Welcome
古本屋日誌
今日は月曜で出荷だ。前の晩から注文品は取り出して机に積み上げ、ゆうメールで送るものは、梱包の上宛名書きも済ませてある。
朝9時半ごろ起きて寝てる間に来た注文品を探し出して、クリックポストの発送のこしらえをする。昼前に完成してすぐに郵便局に出向いてお願いした。
くつろいでから2時過ぎに萱島から準急で枚方市、特急のプレミアムカーで三条。久しぶりにブックオフ 三条駅ビル店に行ってみた。
相変わらず文庫はとりわけ同じことタイトルの本がたくさん並んでいて驚かされる。
特に中公文庫の大岡昇平の『レイテ戦記』全4巻の最新版は15冊くらいずらりと目のつく棚に並んでいる。
この本はなかなか面白いもので、彼が従軍したフィリピン戦線の模様を詳細に伝えている。
海軍が行った、小沢のおとり艦隊が決して無駄ではなく、敵機動部隊を北上させて、その間に陸軍が大量の物資や兵員を陸上げされることに成功して、いたずらに戦闘を長引かせたことがよくわかった。
しかしなかなか売れないわけだよね。
岩波文庫の『千夜一夜物語」、『モンテ・クリスト伯』新島襄の本、そして『ブッダのことば』なんかもたくさんある。
俺の憶測だか、こういう本は大学の一回生に読ませるような種類のものだがら、彼らが単位を取得していらなくなった本を売りにきているのではないか、そういうインテリとも言えない中途半端な客しか、今のところ掴めていないのではないか。
かなり日差しの強い中、てくてく歩いて、近所の、知り合いの同業者と待ち合わせて話す。
「俺の店は専門以外に、客が買い取ってくれ、と持ってくる本はもうめんどくさいから適当に値段つけて並べとくな。店によってはいちいち通販の値段を勉強してるとこもあるけど、時間の無駄だからな。合理的に考えやんとな」という。
「店の棚の本なんか、どんどん回転していってもらわんと、シャバ代払ろてるのに、損いくばっかりやんか。客買いが増える時期なんか、いちいちAmazonの値段勉強しとったら、店の中が本だらけになってもうて、店に来るお客さんも敬遠するし、だいたい通路が塞がってあむないやんか。俺もどこに何があるかわからんようになって、やる気も失せるしな」