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古本屋日誌
このところ秋雨前線のおかげで、雨もよいとなり、朝晩に限らず涼しい。このまま秋本番となっていただきたいものだ。
今日は、友人が苦労して甲子園のチケットを取ってくれたので、楽しみだが、天気予報は雨が続くとなっている。
出荷を済ませて、京橋から大阪、5分遅れている、13時発予定の新快速で三ノ宮。
センター街には、京阪神随一の品揃えを誇る、ブックオフセンター街店があるが、さらにフラワーロード寄りには老舗の「あかつき書房」がある。
この場所は、神戸のダウンタウン、中心部であり、大阪の天神橋筋やうめ地下、心斎橋筋、京都の四条河原町、東京の銀座みたいなところだ。
天神橋にある「天牛書店」は大阪を代表する素晴らしい古本屋だが、この「あかつき書房」と比べると、置いてある本はやわらかめだ。
何せ「あかつき」には徳川時代の和本、名所図会の類、節用集、武鑑、古地図、錦絵、紙ものが目立つ場所にたくさん並んでいる。
しかも特にガラスケースに入れられているわけでもなく、手にとっていくらでも読める。これは「天牛 天神橋店」では俺は見たことがない。
また小説もほとんど見られず、文学関係は評論やエッセイで、それに対して「天牛」には最近の新しめの文学書が西洋文学も含めて目立つところにたくさん並んでいる。
文庫本も「あかつき」は岩波、講談社学術、ちくま、ちくま学芸ぐらいにしぼられていて、(店頭の平台にはそれ以外のものもある)「天牛」の各種文庫取り揃えとは違う。マンガも「天牛」にはあるが、「あかつき」にはない。
つまり「あかつき」はすごくかたい本を並べて商いを続けているわけで、それが連綿と続いているわけだから、神戸のお客さまに愛されて、信用されている証だろう。
神戸にはそういう本を、繁華街で買い求めたいお客さんがそれなりにいるが、大阪には少ないともいえるだろう。でも元々、須磨までは摂津だから大阪なんだけどね。
雨はその後も降り続いて、試合は中止となった。