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古本屋日誌
2026-07-22 14:45:00
今月の河出新書に河田雅圭の『心はどこまで進化したのか』が入っている。
遺伝学の見地から、性格の違いや精神の病を考察したものだ。
生物は細胞分裂を繰り返す中で、突然変異つまり、エラーが発生して親とは異なる遺伝子配列になる。
著者によれば、突然変異は基本的に生存に不利もしくは中立であるといい、それらの形質は世代を経るにつれて、消し去られる。
その消え去る前の何世代か、不利な表現形が現れてしまう場合があるのだ。
例えばADHD、スペクトラム、うつ病、双極性などで、突然変異によって、遺伝子プール的には多様性が確保されるが、多様だからといって、生存に有利であったりするわけではない。
ここからは俺の感想だが、なにか遺伝的に多様な集団の方が有事の際に生き残る確率が増すような議論がこれまであったが、そうではないケースがたくさんあるわけで、びっくりした。
政治体制でも、確かに民主主義は多様な意見を取り入れやすい感じもするが、うるさいバカまでも相手にしなければならず、かえって混乱を生むケースも多々見られた。