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古本屋日誌
大阪でもっとも素晴らしい古本屋は天牛書店だ。
俺は本店には、毎週通っている。
コンクリート打ちっぱなしの5階建ての自社ビルの1、2階に10万冊の本が並んでいる。普通の規模の古本屋はせいぜい1万冊程度の品揃えだからその10倍。
本の整理整頓も行き届いていて、整然と本棚が並んでおり、床に不規則に本が積み上げられて、通路がおぼつかないなどということはない。
歴史書などは時代別に配置されていて探しやすいし、2階の文庫本も岩波文庫、ちくま文庫、講談社学術文庫、講談社文芸文庫、河出文庫、中公文庫などとレーベル毎にまとめられているし、小説は作者の五十音別に整然と並んでいる。
本棚の高さも、一番上でも少し手を伸ばせば容易に取れる高さで(右手の壁の本棚は少し高い)よく考えられている。
北大阪急行の緑地公園駅を降りて、改札を左手(東側)に向かうと阪急オアシスがある。ここのエスカレーターで1階へ上がると新御堂筋だ。
本店はそこから下り坂を歩いて7.8分なのだが、帰りが荷物が増えて面倒なので、通常「hellou CYCLING」の電動自転車を予めアプリから予約して使っている。
これなら新御堂のすぐ東にあるだらだら坂を快適に疾走できる。5センチくらい積もればいいゲレンデになる坂なのだ。
その道の新御堂側は、マンション、とりわけオレンジ色のライオンズマンションがいくつも建っている。
今はさすがに無くなったが、以前はマンション付属のモータープールに車の所有者のナンバーが剥き出しで書かれたプレートがいくつも並んでいた。勝手に止める輩がいてその対策なんだろうけどね。
それにしても、この立地はよく考えられている。
吹田市と豊中市の境目、正確には吹田市であり、周りはマンションと一戸建ての住宅街だ。
吹田市は大阪の中でも、中之島や高槻なんかと並んで、高額所得者の多い街であるし、一戸建てもそれぞれ30坪以上はあるそれなりのものだし、大学も阪大や関大が近い。
京都でいえば一乗寺だろう。そこには古本屋が5店くらいあり、大きな新刊書店(恵文社)もある。ただ各古本屋の規模は大したことはないし、ジャンルも文学書に偏っている印象を受ける。