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古本屋日誌
2026-06-23 00:01:00
数年前に亡くなった坪内祐三の、『週刊文春』の連載をまとめた『文庫千趣』全6巻が本の雑誌社から刊行された。
300部限定で、先月の『本の雑誌 6月号』で広告が出て、今月号にも同じく掲載されている。注文は郵便振替か現銀書留で10,000円となっている。
坪内のこの連載はすでに全部単行本になっていて、文藝春秋などから出ている。だからもういいかなというところもあるが、今回は箱入り、索引付きの文庫本で、坪内祐三ひいきの俺としてはやはり欲しい本だ。
しかし今時、郵便振替とか現銀書留(封筒代が21円、2カ所に印鑑か署名)とかよくわからん方法はやめてもらいたい。
坪内祐三は、この連載で昭和天皇の側近の日記を取り上げて、東北で娘の身売りが出た世界恐慌時の天皇の発言を批判していた。「そうとはいえ、農村にはそれなりに楽しみがある」旨の発言をしたというのだ。
昭和天皇は、今から振り返るとバカだったという思いが強い。
この発言もそうだが、戦後の記者会見で戦争責任について問われて「そんな文学的なことはわからない」と言ったり、広島、長崎の原爆投下を質問されて「戦争中だから仕方がない」と言ったのには呆れるしかない。
上に立つものとしての自覚がまるでない。
大衆の思いに寄り添う気持ちすら感じられないわけで、為政者失格だ。
こういう無能な指導者しか持たなかった大日本帝国は不幸だったな。