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古本屋日誌
土曜日は出荷しないのは従前。のんびりして昼から、新快速で三ノ宮。
電車で本を読んでる人は少ないね。ほぼ全員スマホだし、あとは寝てる。
それにもかかわらず、元町商店街周辺には多くの古本屋が集まっているのは実に不思議だな。
またレトロな映画をやっている小規模な映画館、地方の小出版社の出した本や同人雑誌を扱う本屋まである。
本を片手に珈琲を楽しめるいい雰囲気の喫茶店もたくさんある。
東京ならそれはわかる。大学が多いし、出版社、マスコミが集中していて、本を商売で使う人が大勢いるからだ。
しかし神戸は大学もさほどでないし、出版社、その他もほとんどない。
だから、例えば老後の楽しみ、趣味として映画三昧、読書人生活を楽しみたい人がそれなりに存在するということなのかもしれない。
神戸古書倶楽部という、いくつかの古本屋が共同で運用している店があって、30坪くらいのわりと広い敷地にいろんな本を置いているが、あまり魅力的なラインナップとは言い難い。
むしろ、売れない本を倉庫に積み上げているような印象なのだ。
それが可能なのは賃料が安いからだろうし、地主の意向を勝手に推理しているのだが、「まあ、古本屋なら安しといたろか」という紙文化を許容する度量があるということなのかもしれない。
さらに神戸市立まちづくり会館というのがあって、その4階に無料で使える読書スペースがあって、郷土史の本や建築関係、大型本なんかがたくさんあるし、会合にも利用できる。
安い値段でコーヒーやジュースを飲むこともできる。
俺も時々利用しているが、利用客がいっぱいというわけではなく、空いている。
つまりあまり需要もないのだが、コーヒー片手に読書とか、勉強会で見聞を広めるというあり方を許容する雰囲気が街にあるということだろう。