まあ仕方ないから逃げよか」とその晩は避難所で過ごした。
翌日心配しながら家のところまで行ってみたら幸い外壁が少し焦げているだけで延焼は免れた。
「せやけど、よう晩に避難所でまで行きはりましたな‼️わしやったら心配で心配で家の周りをうろちょろしてましたやろけどな」
「かける水もあらへんしな、避難所で飯食た方が精神衛生上ええやろ」
なるほどな、そういう潔さが商売成功につながるんだなあ。
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伊達雅彦が書いた「傷だらけの店長」、新潮文庫の1刷、帯付きを入手しました。
伊藤はあるチェーンの新刊書店の店長を長らく勤めていて、その際のあれこれを綴ったものだ。
毎日大量に出版社から送り付けられる段ボールを開封して所定の棚に収める、その前に動きのない商品をピックアップして棚から抜き出して返品作業にかける、次々降ってくる客からの問い合わせに対応する、新刊を持って営業に来る出版社の営業と話をするなどの果てしない業務にかかりきりになる。
なかなか面白いのが万引きを発見した際の処理で、店員に知らせて見張り本屋を出たところで捕まえて謝らせるというもの。
ところが相手が高校生だったりして張り切ってダッシュで逃げてしまうことがある。
伊達はそれでも諦めずに自分も全速力で追いかけるのだ。途中で万引き高校生は盗んだ漫画本を放り出して逃げていくのだがそれでも伊達は諦めず、路上に転がる本には目もくれずひたすら男目掛けて駆けていくんだからびっくりするよなあ。
彼は店長とはいえ、所詮は雇われるでしかないわけで、別に自分の持ち物を盗られるわけではないんだからそこまでして犯人を追いかけるのは冷静な判断とはとてもいえないよなあ。
ひょっと向こうがナイフかなんかで立ち向かってきて、刺されどころでも悪かったら一巻のおわりではないか。でも怒りを抑えきれなくて、そうしてしまう。
また高校生の中には往生際が悪くて伊達の顔を殴りつけたり、叩いたりするのもいて伊達は負けじと捕まえようとするので相手が鼻血を出したりもする。
それを見た店内の客が
「そこまですることはないんじゃないか❓」とか
「鼻血出してるやん、かわいそうに」とか言ってくるので余計に店長はイライラするのだ。
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